60 クリスマス・パーティ騒ぎ
マーケットや花屋さんの軒先でクリスマスツリーが(もちろん、なま、ですよ)売られだすとクリスマスが近づいたなあと実感します。オックスフォード通り、リージェント通りのイルミネーションが去年とそう変わらなくてもクリスマスだな、と雰囲気は味わえます。家々のイルミネーション、アメリカほど派手でなくても、今年はエコで、無駄なエネルギーを使わないのがスマートになってきました。今まではきれいだなあ、と感心するだけでしたが、今年は無駄遣いをしてるな、とちょっと違った見方ができるかも。
得意先のクリスマス・パーティに会社の同僚たちと行くことになりました。で、テーマが決まっていて、RAT PACK というのです。ねずみのパックってなんじゃいな、と思っておりましたらフランク・シナトラの映画にあったそうで、それをフューチャーして1950年代 60年代の服装とかにしないといけないらしい。。。服装コード・女子は「パーティ・ドレス」。パーティ・ドレスぅ???前のカスタマーサービス係時代にお客様の前にいつ出ても恥ずかしくないように、とスーツの類はたくさん持っておるが。。。それじゃ、あまりにかしこまりすぎ?花がなさすぎ?
今までの会社のパーティだと「体操服」でよかったもんね(詳しい説明は省略)。パーティ。。。だから。同僚に聞くとひらひら、とかきんきらきらの「ドレス」で行くらしい。そういう類は持っておらんから、買わなきゃ。さて、ブティックやらお店に行くと、季節柄、売ってる。売ってる。今まで気にしなかったけど、きらきらちゃらちゃらドレスはいっぱいあるある。でもきらきらちゃらちゃらドレスなんて趣味じゃないし、パーティのためだけに買うにはもったいなさすぎ。これまた苦難の選択、ですなあ。しかし、こちらのドレスって(わたしのようなつつましいサイズの持ち主には)胸があきすぎ。そでなしや肩のないドレスはひっかからないし(どこに?)、寒いし。ベルベットのひらひらスカートとシルクのブラウスに決定!まではよかったが、それだけじゃ、寒い。で上着がいる、結局ドレス代くらいかかるかなあ。
「ドレス」だけじゃないのよ、くつ、でしょ。バッグでしょ。ジュエリーでしょ。コートもそれにあわせて素敵なのがあったらいいんだろうが。。。ああ、気が遠くなりそうである。しかもあと1週間遅ければセールの大波、っていう時期なのに。男のひとはいいよなあ、蝶ネクタイさえつけておけば?何着ててもわかんない?し?(失礼)あの、セレブたちが平日の夜中にクラブに繰り出す、ああいう派手ドレスよねえ、望まれているのは、きっと。でもおんなとしてはやはり、着飾ってそういうとこにいくっつうのが楽しみでもありますのでしょうなあ。とひとごとのように。わたしはおんなではないのでしょうか。テーマ別貸衣装店ってのもあるらしいが、まあ、いいのひとつあればオペラ観劇にも着ていけるかな。しかしパーティが2日続くのです。2日目も同じ服装でいいや、と思ってたら、同僚いわく、はじめのはパーティ色が濃く、きらきら派手派手だけど、2日めのはどっちかと言うとただ食べて飲むだけ、だから服装も変えるんだって(どひゃ~)。食べて飲むだけ、ったって、ホテル(田舎の)で着席スタイル3コース・ディナーなんですけどね。
ラットパックに戻って、50年代といえば母のむすめ時代。電話してドレスの話をしていたら「あるで、わたしが若いころ着てたベルベットの素敵なやつ、送ったろか」やて。いやあ、わたしには母の細身のドレス はサイズがあわないと思うから断りました。でもおかあさん、そういうドレスってヴィンテージドレスいうんやから高く売れるかもよ、処理せずにおいときや、と言ったら笑ってました。きっとこの娘はアンティークやらヴィンテージやら中古品が高く売れると思っておるとあきれておるやろな。
さて、当日は会場に到着すると、バーでお飲み物。立って飲みながらえんえんくっちゃべっております。いつになったら着席してお食事?おなかすいたなあ、なんて思っております。この時間を利用し、ちらちらほかの女性陣の服装もチェック。さすがに黒が多い。いや、ほとんど黒。ハンで押したように黒。きらきらのひともいるけど、フツーのひともいる。みなさん、そでなし、肩だし、胸だし、だわね。テーブルにセットしてあるクリスマス・クラッカーをパンパンとひっぱって中から紙の王冠を取り出し、かぶってみんな「キング・アンド・クィーン」。何がはじまるのかと思ったらやおら「うたいて」の方がお出ましになり、ブルースちっくなナンバー(おそらくフランクシナトラのもあったのだろう、不確か)をいくつかお歌いになり(だれも聞いてないよ)食事がサーブされました。3コース・ディナーのあとはディスコ・タイム。新旧の歌、曲、クリスマスソングなど、取り混ぜて、踊るんだなあ、みなさん。 さて、帰宅は午前様です。4時間の睡眠後、翌日というか当日。いつもと同じ時間に出社。アフターファイブはまた別のパーティ。老体には2夜連続の午前様はつらいものが。しかし、セレブたちはこれ、毎日やってんだろうね。しばしのセレブ気分。パーティ・ガールのクリスマスよ。
2007年12月24日
© Mizuho Kubo , All rights reserved….. December, 2007
得意先のクリスマス・パーティに会社の同僚たちと行くことになりました。で、テーマが決まっていて、RAT PACK というのです。ねずみのパックってなんじゃいな、と思っておりましたらフランク・シナトラの映画にあったそうで、それをフューチャーして1950年代 60年代の服装とかにしないといけないらしい。。。服装コード・女子は「パーティ・ドレス」。パーティ・ドレスぅ???前のカスタマーサービス係時代にお客様の前にいつ出ても恥ずかしくないように、とスーツの類はたくさん持っておるが。。。それじゃ、あまりにかしこまりすぎ?花がなさすぎ?
今までの会社のパーティだと「体操服」でよかったもんね(詳しい説明は省略)。パーティ。。。だから。同僚に聞くとひらひら、とかきんきらきらの「ドレス」で行くらしい。そういう類は持っておらんから、買わなきゃ。さて、ブティックやらお店に行くと、季節柄、売ってる。売ってる。今まで気にしなかったけど、きらきらちゃらちゃらドレスはいっぱいあるある。でもきらきらちゃらちゃらドレスなんて趣味じゃないし、パーティのためだけに買うにはもったいなさすぎ。これまた苦難の選択、ですなあ。しかし、こちらのドレスって(わたしのようなつつましいサイズの持ち主には)胸があきすぎ。そでなしや肩のないドレスはひっかからないし(どこに?)、寒いし。ベルベットのひらひらスカートとシルクのブラウスに決定!まではよかったが、それだけじゃ、寒い。で上着がいる、結局ドレス代くらいかかるかなあ。
「ドレス」だけじゃないのよ、くつ、でしょ。バッグでしょ。ジュエリーでしょ。コートもそれにあわせて素敵なのがあったらいいんだろうが。。。ああ、気が遠くなりそうである。しかもあと1週間遅ければセールの大波、っていう時期なのに。男のひとはいいよなあ、蝶ネクタイさえつけておけば?何着ててもわかんない?し?(失礼)あの、セレブたちが平日の夜中にクラブに繰り出す、ああいう派手ドレスよねえ、望まれているのは、きっと。でもおんなとしてはやはり、着飾ってそういうとこにいくっつうのが楽しみでもありますのでしょうなあ。とひとごとのように。わたしはおんなではないのでしょうか。テーマ別貸衣装店ってのもあるらしいが、まあ、いいのひとつあればオペラ観劇にも着ていけるかな。しかしパーティが2日続くのです。2日目も同じ服装でいいや、と思ってたら、同僚いわく、はじめのはパーティ色が濃く、きらきら派手派手だけど、2日めのはどっちかと言うとただ食べて飲むだけ、だから服装も変えるんだって(どひゃ~)。食べて飲むだけ、ったって、ホテル(田舎の)で着席スタイル3コース・ディナーなんですけどね。
ラットパックに戻って、50年代といえば母のむすめ時代。電話してドレスの話をしていたら「あるで、わたしが若いころ着てたベルベットの素敵なやつ、送ったろか」やて。いやあ、わたしには母の細身のドレス はサイズがあわないと思うから断りました。でもおかあさん、そういうドレスってヴィンテージドレスいうんやから高く売れるかもよ、処理せずにおいときや、と言ったら笑ってました。きっとこの娘はアンティークやらヴィンテージやら中古品が高く売れると思っておるとあきれておるやろな。
さて、当日は会場に到着すると、バーでお飲み物。立って飲みながらえんえんくっちゃべっております。いつになったら着席してお食事?おなかすいたなあ、なんて思っております。この時間を利用し、ちらちらほかの女性陣の服装もチェック。さすがに黒が多い。いや、ほとんど黒。ハンで押したように黒。きらきらのひともいるけど、フツーのひともいる。みなさん、そでなし、肩だし、胸だし、だわね。テーブルにセットしてあるクリスマス・クラッカーをパンパンとひっぱって中から紙の王冠を取り出し、かぶってみんな「キング・アンド・クィーン」。何がはじまるのかと思ったらやおら「うたいて」の方がお出ましになり、ブルースちっくなナンバー(おそらくフランクシナトラのもあったのだろう、不確か)をいくつかお歌いになり(だれも聞いてないよ)食事がサーブされました。3コース・ディナーのあとはディスコ・タイム。新旧の歌、曲、クリスマスソングなど、取り混ぜて、踊るんだなあ、みなさん。 さて、帰宅は午前様です。4時間の睡眠後、翌日というか当日。いつもと同じ時間に出社。アフターファイブはまた別のパーティ。老体には2夜連続の午前様はつらいものが。しかし、セレブたちはこれ、毎日やってんだろうね。しばしのセレブ気分。パーティ・ガールのクリスマスよ。
2007年12月24日
© Mizuho Kubo , All rights reserved….. December, 2007
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