910 ３年ぶりの日本里帰り

ヒースロー空港

毎年のようにクリスマス・年末時期に一時帰国していたのが、コロナで前回２０１９年の年末以来、日本には帰っていなかったのですが、やっと帰ることができました。今年２０２２年の９月にコロナ後初の海外旅行で、フランスの友人宅にお邪魔して以来、２回目の海外渡航。

まず、航空券代の高騰にびっくりです、何もかも値上がっているご時世ですし、３年帰ってないから、それを思うと今までの２−３倍の航空券購入も致し方あるまい。ウクライナ紛争で遠回り航路の燃料費だけで８５０ポンド！

今まで帰りたくない原因の１つが、入国検査の制約。やっとワクチン接種をしている人はPCR検査の必要がなくなりましたが、検査代だけでもバカにならないし、時間もかかる、そう思って規制が緩和されるまで、じっと我慢の子でした。

検査だけでなく、アプリを３つも入れないと、と思うと面倒くさい。やっと、１１月からVisit Japan web と言うのを入れればいいことになったのですが、これまた七面倒くさかった。到着の日を入れ、日本の滞在先（実家の住所・連絡先電話番号）を入れ、パスポートの写真をダウンロードするのですが、ダウンロードに時間がかかって、びっくり。いらち（短気）なわたしは待っている間に次に行こうとすると「スキップもできますが、一度すると２度と入れられません」と出て、さよか。ほな待ってます。

程なくダウンロード完了。次はワクチン接種証明のダウンロード。イギリスの NHS（国民保健システム）の証明をダウンロードするのですが、入れると審査が入るのです。ウエブ画面は赤のまま「審査中」。夜だったので、そのままログアウトして寝ようと思ったら「ログアウトするとダウンロード中のデータが失われる可能性があります」と出たので、仕方なく、そのまま寝ました。朝起きて見たらやっと審査完了、で画面も青になっていました。やれやれ。

１２月からめっきり寒くなったイギリス。出発の日も冷え込んでいました。いつもはフェルタムまで列車で行き、ローカルバスで２０分ほどでヒースロー空港に行けるのですが、この日は路線工事でアスコットまでバス、そこからまた乗換え、で乗換え２回は面倒臭いので、レディングまで列車で行き、空港バスを初めて利用することにしました。３０分に一本あって、所要１時間ちょっとです。

空港に着いて、自動チェックインで荷物の札を出し、ドロップデスクへ。羽田で国内線、伊丹へ乗継ぎなので、搭乗券は２枚です。

搭乗ゲートに入って待っているとアナウンスがあり、出発が遅れるとのこと。１０分ほどで機内に案内されましたが、そこから延々、待たされました。小雪が降り出し、凍結で整備が必要とのことで、その作業を待っているらしい。結局１時間半遅れで出発。その後ロンドンは大雪だったらしいです。この週冷えるとは予報で言ってました。

ウクライナ情勢で遠回りになるの、どこを通るのかしらと思っていましたが、機内の運航マップを見ると、中近東から大陸へ入り、モンゴルや中国の砂漠地帯を横切っているようです。

結局１時間４５分遅れで羽田に到着。入国審査はスムーズ。パスポート検査は、自動ゲートで、パスポートをかざすだけ。免税のため、入国スタンプをもらったのですが、自動ゲートを出てから窓口でもらえます。

次は荷物引取りのターンテーブルに行くのですが、友人から聞いていたので、荷物を待っている間に税関申告のブースで事前登録しておきます。パスポートをかざして、Visit Japan web の QRコードを用意して、顔認証のための写真を撮ります。写真を撮るのにマスクを外したので、わたしはマスクを忘れてきました（ブースの写真を撮ったので、後で見るとそこにわたしのマスクが落ちているのが写っているのを確認）。

緑のが落としたマスク

電子ブースのところを拡大しました。

ここで登録しておくと、荷物を引き取って、自動ゲートで顔認証で出れるのです。

係員がそこここにいて教えてくれるので親切ですが、事前の登録が邪魔くさいの、意味があるのかな、とも思います。登録したから実際の手続きが簡単になったのかもしれませんが。

さて、この時点で午後８時。伊丹行きは８時で終わり、最終は関空行きで９時発。国内線カウンターに荷物を預け、ターミナル移動、と思っていたら、カウンターがもう閉まっています。聞きまくって、どうも、モノレールで移動するのが一番早いと言うので、第２ターミナルまでモノレールの切符を買って移動。なんでやねん。

大荷物２つ抱えて大変でした。

国内ターミナルに着いたら出発ロビーまで長いエスカレーターを上り、カウンター端まで行ってやっと手続き、乗れる。カウンターの若いお兄ちゃんに、大丈夫ですよ、まだ時間はあるので、と慰められました。

荷物検査に入り、機内でもらった小さい水ボトルの水がまだ残っていたのを捨てるの忘れてた。中身がまだあったので、捨ててください、と言ったら、検査して、大丈夫ですよ、と言われ持ち込みました。やれやれ、喉が渇いていたのでちょうど嬉しかったです。

ゲートに行くと、またまた遅れのアナウンスが。出発時刻の９時になってようやく搭乗開始。今日はずっと遅れ、の１日だ、やれやれと思いました。

伊丹だったら家までは車で１５分ほどなのですが、関西空港まで、妹が娘２人と迎えに来てくれました。ありがたい。

関空のポスト

母の待つ家に到着したのはほぼ真夜中。母は、なぜかわたしが帰ると寿司を取らないといけないと思っているらしく、お寿司を食べ、の一言。お腹も空いてたので夜中過ぎてからいかんなあと思いながらもしっかりと平らげてしまいました。

今回はちょっとボケが来てる母の世話が第一目的で、日本の友人にも一人にしか帰ると事前に言わずにいました。糖尿病の持病を持つ母が、薬をちゃんと飲むかの確認で、毎週一回実家に行っている妹によると、朝晩の薬のチェックをすれば後は放っておいても大丈夫と言うのですが。

帰って母の様子を見ないとどういう状態なのかわからないなあ、と思い。

友人にも会いたいし、買い物も欲しいものもあるし、銀行にも行かねば、と。どこまでできるのか、わからないところです。

糖尿病の薬を朝晩食事の前に飲むので、飲んだかのチェック、２種類の目薬を毎日。

自分では料理ができないし、何を食べているのかわからないので、三度の食事の用意。

掃除洗濯、がわたしの仕事です。

妹が薬カレンダーを作っていて、毎週水曜日に来ては補充しているのです。

プラス、月曜日は看護師さんの訪問で、インシュリン注射（以前は自分で打っていたのですが、もうできないから）火曜日は送迎付きのリハビリに外科医院に行く。水曜日は別のリハビリで一緒に散歩に行ってくれる訪問看護師さん。

１２月１１日、日曜日にロンドンを出発。

月曜日　ほぼ日付が火曜日に変わる手前で帰宅。

火曜日　朝ごはんの前に薬チェエ〜ック。工務店の人が来ると言うので、待ってたら９時前に来られました。今日は午後、送迎付きのリハビリに行くはずが、母が行きたくないので断る、と言うのです。朝電話がかかってきた時に断ればいい、と言うので断っていました。そうでなくても歩かないのに断ったらどうすんねん、とわたしが母を甘やかしている、と妹に言われました。

水曜日　妹が来て、月一回のお医者さん訪問。車で連れて行ってくれます。絶食の血液検査に先週行くはずが事前に食事はしないように言っていたにも関わらず、牛乳を飲んでしまったので検査できず、今日になりました。

木曜日　美容院に白髪染めに。友人とショッピングセンターで会ってたこ焼き買って家に一緒に帰りました。

金曜日　メガネを作りたくて眼鏡屋に。前回から３年経っているので日本にいる間にできるかなあと不安だったのですが１週間でできると言われ、注文しました。結局、通常の遠近両用とコンピューター用の中庸メガネの２つ作りました。

土曜日　妹家族と淡路島まで日帰りでふぐ懐石に。

日曜日　お世話になったお知り合いが去年亡くなられたので、滋賀の息子さん宅までお参りに。

あっという間に１週間が過ぎました。大体の毎日のルーティーンがわかったところです。

いちにちのルーティーン

　７時半　起床

　８時　朝ごはん前に母の薬チェック

１２時　昼ごはん　２種類の目薬点眼。

５時ごろから晩ごはん準備。６時には食べたいようです。年寄り、はやっ。

もちろん食べる前に母の薬チェック。

その間に掃除したり、洗濯、洗濯干し、洗濯取り込み、などなど。

夜８−９時にお風呂に入って、のち母は就寝。

わたしはイギリスにはないテレビを見てて、晩酌などしながら、１０−１１時に就寝。

隣の家の前がゴミ収集所

普通ゴミは火・金の週２回。初めは週一回まとめて出せばいいや、と思っていたのですが、日本はゴミの規定が細かい！普通ゴミ、袋は半透明であればなんでもいいようですが、長いところが３０センチまで、４５リットルまで、ひと家族３袋まで。って、一袋がめちゃ小さいので、焦ります。他の人が出しているのを見ると、ここまで小さくなくてもいいのかも、と思いつつ。普通ゴミとリサイクル、イギリスのように大きく２つに分ければことは簡単なのに、リサイクル、ってのがない。というか、資源ごみ、と瓶缶もの、ペットボトルになります。

スーパーで買った惣菜や野菜の袋が何気に多いことに気づく。スーパーの前に袋やトレイ箱が置いてあるのですが、つい持っていくのを忘れる。忘れた場合はゴミ出しで「普通ごみ」になるのもちょっと納得いかないんだけど。

ゴミの説明していると一日終わってしまうので省略。この辺りでやめます。

今週のハイライト、淡路島３年トラフグ懐石。一時帰国すると近くの温泉に一泊旅行していたのですが、今回はできないのでこのランチが一番の楽しみでした。