番外編 6月24日 キアンチアーノ・テルメからサン・クィリコ・ドルチャへ

さて、今日は移動日で、バスを乗り継いでモンテプルチアーノ経由、サン・クィリコ・ドルチャへ行きます。モンテプルチアーノも行ったことないのでちょっと見たい気はするが、当初、10分の乗換時間で乗り継ごうと思っていたのですが、この山道のバス、遅れでもしたら乗り継げないし、バスは一日3本くらいしかないし、と思い、早めに出て、モンテプルチアーノで1時間ほどあけることにしました。荷物があるから、うろうろするのもなんですが。

キアンチアーノ・テルメ 12:05発

モンテプルチアーノ バス・ディーポ 12:25着  13:45 発

サン・クィリコ・ドルチャ 14:13着

今日はホテルの朝食、ケーキっぽいものも取った。
窓からの景色・夜は雨だったよう


なぜ、サン・クィリコ・ドルチャに行きたかったかというと、昔、モンタルチーノ周辺を旅行した時、このメーカーのワインを買って帰り、味もラベルも気に入ったのです。ブルネッロは高すぎてもう買えませんが、ロッソであればまだ安い?
オルチャ渓谷は世界遺産で、いろんなワイン産地や村があります。




日本の友人となぜここに来たかったのか、を説明するのにググってたら、なんと、このコル・ドルチャのワイナリーはサン・クィリコ・ドルチャとは別の場所だと言うことに気がつきました。あちゃー。
サン・クィリコ・ドルチャとばかり思い込んでたけど、ワイナリーの村の名前はコル・ドルチャでした。
でもいいの。ここも可愛い村だったし。結果オーライ。

話は戻りますが、案の定、バスは10分ほど遅れてやっと来ました。

向かいがホテルのバス停で待っているのはわたし一人。雨も降ってきました。はよ来てくれい。待っていると、スクーターのようなミニのトラクターが可愛く過ぎていく。

ミニトラック

また来た

20分ほどでモンテプルチアーノに到着。バス・ディーポ は何にもないです。小さな売店があるだけで、案内も何もなし(と思っていたら、外に電光掲示板があったのでした)。


トイレ、と書いてあるのにどこかわからない。売店で聞くと鍵をくれ、そっちの曲がったところよ。そういえばドアが2つほどありました。結局、鍵がかかってなさそうなドアを開けてトイレ使用。
まだまだ時間があるので、荷物はあるのだが、中心部に行くことにしました。
出てすぐの坂を上がったところに教会があり、その前が公園になっています。


観光用のミニ列車も出てました。
高台の見晴台のようなところに水飲み場があり、炭酸水と2種類の水のディスペンサーがありました。ペットボトルに冷たい炭酸水詰めて、これ、無料。


さらに坂を登って城壁から町中に入ってみます。ちょっとシエナを小さくした感じ。

門を越えるとレストランやおしゃれな店が並んでいます。

ゆっくりランチでもできればいいのでしょうけどね。
にゃんこ。

銀行のATM があったので、現金出しておこうかな。ここまで現金を全く使わず、来ているのですが、さらに田舎に行くからちょっと不安。

台が高くて画面がよく見えない。カード挿入して、暗証番号入れて、金額を入れたのですが、カードは戻ってきたが、なんとお金が出てこない。やられた、食われたか、と思ったのですが、銀行の中に入って(しかもイタリア語で)説明している暇もなし。仕方なく、バス停に向かうことにしました。時間のない時に大事なことはやるべきではない。イギリスのATMでよく、お金が出てこない、って言うのがあるんですよ。
(宿に着いてから調べたら、お金は引き落とされてなかったのでよかったです)

バス停に戻り、お目当てのバスに乗れて、30分ほどで到着。ここSan Quirico と名のつくバス停もたくさんあって、多分、一番近いのがここ。この辺りでは一番大きそうです。坂を上がって、宿はすぐでした。

大家さんは実は隣でワイン・オリーブオイルの店をやっているのでした。鍵をもらって部屋に案内してもらいます。


建物は13世紀のもの。入り口がアーケードのようになっていて雰囲気があります。石の階段を上がると、奥の手前、右側がわたしの借りたアパートですが、他にも3つくらい、アパートがあるようです。
ドアを入ってすぐが台所。次の間が大きめの寝室で、でっかいベッドがドーン。ウエブの写真通りで、色合いも趣味もわたし好みでした。
一番奥がバスルーム。トイレとシャワーだけですが、スペースがあって、お湯もちゃんと出るし、快適でした。
寝室の窓からの眺め。
よく見ると中の窓と外の扉の間に網戸まであるの。日本みたい。こういうの、イギリスにも売ってないかしらね。

小さめだけど機能的なキッチン。電子レンジがなかったですねえ。どっちみち料理はしなかったけど。

右手がバスルーム
奥の左のドアはユティリティ・ルームになっていて、洗濯機、掃除道具が置いてあります。

この一角がわたしのアパート

シティ・タックスを現金で払ってくれ、と言われ、ATMを探しがてら、町の散策に行きます。ここまで、現金なしでやってこれたがついに。3ユーロもないって、笑われそう。
唯一の教会、聖フランシスコ教会。
ここも城壁に囲まれたミニ・シエナの感じです。











Horti Limone
ホルティ・リモーネ。レモンの庭園。うん、そんな感じ。


ここの向かいが聖フランシスコ教会。中に入ってみました。

こじんまりとしているけど立派な教会で内部も素敵です。

素敵なレストラン
入らなかったけど

このレストラン、もちろん、まだ開いてない時間なのですが、入口はガーデンサイド、とあるのだがぐるぐる回って結局わかりませんでした。開いてないからわかんないんだろうね。
旗をよく見ます。夏のお祭り時にかけるようです。


でた。ジャイアント・ニンニク。買って帰らねば。
実の部分は拳より大きいです。

昔の宮殿、今は市役所?


一瞬、カミーノの巡礼かと思った。イタリアのローマに続く巡礼の道のようです。
スタンプもある。市街地図に押しました。


宿の向かいの教会



井戸が多いです。
明日のバス停をチェック。

















大家に教えてもらって唯一のスーパーに行きました。徒歩10分ほど。イタリアはコープが幅をきかしているよう。

そんなに大きいわけではないですが、お惣菜やらワインやら、パンもいっぱい。


馬肉のベビーフード

サンブーカ、ってアルコール度の強いリキュールがあるんですけど、エルダーフラワーのことだったのか。



帰ってくるとシャワーと雷。結構降りました。夕食に出たいのに出れない。
これから毎日この時間に夕立と雷でした。
やっと合間を縫ってすぐ近くのオステリアに。
やっぱり紙袋パン。
しっかり2コースでたらふく。グルメ編で詳しく入れました。






















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