601 オープンハウス 科学との遭遇

9月の3週目はロンドン・オープン・ハウスの週末。
ロンドンに住んでいた頃は毎年のように行ってたのですが、久々友人たちと楽しみました。
あいにくの雨模様でしたが、事前に応募した首相官邸ダウニング街10番、の抽選には当たらず。いいところはたいてい事前予約を申し込まねばならず、面倒なんですけどね。


天井の花びらはマザーパール。

パルマル Pall Mall のカールトン・テラス Carlton Terrace にあるロイヤル・ソサイティ Royal Society にまず行きました。科学者の組織で、このバッキンガム宮殿にほど近いカールトンテラスの建物群はジョージ四世が住居にしていたところ。いろんな協会や組織のオフィスになっています。戦前はドイツ大使館だったって。

係員のガイドツアーに入って説明を聞きます。










くるみの木だと言ってました


アイザック・ニュートン


お花がいいわ



クリストファー・レン。
セントポールを建てた建築家。
1666年のロンドン大火で焼けた聖堂を蘇らせた人です。焼ける前は四角い塔で、丸屋根にした当座は批判があったとか。


モダンな丸い電灯のガラスの部分には科学者の名前が。

ソファも素敵




歴代のプレジデントの名前。
ニュートン、レン、あります。

17世紀からの伝統ある建物の中に、新しいモダンなインテリアも融合している感じですね。



 ライブラリーへの扉も素敵。

 広間の天井画。




会議室


とっても素敵なところでしたね。サイエンスのことはあまりわかんなくて、建物の歴史には興味あるけど。
ただただ素敵なインテリアに感激。古いものを生かし、なおかつ、モダンな部分も取り入れていて。


次はピカデリーのバーリントン・ハウス目指しますが、途中で見つけたナポレオン三世がフランスから亡命中、一時ロンドンで住んでいた家。ブループラークを発見。



バーリントン・ハウス Burlington House は今、奥がロイヤルアカデミーになっておりますが、でかい屋敷で、中庭部分にオフィスが複数入っています。
こちらもアカデミックで。 まず、Linnean Society
動物(脊椎動物?)、植物科学みたいです。








さっきロイヤル・ソサイティで見たような科学者の肖像画とかもあった。



真ん中のオブジェ

Royal Society of Chemistry.
科学・化学のデモしてました。遊べる。
モダンなステンドグラス




 こんな中庭にヤシの木が。
説明のビデオが各部屋にある。



UV の紫外線で色が変わる、とか、チューブに入った蛍光色の棒で遊んだり。
こういう遊びグッズをお持ち帰り

次は地質学協会とでも言うのか。
Geological Society に入りました。




窓から向かいのフォートナム&メイソン
の建物が見えた


この椅子、気に入った。
図書館の恐竜。


モダンなシャンデリア


スコットランド


あ、この女性。地質学協会に額があった。

ロイヤルソサイティにいた女性はこの人。
アンモナイトを発見したというメリーさん。

イベントなどで、昔の人に扮した俳優さんたちが興味深く説明してくれたりするんですが、まさにそれでしょうね。ロイヤル・ソサイティから外へ出ようとしてたら、いきなり、わたしこれを見つけたのよ、と持っていたアンモナイトを見せてくれたんです。演技ですけど。一緒に写真を撮ってもらいました。
次のイベントの宣伝に来てたみたい。

バーリントン・ハウスはオリジナルは1665年に、ジョン・デナム卿により、建てられましたが、その後、バーリントン卿の所有に。18世紀には当時流行ったパラディアム様式の建築になり、現在見られる外観はこれです。1854年に政府のものとなり、2007年から2013年には内部のインテリア改装も行われているようです。
ロイヤル・アカデミーの関係で、ロイヤル・ソサイティの関係部署が集まったのか。。



ひととおり、見たら、グリーンパーク近くの最近できたというおしゃれなイタリアンレストランで遅めのランチ。2時に入って、気がつくともう5時!
食って、飲んで終わりでしたね。

魚介の串刺し



パンフレット


テーマを決めてたわけじゃないんだけど、科学がつながる、サイエンスな1日でした。
翌日曜日にもロンドンに行きました。

「602 シティツアーとオープンハウス


© Mizuho Kubo , All rights reserved..... September, 2018

コメント

このブログの人気の投稿

花日記 イギリスの四季の花・初夏~夏編

イートン・カレッジ

番外編・イギリスのドア番号と家のサイン