697 ついにEU離脱

2016年の国民投票で 52% 離脱、48%残留という結果を受け、EU離脱ーブレキシット Brexitを開始したイギリス。
ずっとこれについてはイギリスに住んでいながら、避けてたんですが、4年経って紆余曲折のうちに、ようやく離脱と相成りましたので、一応、入れておきます。
いまだによくわからないので、外国人ですし、偉そうなことは言えないし。事実と少しの私感だけです。

EU 離脱を政治的な目的で言い出しっぺの政治家は自分も離脱して、今や蚊帳の外。
可哀想なのは後始末しないといけない、テレーザ・メイ首相。彼女は色々言われていますが、結局努力したにも関わらず尻拭いできず、沈没。

タイミングよく次の首相になったボリス・ジョンソンは時流をうまく利用して、総選挙を勝ち取り、ついにEU 離脱という本来の目的を果たしました。

まあ、いろいろあったわさ。細かいことはよくわからないが、これからどうなって行くのか?
1973年にイギリスがデンマーク、アイルランドとともに EU 加入。
47年ののち、もうイギリス連邦はEU (ヨーロッパ連合)には属さない、とのこと。
これがどういうことか?
欧州EU国間の自由貿易はなし。入ってくる物品には関税がかけられる。
なんか、スーパーの値段が少しずつ上がっているような気がするのね。
ヨーロッパ(ドイツ系)スーパーはまだ頑張っているけど。
欧州EU国間の自由な通行もなし。イギリス人が今まで入国査証なしで訪問できた国もヴィザが必要になる国も出てくる?
イギリスに入ってくるEU国の訪問者も入国審査が必要になる。

一応、今年2020年12月いっぱいまでは移行期間ということで、現行のまま、徐々に試していきましょう、ということらしいですが、さて。来年1月になったら途端に変わるのかどうなのか。
まだまだ疑問の多い、ブレキシットです。


以下 BBC News より





2020年、1月31日、イギリス時間の午後11時に離脱。
ヨーロッパ時間は2月1日午後零時。





2016年、国民投票の結果を受け、国民の間には反対ばかりが目についた。
誰もが残る、と思っていた結果が『52% 離脱、48%残留』ってまず中途半端。そら、両方文句いうよな。結果がどちらになったとしても、どっちかが不満でしょう。しかもこの僅差。
70%以上で決める、とかしておけばよかったのに。
理由はどうあれ、結果は結果。民主主義にのっとり、ミッションを遂行せねばならぬ。

離脱反対、デモとか、政府の間でも中途半端で、民主主義だから多数決なんだけど、何を提案してもメイ政権は反対され前に進まない。
No Deal で無条件に EU を去らないと行けない心配もあった。

結果、2017年3月29日に離脱、が延び延び、2019年の時点では、投票から3年近く経っているのにどうなるか皆目わからず。EU との交渉が長引き、結果が出ないまま、双方譲らず、で選挙のし直し、2度目の国民投票の実施とか、いろいろ出ました。
このまま、2回目投票で、また戻る、とかになったら、この3年はなんだったのか?はたまた離脱となってダメ出しとしても、進めるのか?



傑作な抗議の看板。輸送会社の反対。
その前から気になっていたのですが
2019年4月13日撮影

『ブレキシットなんてクソくらえ』って感じですかね。Bollocks は非常に悪い口語。
意味を知りたい方は辞書を引いてね。





しかし
そのあと6月には普通に戻ってました。











ちょうど、去年12月に日本から帰国し、ヒースロー空港の入国審査場所の変化に気づきました。今までは、2つ入り口があって『UK & EU Passport』と『Other Passport』 だったのですが、これが『UK Passport』と『Other Passport』になっていました。
え?もうEU消えたの?と一瞬思ったら、ニュースで、離脱決定。そうだったのね、って感じです。
一般市民には税金がどうなるのか、物価の上昇以外はあまりピンとこないんだと思いますけどね。

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