800 湖水地方の休日 詩人ワーズワースの2つの家 8月5日

ライダル・マウント

今日は18世紀の湖水地方の詩人、ウィリアム・ワーズワースの2つの家を訪ねます。まず、グラスミアまで行き、妹ドロシーと住んでいたダブ・コテージへ。ダブ、は白い鳩のことです。コテージの横にモダンなミューゼアムが隣接されており、こちらは去年、2020年にできたところだということでした。




グラスミアの村中の駐車場、学校の敷地内に作られているところに停めました。駐車場代を寄付に役立てているということです。わたしたちが停めた時はほとんど車はなかったのですが、帰ってきたら3重に列ができていて車がいっぱいでした。隣にも大きな駐車場があったのですがそこにも満車のサインが。





コインしか受け付けず不便











標識


駐車場から少し歩いて、ダブ・コテージへ。隣接されている石造のモダンな建物が受付で、そこから中に入ります。時間になるとガイドさんが、まず説明をしてくれます。一旦外に出てコテージの中へ。当時のものがそのままに展示してあり、興味深いです。
ウィリアム・ワーズワースは1770年生まれ。ビアトリクス・ポターとは100年くらい前のジョージ王が4代続き、ヴィクトリア女王の前のハノーバー王朝時代です。
コックマスで生まれ、初等教育は近くのホークスヘッドで。ケンブリッジ大学に行っています。若い頃フランス革命時に興味を示してフランスに行き、そこでフランス人女性との間に娘ができたのですが、結婚せず、若気の至りなのかしら。帰国後、1799年にダブ・コテージに移っています。幼なじみのメアリと結婚後、しばらくここで妹と自分の家族で住んでいましたが、引越し2回の後、1813年、ライダル・マウントに移ります。ここで1850年に80歳で息を引き取るまで住んでいました。
まずダブ・コテージを見学しましたが、狭いようで中はけっこう広さもあります。

































娘ドラの部屋




暖房がないので新聞紙


妹ドロシーの部屋



















妹ドロシーもずっと一緒に住んでいましたが、彼女の部屋は小さくて、暖房がない部屋なので、壁に新聞紙を貼って防寒にしていたようです。





ちなみに彼女は地元の情報誌に色々書いたりしています。


似たような椅子がライダル・マウントにも





松ぼっくり





























































庭は高さがあり、上がると展望が望めます。のち、ヴィクトリア時代に家が前に建ってしまったのでここから見えていた湖が見えなくなったとのこと。

向かいの家の向こうに湖が




コードをかざすと説明が聞ける



















グラスミアの中心に戻り、有名なジンジャーブレッド・ショップに行きますが、すごい行列!教会の隣なのですが、ずっと並んでいるのです。しばらく並んだけど、進展がなさそうなので、かわいいカフェでスコーンでお茶してもう一度様子を見に行きます。この教会の墓地にはワーズワースのお墓があります。割と地味な扱いですが、家族が並んで埋葬されています。

ピーターラビットの店

井戸、新しい?


素敵なところ

ナショナル・トラストのショップもクローズ
野菜も売ってるよ?


ジンジャーブレッドショップ





並んでます




店の隣にワーズワースの水仙ガーデンっていうのがあったので見てみました。
ダブ・コテージに住んだ彼は妹と一緒に毎日のようにこの辺りの湖の周りや山を散歩しました。そこでインスピレーションを得て、詩を多く作りました。






水仙が湖面のそばに咲いて風に吹かれて踊っているような様子を詩にした一節が有名だそうです。


聖オズワルド教会内のワーズワース家の墓。
教会は外装工事中だったのですが、中に入ってみました。木の梁がとっても素敵な感じです。





『水仙』の詩


教会を出て、再び、ショップの列が少しマシになっていたので並んでみますが、しばらくすると横手にカウンターのようなものを発見。アイスクリームとジンジャーブレッドはここでも買えるようです。駐車場の時間があるのでここでジンジャーブレッド6つでひとセット、とロゴ入りのエコバッグを購入。

駐車場に戻り、ここから4キロほど離れたライダル・マウントへ。ここでもナビが言うように行ったら川沿いの農場のようなところの駐車場になり、少し歩く羽目になりました。
2時のチケット予約しているので、友人は走る!坂を上がるのがけっこう大変で、わたしはとても走れず、やっとのことで玄関にたどり着いたらぜいぜい、息が止まりません。6人ひとグループで若いスタッフのおにいちゃんが説明をしてくれます。

ダブ・コテージに住んでいた時も周辺を妹と毎日のようにウォーキングに出かけていましたが、冬場は凍った湖面でアイススケートをするのが習慣だったようで、使っていた木製らしきスケート靴?も展示してありました。また歳を取ってからも、この辺りの厳しい山に登ったりしていた元気なおじいちゃんだったようです。

左右どっちにも刀を刺せる?椅子




ライブラリ




上にどこ製かの説明がある
このソファ欲しい
わたしの好きな指ぬきセットが飾ってありました。世界各地から集めたらしく、イギリスのものだけでなく、ジノリや、日本の大倉やノリタケまで。
1段目の真ん中がスポード、向かって右隣がロイヤル・ウスター。4段目の真ん中、ノリタケ、ノリタケの左がハビランド(フランス)、一番向かって右がジノリ(イタリア)。最下段の左端が大倉。一番右がリャドロ(スペイン)。いいなあ、このセット、最高だわ。

椅子の座には妻メアリと妹ドロシーが刺繍した作品です。手が込んでて素敵。
レースも素敵



朝に見たダブ・コテージも素敵だったけど、そこから比べるとここはタウンハウスという感じで、かなりのグレードアップに思えます。調度品や陶器などもとてもハイソな感じです。
香辛料が

ドアを開くと

なんと備つけの壁のスパイス収納棚まである。前の住人が取り付けたようですが、当時、スパイスは高価な物だったので宝石箱のようなものでしょうね。









2階には寝室があり、窓からの景色もいいです。














ケズウィック付近の
山と湖


最上階はロフトのようになっており、ちょっとした小さなミューゼアムで地図や作品が置いてありました。

湖水地方では湖のことをいろんな言い方をすると前に書きましたが、山もいろんな言い方があります。

フェル Fell  ハウ Howe  パイク Pyke このような名前のついた地名は多くありました。お土産に買ってきたローカルのエールの名前がフェルウォーカー(山を歩く人)です。






ジンジャーの猫発見
ここで飼っているのかしら


この向こうに駐車場があったのでした


















教会

向かいにライダル・ホールというお屋敷があり、ちょっと見てみると、広大な敷地内のホテルのようでした。カフェもありました。












歩き出すと雨が降ってきました。車を停めたところに農場があり、羊が木のかげで雨宿り?







マーケットの屋台

ケズウィックに戻ると、今日はマーケットの日で、まだ少し屋台が出てました。夕食は町のパブでフィッシュ&チップス。





ワーズワースの頃の王室家系図


ライダル・マウントの地図
こんなに広かったんだ

お土産に買った地元のエール(ビール)。
美味しかった、で安い。

とってもジンジャーでした

野生の赤いリス

ジンジャーブレッドショップで買ったエコバックとブレッド。
オンラインのホームページに指ぬきも乗ってた。欲しいなあ。















<目次>

796 湖水地方の休日 ケズウィックへ        8月1日
797 湖水地方の休日 湖水地方の山登り       8月2日
800 湖水地方の休日 詩人ワーズワースの2つの家  8月5日<本編>
<新型コロナ関連の日記はコロナ規制撤廃に伴う最終週の記事で全部見れます

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