(archive) 番外編 ヨーロッパ旅支度のヒント
旅慣れたわたくしに荷物や旅支度のよい知恵をさずけてほしいというリクエストを読者の方から承りましたので、みなさまに旅行する際の、わたしの日ごろのヒントをお授けいたしましょう。 携帯品リスト!!!
長期の旅行の場合と短期の旅行の場合では当然お荷物に入れるものは変わってきますし、滞在リゾート型のホリディと観光重視のホリディではこれまた持っていくものが違ってまいりますでしょう。
とかく女性の、それも妙齢の?女性は男性諸氏に比べ荷物が多うございます。
なんでや?
これ男性諸氏の永遠のナゾでしょうね。「そのでっかいかばんの中身は何?」
わが父が生きていたころ。旅行は好きだが重たい荷物を持つのは大嫌いだった彼は2泊3日くらいの国内旅行なら、そこのスーパーに買物に行くくらいの携帯物しか持っていかなかったものです。母にそれこそ、不要なカード一枚、ハンカチ一枚をも家に残させて替えの下着や靴下も旅館で洗濯しろ、と一枚っきり。母は「なんで旅館やホテルに来てまで毎日洗濯せなあかんねん」とぶつぶつ言っておりましたが。あ、とんだところで我が家の恥を公開してしまいました。
その娘ですから、荷物は少なく、という気持ちでいつも旅行しております。
女性の荷物で何が多いのか?かさばってくるのか?
これはまず「化粧道具」と思います。なにも化けなくてもいいんだけど、ついついね。大ビンのしかもガラスの化粧水ボトル、化粧落としボトルなど持っていかなくても、短期間なら「カンタン化粧落としナプキン」などもコンパクトにございますでしょう。シャンプーなどもわたしたち年相応のおなごたちが泊るにふさわしい「ホテル」には備え付けがございます。ただヘアコンディショナーだけはミニボトルに入れて持っていきますけど。わたし。
旅行終了後、「今回せっかく持っていったのに一度も出さなかった、使わなかった」ものは次回はかばんに入れないようにしましょう。
あとお召し物ですね。これはあとから述べましょう。
例1)長期旅行(一週間以上、日本一時帰国などの場合)
ヴァージョン1)機内バッグの中身
化粧品 コンタクト洗浄液などを含む
パスポート、財布、クレジットカードなどの貴重品
小さい水ボトル(筆者注>>最近は100ml 以上の液体は機内に持ち込めません)
読書用軽いペーパーバックか文庫本 1冊だけ!(たくさん入れても結局読まない)
=このごろは機内のエンターテイメントが充実しているので、映画とかビデオにふけってるだけでもけっこう時間はつぶせます。
ちなみにわたしは イギリス→日本 はひたすら眠り、映画何やってるかチェックするくらいで、日本に着いたらばぁっちり目を覚まし遊びまくります。一方、帰りの日本→イギリス はひたすら起きて(まあちょっとは寝るけど)映画を3-4本。字幕付きだからうれしい場合もあるし、同じ映画を英語ヴァージョンでみてまた、日本語ヴァージョンでみる、なんてことをやっていますのさ。日系航空会社のバアイ。そうでなくても日本線は日本語翻訳、吹き替え、があることが多い。そうこうしている間に到着してしまいます。自宅に辿りついたらぐっすり寝て、翌日の朝からのお仕事に備えますのさ。まあ、こっちで働いてるよってに。このサイクルが必要じゃ、ということに最近気づく。
ヴァージョン2)飛行機預け荷物の中身
日本へお里帰りなら、衣服など日用品は日本で置いてあるのもあるし、買うこともできるのですが、おみやげがふくれる。こちらから日本へのみやげ。それがからっぽになったと今度は帰るときに日本食・食料品を詰め込み、で、結局山のようにまたふくれまする。
でも、基本、自分のふたつの腕で持てないような分量は極力避ける。
一度、スーツケースに入りきらず、大スーツケース一個、ダンボール一箱、機内バッグ一ケの3つの固まりを飛行機に積込みロンドンに着いてヒースロー・エキスプレスでパディントン駅に着くまではなんとか、カートの力を借り、OK。が、駅のタクシ乗場に行くまでの5分ほどの道のりが地獄であった。パディントン駅にはコインを入れて分断するカートしかおいてないのだ。別にコインをけちってるわけじゃないけど、その5分のためにコインだして、入れて、つながってる鎖を分断して、荷物載せて持っていって、またタクシ乗場の近くのカート置き場に戻して、鎖をつないで、コインを戻して荷物を降ろす、という一連の作業がじゃまくさかっただけ。二個以上は二つの手では持てまへん。
例2)短期旅行(ヨーロッパ編)
ロンドンからならヨーロッパのたいていのところへ3時間以内で行けちゃいますから。飛行機に預けず、手荷物として軽々持って入ることが多いです。到着してターンテーブルに出てくる荷物をえんえん待つことなく、さっさと次の行動に移れる。
みやげに現地のスーパーとか百貨店で購入した瓶・缶ものの重いものを詰め込むわたしはステュワデス仕様のひっぱっていく方式で機内持込可のサイズのものを愛用。3-4泊くらいまでならこれでOK。
機内食が出ない、もしくは買わないといけないノンフリルの航空会社やチャーター便を使う場合は忘れず、弁当ボックスか、飲み物を。機内でも買えるが、ろくなものがないのに高いし、買おうと思ったときはサンドイッチも売り切れでクリスプス(ポテトチップス)しかない、ということにもなりかねない。ぬるいビールは意味がないので、買うしかないだろうが、持ち込んだ赤ワインを朝から出して隣に座っていたおばちゃんにあきれられたこともありますが。
もしくは市内にいる間に食べておく。おいしいものもイギリスに帰ってきたらなくなる。あるいは早めに空港へ着いて空港内のレストランで食べるという手もあるが、大体の空港ではセルフサービスや、たいしたレストランはない。イギリスで食べるより、少しだけまし、程度かな。ニースの空港には最近おしゃれで素敵なレストランがひとつセルフの隣に出来ていましたけどね。ただし、わたしたちが行ったときはサービスが遅くて、デザートまで食べているヒマがなく、空港レストランにあるまじき、遅さ。残念でしたが。
ヴァージョン3)
<リゾート滞在型>
夏は水着じゃあ。水着セット。ジャグジーとか、サウナがあるかもしれんし。わたしなどの泊まるホテルには(?)備え付け、もしくは貸し付けのビーチ用、プールサイド用タオルもありましょうが、ひとつサロングのようなものを持っていくとデッキチェアに敷いてクッションになります。わたしは遠い昔バリ島のクラブ・メッドで買ったインドネシア製のバティック風(というと濃い色彩を想像するでしょうけど、とってもパステルカラーでわたし好みです)コットンの敷物を愛用しております。
<観光型>
よく歩ける靴。夏は帽子、サングラスが必需品。
ヴァージョン4)
<グルメ型(リゾートプラスグルメ、グルメかつ観光と常にグルメはマスト=必携)>
フードバッグ。
旅行にフードバックをもってくるひとは珍しい、といわれたこともありますが、スペインやイタリアのおいしいお肉、野菜。これは必要ですね。冷凍のを買えば2時間後には自然解凍され、ロンドンに戻ってきたら、夕食に ready to cook.
<あって便利なもの>
友人と旅行するとき、二人や仲間の共通の財布をつくる。夕食代やバス代など共通の経費はそこから出すとあとで精算するのにカンタンで、わかりやすい。またひとつの旅行中に通貨が変わる場合はその数のお財布なり、現金仕分け袋を用意すると便利かも。
旅行用ティシュー。お食事中の方、ごめんなさい。万年花粉症と鼻水ずるずるやってるわたしはこれが必要。詰め替え用、などの紙箱じゃなくビニールとかに入ってる軽装のものがちょうどいいです。出先でのトイレに備え付けの紙がない場合も助かります。へんな話でしつれい!
お召し物は TPO を考え揃えたいものですが、かさばらないためには、コーディネイトを考える。同じ色のシャツに、上着もよく似た色にするとか。トップが同じで、スカートとパンタロンで雰囲気を変えるとか。いろいろあります。
おしゃれなオケージョンにはパンプスなどのおしゃれ靴がひとつ必要かな。普段用はスニーカーとジーンズで通す。ビーチ用兼お部屋履きにもなるサンダル、ミュールも便利。
あ、あれもこれも。やっぱりこれも持っていくかな、なんて言ってると増えるのよ。
まあね、増えても運んでくれる貴女専属ポーターさまがいらっしゃる場合はこの限りではござりませんが。Good Luck and Bon Voyage!
2004年6月26日
© Mizuho Kubo , All rights reserved….. June 2004
長期の旅行の場合と短期の旅行の場合では当然お荷物に入れるものは変わってきますし、滞在リゾート型のホリディと観光重視のホリディではこれまた持っていくものが違ってまいりますでしょう。
とかく女性の、それも妙齢の?女性は男性諸氏に比べ荷物が多うございます。
なんでや?
これ男性諸氏の永遠のナゾでしょうね。「そのでっかいかばんの中身は何?」
わが父が生きていたころ。旅行は好きだが重たい荷物を持つのは大嫌いだった彼は2泊3日くらいの国内旅行なら、そこのスーパーに買物に行くくらいの携帯物しか持っていかなかったものです。母にそれこそ、不要なカード一枚、ハンカチ一枚をも家に残させて替えの下着や靴下も旅館で洗濯しろ、と一枚っきり。母は「なんで旅館やホテルに来てまで毎日洗濯せなあかんねん」とぶつぶつ言っておりましたが。あ、とんだところで我が家の恥を公開してしまいました。
その娘ですから、荷物は少なく、という気持ちでいつも旅行しております。
女性の荷物で何が多いのか?かさばってくるのか?
これはまず「化粧道具」と思います。なにも化けなくてもいいんだけど、ついついね。大ビンのしかもガラスの化粧水ボトル、化粧落としボトルなど持っていかなくても、短期間なら「カンタン化粧落としナプキン」などもコンパクトにございますでしょう。シャンプーなどもわたしたち年相応のおなごたちが泊るにふさわしい「ホテル」には備え付けがございます。ただヘアコンディショナーだけはミニボトルに入れて持っていきますけど。わたし。
旅行終了後、「今回せっかく持っていったのに一度も出さなかった、使わなかった」ものは次回はかばんに入れないようにしましょう。
あとお召し物ですね。これはあとから述べましょう。
例1)長期旅行(一週間以上、日本一時帰国などの場合)
ヴァージョン1)機内バッグの中身
化粧品 コンタクト洗浄液などを含む
パスポート、財布、クレジットカードなどの貴重品
小さい水ボトル(筆者注>>最近は100ml 以上の液体は機内に持ち込めません)
読書用軽いペーパーバックか文庫本 1冊だけ!(たくさん入れても結局読まない)
=このごろは機内のエンターテイメントが充実しているので、映画とかビデオにふけってるだけでもけっこう時間はつぶせます。
ちなみにわたしは イギリス→日本 はひたすら眠り、映画何やってるかチェックするくらいで、日本に着いたらばぁっちり目を覚まし遊びまくります。一方、帰りの日本→イギリス はひたすら起きて(まあちょっとは寝るけど)映画を3-4本。字幕付きだからうれしい場合もあるし、同じ映画を英語ヴァージョンでみてまた、日本語ヴァージョンでみる、なんてことをやっていますのさ。日系航空会社のバアイ。そうでなくても日本線は日本語翻訳、吹き替え、があることが多い。そうこうしている間に到着してしまいます。自宅に辿りついたらぐっすり寝て、翌日の朝からのお仕事に備えますのさ。まあ、こっちで働いてるよってに。このサイクルが必要じゃ、ということに最近気づく。
ヴァージョン2)飛行機預け荷物の中身
日本へお里帰りなら、衣服など日用品は日本で置いてあるのもあるし、買うこともできるのですが、おみやげがふくれる。こちらから日本へのみやげ。それがからっぽになったと今度は帰るときに日本食・食料品を詰め込み、で、結局山のようにまたふくれまする。
でも、基本、自分のふたつの腕で持てないような分量は極力避ける。
一度、スーツケースに入りきらず、大スーツケース一個、ダンボール一箱、機内バッグ一ケの3つの固まりを飛行機に積込みロンドンに着いてヒースロー・エキスプレスでパディントン駅に着くまではなんとか、カートの力を借り、OK。が、駅のタクシ乗場に行くまでの5分ほどの道のりが地獄であった。パディントン駅にはコインを入れて分断するカートしかおいてないのだ。別にコインをけちってるわけじゃないけど、その5分のためにコインだして、入れて、つながってる鎖を分断して、荷物載せて持っていって、またタクシ乗場の近くのカート置き場に戻して、鎖をつないで、コインを戻して荷物を降ろす、という一連の作業がじゃまくさかっただけ。二個以上は二つの手では持てまへん。
例2)短期旅行(ヨーロッパ編)
ロンドンからならヨーロッパのたいていのところへ3時間以内で行けちゃいますから。飛行機に預けず、手荷物として軽々持って入ることが多いです。到着してターンテーブルに出てくる荷物をえんえん待つことなく、さっさと次の行動に移れる。
みやげに現地のスーパーとか百貨店で購入した瓶・缶ものの重いものを詰め込むわたしはステュワデス仕様のひっぱっていく方式で機内持込可のサイズのものを愛用。3-4泊くらいまでならこれでOK。
機内食が出ない、もしくは買わないといけないノンフリルの航空会社やチャーター便を使う場合は忘れず、弁当ボックスか、飲み物を。機内でも買えるが、ろくなものがないのに高いし、買おうと思ったときはサンドイッチも売り切れでクリスプス(ポテトチップス)しかない、ということにもなりかねない。ぬるいビールは意味がないので、買うしかないだろうが、持ち込んだ赤ワインを朝から出して隣に座っていたおばちゃんにあきれられたこともありますが。
もしくは市内にいる間に食べておく。おいしいものもイギリスに帰ってきたらなくなる。あるいは早めに空港へ着いて空港内のレストランで食べるという手もあるが、大体の空港ではセルフサービスや、たいしたレストランはない。イギリスで食べるより、少しだけまし、程度かな。ニースの空港には最近おしゃれで素敵なレストランがひとつセルフの隣に出来ていましたけどね。ただし、わたしたちが行ったときはサービスが遅くて、デザートまで食べているヒマがなく、空港レストランにあるまじき、遅さ。残念でしたが。
ヴァージョン3)
<リゾート滞在型>
夏は水着じゃあ。水着セット。ジャグジーとか、サウナがあるかもしれんし。わたしなどの泊まるホテルには(?)備え付け、もしくは貸し付けのビーチ用、プールサイド用タオルもありましょうが、ひとつサロングのようなものを持っていくとデッキチェアに敷いてクッションになります。わたしは遠い昔バリ島のクラブ・メッドで買ったインドネシア製のバティック風(というと濃い色彩を想像するでしょうけど、とってもパステルカラーでわたし好みです)コットンの敷物を愛用しております。
<観光型>
よく歩ける靴。夏は帽子、サングラスが必需品。
ヴァージョン4)
<グルメ型(リゾートプラスグルメ、グルメかつ観光と常にグルメはマスト=必携)>
フードバッグ。
旅行にフードバックをもってくるひとは珍しい、といわれたこともありますが、スペインやイタリアのおいしいお肉、野菜。これは必要ですね。冷凍のを買えば2時間後には自然解凍され、ロンドンに戻ってきたら、夕食に ready to cook.
<あって便利なもの>
友人と旅行するとき、二人や仲間の共通の財布をつくる。夕食代やバス代など共通の経費はそこから出すとあとで精算するのにカンタンで、わかりやすい。またひとつの旅行中に通貨が変わる場合はその数のお財布なり、現金仕分け袋を用意すると便利かも。
旅行用ティシュー。お食事中の方、ごめんなさい。万年花粉症と鼻水ずるずるやってるわたしはこれが必要。詰め替え用、などの紙箱じゃなくビニールとかに入ってる軽装のものがちょうどいいです。出先でのトイレに備え付けの紙がない場合も助かります。へんな話でしつれい!
お召し物は TPO を考え揃えたいものですが、かさばらないためには、コーディネイトを考える。同じ色のシャツに、上着もよく似た色にするとか。トップが同じで、スカートとパンタロンで雰囲気を変えるとか。いろいろあります。
おしゃれなオケージョンにはパンプスなどのおしゃれ靴がひとつ必要かな。普段用はスニーカーとジーンズで通す。ビーチ用兼お部屋履きにもなるサンダル、ミュールも便利。
あ、あれもこれも。やっぱりこれも持っていくかな、なんて言ってると増えるのよ。
まあね、増えても運んでくれる貴女専属ポーターさまがいらっしゃる場合はこの限りではござりませんが。Good Luck and Bon Voyage!
2004年6月26日
© Mizuho Kubo , All rights reserved….. June 2004
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