番外編 カミーノ巡礼『フランス人の道』ロス・アルコスからログローニョ 27キロ

カミーノ巡礼の道『フランス人の道』

続いて4区間 2025年5月4日ー11日
5月8日(木)

本日の行程 27.6 km

Los Arcos - 6.8 km - Sansol - 0.8 km - Torres del Rio - 10.4 km - (Viana) - La Rioja - 9.6 km - Logroño

(左)ケシと菜の花に囲まれて進む3人
朝食はアパートタイプの宿で。昨日仕入れたパンに生ハムを挟んで。贅沢な朝食?

コーヒーマシンはあるのに、コーヒーポッドがなかったのですが、友人が持ってきてくれたインスタント・カフェオレで助かりました。



昨日のスーパーで見つけたどら焼き風のお菓子も(中はあんこでなくてチョコレートだったけど)見るからにどら焼きミニ。

7時40分、宿を出立。







初日に見た、カートで2つ目のリュックをガラガラ引きながら歩いている、猛者がわたしたちの先にいた。



今日は一番歩く距離が長いのでちょっと緊張。今回4区間の最後の歩き。だいぶ体が慣れてきたといえば慣れてきてるんですが。


次の町、サンソルが見えてきた。

長い長い長ーい、道路脇を進みます。

9時半、Sansol 到着。まだ歩き出しなのに、緩やかな登りが結構、効いてます、わたし。

猫が多いにゃ、この辺り

Torres del Rio

次の村はすぐ、20分ほどで、Torres del Rioに到着。Torres は「塔」Rioは「川」の意味。
村自体、丘のような村。ぐんぐん急登を上がって行きます。





アルベルゲ(宿)



無事、合流
11時、ここで友人が、ポジェットをさっき休憩したところに置き忘れてきたことが判明。ひと丘を超えて、結構な距離、来てしまっているのです。
「待ってて」と、マラソンランナーはひとりで取りに戻りました。残されたふたりがしばらく待っていると、ものの10分も立たないうちに彼女が帰ってきました。早っ、さすがマラソンで鍛えてる人、と思ったら、カミーノの女性が、反対方向に行く彼女を見て「どうしたの?」ポシェットを忘れた、というと別の女性が「これ?」と拾ってくれていたのでした。
よかった。すぐにわかって。その後の先、道端で休憩していると、この一団に追い越され通りすがりに「忘れ物しないようにね」と念を押されてしまいました。


しばらく行くと七夕の笹のように木にいっぱい、各国の国旗や、テープが。石を積んであるところもあります。
ログローニョまで16.7 km !




























またも無人の補給テーブル


14時、Viana に到着。
バールをいくつか見つけ、一つに入ってみます。
トイレ休憩、コーヒーと水の補給。バールのご主人、サービスでポテチを出してくれた。



立派な教会。
右の立派な建物はホテル。

アーケードも素敵。











貝殻マーク




ススキの畑




木の橋があって、道路を横断していました。

16時半、La Riojaのかかりへ。工場が立ち並ぶ工業都市みたいです。

途中で少し休憩して、また歩きます。














17時40分、Logroñoに到着。
ここで、宿に行く前に行かねばならぬところがありました。いつものように、昨日の宿から今日の宿へ、大きい荷物を運ぶのを頼んでおいたのですが、配送業者から連絡があり、宿の住所がわからないから別のところに保管している、と。倉庫のようなところに取りに行くことになりました。しかも、2ユーロの追加料金別に払ってって。なんじゃい、そら、って怒り。なんでわかんないのよ、と思ったけど、確かに今晩の宿は住所が分かりにくかったのです。

倉庫の扉を暗証番号で開けたら、わたしたちの荷物を無事発見。中には誰もいないし、どうやって2ユーロ払うのか、わからないのでそのまま踏み倒して(笑)宿に行きました。しかし、他の人が間違って持っていってしまったら、とかも思いますよね。


小雨の中、やっと宿にチェックインも出来て、アパート形式なのに、ここの大家さん、親切で色々パンや牛乳など、全部いっぱい置いてくれてます。洗濯機も部屋にあるし、エレベーターがなくて最上階は大変だったけど、とっても素敵な2寝室ある、アパートでした。
ただ、住所の番号が2つあって、紛らわしい。新しく宿にしたのか、ちょっと分かりにくかったです。

宿のすぐ近くに教会があり、ミサを19時からやっているというので、行きました。

Parraquia de Santiago その名もサンチアゴ教区教会。教会も立派ですが、小部屋があってそこがミサの会場。
僧侶が「何語がいいですか?英語でやろうか」みたいなことを言ってましたが、結局スペイン語だったので、よく分かりませんでしたが、興味深かった。

窓のホタテマーク
フレスコ画のような壁も素敵です。
立派なパイプオルガン、修復中。
扉にホタテ
スタンプが欲しくて、ミサに出ていた老婦人に聞いたら、よくわからないけど、少し歩いたところにあるアルベルゲに連れて行ってくれ、ここで待て、というのだけど、誰も来ず、しばらく待ったのですが、諦めて帰りました。何せ、英語が通じないから、難しい。ドミトリーでカミーノの人たちが宿泊していて、上ではコーラスの練習があったのか、終わって出てくる人がたくさん。「パパ、アメリケン」という言葉を聞いた友人が、バチカンの新司教、アメリカ人に決まったんじゃ、と。あとでニュースを見てそうだったんだと知りました。


教会の中にあった、お宝。ミケランジェロの作品、1ユーロを入れたらライトアップされるんだけど、入れたのに明るくならなかった。ご寄付ですね。





町中にある、ホタテマークと道標。
マーケット広場にある聖堂。








マーケット広場
アーケードがいい感じです

手前が和牛、神戸牛と言ってた
コロッケも






ここは大都会?なのでレストランやバールはいっぱいあります。まず一つ目、入ったら、食べてたカップルの肉のお皿に目が行きました。聞いたら、和牛ハンバーグみたい。一人一個ずつ頼んで大満足。ピンチョス選んで足します。
Torres Gastro Bar というお店でした。

2軒目、カジュアルなパエリア専門店みたいなところに行って、魚介のパエリアをシェアしました。
パエリアはエステージャで食べたイカ墨のパエリアがいっちゃん美味しかったかな。
カミーノ巡礼の歩きは今回、こちらで終了。4区間、ほぼ94キロ、怪我もなく、無事完歩です。明日はバスでサン・セバスチャン経由でビルバオに行きます。

カミーノ巡礼の道『フランス人の道』
続いて4区間 2025年5月4日ー11日

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