806 オープンハウス2021・フレディ・マーキュリーの家

オープンハウスのサイトより

ロンドンのオープンハウスというイベントが去年はコロナで中止、今年はまた再開したのですが、友人に言われるまで気がつかず、調べるのが遅くなりました。




いつもなら、9月の2週目か3週目の土日の週末だけなのですが、今年は9月4日から18日まで、と3週間。コロナ理由で幅を広げて集中するのを避けたのでしょうね。参加している建物は少なくなった気がしましたが、訪問せず、ヴァーチャルで見学、というのもたくさんありました。

面白そうだな、と気づいたものは全部予約が詰まっていて、行けず。1つ見つけたのが、ロンドン郊外、ヒースロー空港に近いフェルタム Feltham というところにあるイベントでした。フェルタムグリーンという団体がやっていて、通常は町の公園を管理運営しているようなのですが、この町に往年のロックバンド「クィーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーが住んでいた家があるというのでそれをブループラークにしたようです。メモリアルもハイストリートに2009年にできて、それらをめぐるツアーでした。

9月11日土曜日のみ、午前と午後2回ツアーをやってまして、この日は午後からロイヤル・オペラ・ハウスでリハーサルを観に行くので、午前のツアーに申し込みました。

実は前日も会社の出勤の後、別のリハーサルにロンドンに行っていたのですが、連チャンでロンドン詣で。

昔のポンド(池)
フェルタムの駅

フェルタムはヒースロー空港に行く時、電車でここまできて、ここからバスで空港に行くというのに通ってはいたのですが、街中を見たことはありませんでした。


ググったら駅から集合場所の池までは徒歩7分くらいだったのに、駅を降りて歩き出すと、別方向に行っているようでした。駅の向こう側に行きたいのに、行けない!ショッピングセンターに続く陸橋を渡って、ぐるっと回った感じがしたのですが、また戻ってきてまた進むという、行ったり来たりで、20分ほどかかってしまいました。
集合場所の池はハイストリートに出たらすぐにわかりました。黄色のベストを着た関係者がいて、レジスターしてる?と聞いて回ってましたが、名前とかは言わず。
ツアーは11時30分からで、いつでも集合と書いてあったと思ったのですが、結局全員一緒に回るのでした。総勢35名くらいかな。地元の人や近い人が多いようでした。
ガイドのアンジェラさんはとってもハキハキと、詳しく説明してくれ、今日はハーンスロー市長も特別に来ているのでした。
まずすぐ横のフェルタムで一番「古い」と言われる池そばで説明。おそらく氷河期にできた自然の池だということです。

次はすぐ隣にあるフレディ・マーキュリーのメモリアル碑。2009年の11月24日にできたそうです。当初は真ん中の星の色が黒だったのを、フレディの妹さんの要望により金色にしたのだとか。

左の黄色いベストがガイドさん
赤いローブが市長

記念碑








先週の9月5日が彼の誕生日だったため、献花がまだありました。





フェルタム最古の池






町の中心の教会





















次はハイストリートを歩き、駅を越えて少しのところにあるブリッジハウス池に。ここも自然池でこじんまりと可愛いです。







池向かいにはゾロアスター教組織の建物があり、そこでトイレを借りました。ボトルの水まで用意してくれていました。
向こうに教会が見える











ソロアスター教はイランで生まれた宗教で、イスラム教徒に追われてインドに移り、世界に広まったようです。勉強したはずだけど忘れてるわ。
日本語で言うと防空壕
フレディは元々イラン系インドのゾロアスター教徒の家庭だったんですよね。映画「ボヘミアン・ラプソディ」にも出てきました。フレディの家族とも親交が深いというゾロアスター協会の男性が説明をしてくれました。

オープンハウスの説明が










次はさらに歩いて3つ目の池に。クリンピング・ディーン池と言って、比較的新しいものらしいです。こちらも公園の中にあって、隣に姉妹池があるという、緑の多い、いいところです。








ここからそう遠くないところにフレディが住んでいた家があるのですが、その近くの通りにはブライアン・メイの住んでいた家もあるのです。彼もフェルタム住民だったとは知らなかった。
どちらも今は別の人が住んでいる個人の家なので、中には入れませんが。

突然騒音と共に結婚式の馬車が















ガイドのアンジェラさん


ここがフレディが住んでいた家。
ブループラーク

もちろん、有名になる前の家族と住んでいた家なのでとっても典型的なイギリスのセミデタッチド・ハウス。現在ここに住んでいる男性もツアーに来ていました。


グラッドストーン・アヴェニュー22番地です。
ここから徒歩5分くらいのウォルシャム通りの6番にはブライアン・メイの住んでた家が。帰りに時間がなかったので家の写真は撮らず。昔日本人のファンがクリスマスにはいるだろうと、家に押しかけて近所迷惑だったみたいですよ。フレディの家にも一回日本人ファンの女性が訪ねて来たことがあって、知り合いだと勘違いした優しいファミリーは彼女を家に入れ、一緒にお茶してあげたとか。

ウォルシャム通りの角
同じ日本人としたらちと恥ずかしい。気持ちはわかるが。。。



また教会が見えました




フレディの家の前で写真を撮ってもらいツアーは終わり。ハイストリートのメモリアルまで戻り、誰もいないので写真をもう一度撮りました。







フェルタム・グリーンの活動のパンフレット。


ベトナムのストリートフード!
きっちり1時過ぎまでツアーはかかったので、慌ててロンドン行きの列車に乗り、日本食スーパーでセールをやっているので買い物し(並んでいると思ったら案外空いてました)友人と待ち合わせのベトナム料理店で観劇前の食事をしてオペラハウスに行きました。

「魔笛」
昨日もリハーサル


昨日もリハーサル観劇で「リゴレット」。昨日の席はストールズ・サークルのサイドですがいつものサイドよりずっと真ん中に近いのでめちゃいい席。舞台が近くて見やすかった。

イルミネーション






プライド・オブ・ロンドンはいつも7月にやっているのだけど、コロナで延びたのかなあ。ロイヤルオペラハウスが虹色にイルミネーションしてました。

<おまけ>

2018年に映画「ボヘミアン・ラプソディ」が公開されて、2019年の5月にキャピタル・リングのウォークの帰りに、アールズコート近くにあるフレディの売れてから死ぬまで住んでいた邸宅を見に行きました。亡き後は往年のガールフレンド、メアリに譲ったということです。映画ではメアリのフラットが家の窓から見えるという設定になっていて、なるほど〜と位置関係を確認した次第です。もちろん、壁で囲まれていて詳しくは見えませんでしたが。

壁に覆われた邸宅
この斜め向かいに大きな建物があってそこがメアリが住んでいたフラットでしょう。
メアリのフラットだったのかも






歩きの記事にも入れたので念のためどうぞ。最後に出てきます。
<新型コロナ関連の日記はコロナ規制撤廃に伴う最終週の記事で全部見れます

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