(archive) 番外編 スペイン・アヴィラ方面への旅 AVILA 牛、さいこ~

八月終わりの休日を利用してマドリ近郊の田舎に行ってきた。
金曜日最終のフライトでマドリに飛び、真夜中に着くと、空港はむっと蒸し暑い。市内のホテルにタクシで入り、翌日は朝から行動!していざ、アヴィラへ。
   アヴィラはマドリッド・チャマルティン駅から急行列車で約1時間。どこかの国とちがい、定刻きっちりに列車は発車。スペインらしい、荒涼とした赤土の平原を眺めているうちに城壁に囲まれた村・アヴィラへ到着。
歴史的背景などはよく知りません。ガイドブックをお読みください。今回のわたしたちの目的は(いつものことながら?)「食」。城壁の中のロマンチックそうな、パラドールは2つとも、残念ながら満室で、駅の近くのホテルにチェックインして、いざ昼ご飯。
目的は松阪牛もびっくり、というスペイン最高牛「アヴィラ牛のステーキ」。
すでに日本のグラビア雑誌、98年版「フィガロ」の「マドリッドから行く田舎町」特集でチェック済みのレストラン・オステリア・ブラカモンテ*へ。
内装も中世的な趣のあるたたずまい。奥はホテルになっている。ちょうど結婚式のレセプションがあって、ひとの出入りが多く、騒がしい。ドアに「満席―complete」のサインが見えたが無視して、突入。
スペイン語がわからんわたしたち。エゲレス語のわからんウエイターさん。
「満席だ」と言うが、じゃあ、夜来るから夜のテーブルを予約してくれ、というも向こうが今度はわからない。レストランのカードをもってきて、ここに電話しろ、というのだがわたしたちゃ、今ここにいるのよ。このレストランに。だからここで予約できっでしょうが。というのもわからんみたい。
   押し問答してると、奥からやさしそうなおばさんが来て、「ここが空いてるから」と玄関のドアに近い二人席のテーブルをすすめてくれた。
「やったやん!ねばり勝ち」。
  かくして、昼めしに(おっと失礼!おなかすいてんだから)ありついたわたしたち。幸せ。 しかし、安心するのはまだ早い。大きな落とし穴があったのだ。 
  メニューが読めない。
  スペイン語でしか書いてない。あのステーキはどういうの???辞書をひくも、手書きのメニューはちとむつかしいかな?スペイン語がわからんわたしたち。エゲレス語のわからんウエイターさん。ってんで、身振り、手振り。でもおいしいものは絶対はずしたくない。
   かくて、フィガロの写真(皿にあふれんばかりのステーキ肉がのってる)を見せて、「これはどれ?」と聞く始末。でも、この際、はじも何もいってらんない。おいしいもんを食べる。おいしいもんに勝つ「旅の恥はかきすて」。
  そのかいあって、写真とおりの寸分たがわず、でっかい、皿からはみでそうなお肉がでてきました。久々の牛肉。それも柔らかくおいしい。。。でしたわ。へんなソースや、何もついてなく、塩だけなのに、味がついてて。。。うふ。思い出すだけでもよだれもんです。。。。
   そら、神戸牛にはかなわんけど。ふふん。スペインもやるで。
そうそう、言い忘れてました。食とくれば、「飲」も重要なテーマです。
    暑かったので、ビール。
     マオー** というメーカーが人気で、おいしいとの評判。そのマオーの生が飲めた。おいしかった、これも。キンキンに冷えていて、今樽から出してきた、ってかんじ。マイルドなラガーって感じですね。でもこくがある。ワインももちろん忘れておりませんが。これも書き出すと一冊できると思うので、エラソーに。次回。
翌日はなんとタクシでラ・グランハへ(アヴィラからは車で約40分)。マドリからは直で路線バスがあるが、マドリに戻らず、横へ移動しようとすると、鉄道・バスを乗り継いで時間がかかるので、ホテルでタクシをたのんだ。

   La Granja はセゴビアから南東へ11キロ。
  フランスのベルサイユ宮殿生まれの国王フェリペ五世が建てた宮殿と庭がある。さすがにベルサイユの庭を彷彿とさせるだだっぴろい庭の噴水はすべて工事中で水無しの構え。
  うつくしき庭園の夏らしい噴水風景、がなくて、ちと残念でしたが、いいの、わたしたちの目的は「食」。
  ここは、昔の(すんません、正確に年代を把握してなくて)王立ガラス工場の跡地を博物館にしているのが見物のひとつで、ためいきもんのアンティーク・グラスからモダンなものまで展示されている。いまだにこの工場でつくっている、アヴィラ・グラスも買える。
  スペイン語でガラスのことは Vitro 。「ヴィードロ」の語源になったんでしょうな、きっと。なるほど、昔のガラスはヴィードロっていう感じで、小さな気泡とかがぶつぶつと入り、ごつごつしていて、人間の手仕事のあったかみを感じる。
   でもここのってワイングラスや、ピッチャーなどの木製とかの「型」があって、物干し竿の先についた、電球みたいに丸い熱いガラス玉をそこにばちんとあてはめ、型抜きするのよ。イタリアのヴェネチア・グラスのように「吹き」ではないようである。

   おっと、「食」にもどろう。
   セゴビア地方は「子豚の丸焼き」が有名だそうだが、もう少しはずれに「乳飲み子羊の丸焼き***」のおいしいところがあるそうで。そのレストランはメニューは一品。それだけ。昼しか開いてなく、売りきれたらしまい、というらしい。
今回は時間的、物理的余裕がなく、行けなかったのですが、わたしとしたことが、名前をド忘れしてしまいましたので、次回お知らせしましょう。
ま、そこまで行かなくても、マドリ近郊などに、Asados ナンチャラと言うロースト屋レストランのチェーンがあってそこでも「丸焼き」、はおいしく安く食べれるそうです。

現地語注:  * Hosteria de Bracamonte 
住所 Bracamonte 6, Avila tel 920 25 12 80

       ** Mahou    マオー;スペインのビールの名前
*** Cordero Asado 乳飲み子羊の丸焼き
村野注)アヴィラ市の城壁は世界遺産です。

◎おまけ◎
帰りの飛行機は二時間遅れました。なんか、ようわからんかったが、乗ったら、はじめ、「ごみすてに行ってる?乗務員が戻ってくるのを待って、飛ぶ」と言って、待たされて、次は、「ひとり乗客が乗らなくなったので、そのひとの荷物をさがして降ろしてから飛ぶ」(爆弾疑惑???)と一時間くらい待たされて、あげく「その荷物が見つからないので、もう一度、荷物をホールに出して、乗客は飛行機から降りてもらい、各々の荷物を確認してもらう」
ええぇ~!!!また降りるの?ブツブツ。
なんで、荷物タッグがついとるのに、見つからんのや。
と、すぐまたアナウンスがあって、「荷物が見つかったから行きます」やれやれ。
良かったあぁ~。。。出たのが10:20(もちろん午後) 
着いたのがロンドン時間深夜の11時40分くらい。
バンクホリデーマンデーの休日スケジュール地下鉄はまだあるのか、不安になりながら
到着ホールに出るとまだ荷物がでとらん!!!。また待つのぉ???
いらいら。
チェックインのときに、荷物は持って入ろうとしたら、7キロ以上はだめ、とおにいちゃんに言われ、わざわざ中身(われそうなビン缶もの。。。ワインとかシェリーなんっすが。)を出して、荷物預けにしました。それがなかったら、今ごろさっさと帰れてるのにぃ。
で、やっと、荷物が出てきました。なくなりもせず(当たり前か??)荷物も無事到着。
イミグレ(入国審査)の女性もえらい陽気なひとで、「Other passport」に並んでいたのは、わたしたち二人だけだったのですぐ二人いっしょに、入国審査パス。
最終の地下鉄に飛び乗って、市内まで出て、わたしの線はもう地下鉄ないので、ナイトバスを待って、家にようよう帰りついたのが一時半でしたわ。ああしんど。ねむい~。
ということで無事チン道中は完了いたしました。

マドリッド、バルセロナなどスペインの大都市は昨今、治安が悪く「高く売れる日本人のパスポート」や現金をねらった、すりやひったくりが多いということです。注意してください。くれぐれも田舎をお勧めします。

以上。ものかきのたまご?久保瑞穂の報告でした。 
   推定 2001年8月終わりころ

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