ケンブリッジの休日 その1 カム川パンティング

キングス・カレッジ
チャペル

日本の友人( A ちゃん・大学の同窓生)がご主人の仕事にあわせて休暇を取ってケンブリッジに来るというので、会うことにしました。6月に遊びに行ったダブリンの友人( Dくん・ ダブリン編👉「ダブリン近郊の休日・セルブリッジ」にもでましたが女性よ)も、来てくれると言うので、同窓会です。日本の友人は訪問先が宿舎を手配されているので、わたしは同じところに泊まるわけにはいかず、お宿もひとりで泊まるより、二人の方が割安になるので、ダブリンの友人を誘いましたらふたつ返事で、OK.








ちょっとした夏休み、ちょっとした同窓会です。ケンブリッジは言わずと知れた、オックスフォードと並ぶ、イギリスの最古で最高峰の大学。それでわたしもこの機会にちょっこし勉強しました。オックスフォードはうちから列車で乗り換えなしで30分くらいで行けるのですがね。

ケンブリッジの駅
7月19日(土)
Dくんがダブリンからスタンステッド空港に到着、スタンステッドからは列車で30分なので、それにあわせて11時ごろ、ケンブリッジの駅で会うことにしました。
わたしはメイドンヘッドからロンドンはパディントンまで出て、そこから地下鉄でキングスクロス駅まで移動せねばなりません。ばかなことに、キングスクロスの電光掲示板にまだプラットフォームの番号が出てないし、トイレにも行きたかったので、ゆっくりしてたら時間を見間違えていたことに気づき、乗ろうと思っていた列車は出たあと。しまったー。10分おきくらいにあったので、よかった。各駅停車の方が先にあるんだけど、10分後の列車の方が、ノンストップで早いらしい。
これまた、コーヒー買う時間ができたと思いきや、列は一向に進まず。これで乗り遅れたらばかなので、あきらめて乗ることにしました。

キングスクロスの駅、ハリポタ関連前のを入れておきます。
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新装なったキングス・クロスの駅

キングスクロス駅

ドームが綺麗になってる

うちらとは違う、すっごい長い列車やのに、けっこうひとであふれてる。
空席を見つけ、よっこらしょ、と座った途端にいやな予感。チューインガムが座席にあったんですよー。だれやこんなことするやつー。何を考えたら座席に捨てられるんやー。いっちょうらの白いズボンが===。靴やぞうりにひっつくことはよおっくあるんですが、座席からお尻にひっつくなんて。。。ゆるせん、こんなん初体験。

ハリポタのプラットフォーム
9 '3/4 は写真撮るひとで長蛇の列

横にハリポタ・ショップまでできてた

ともあれ、列車は11時すぎにケンブリッジに着き、人ごみでごった返す中、なんとか友人と会えました。さて、お宿はというと、この時期混んでて町中で安いところがなく、友人の宿舎に近いところと思って町の北側の B&Bにしたのですが、歩くとけっこうあるみたい。二人だし荷物もあるし、とりあえずタクシーで宿まで行きます。

すぐにチェックインはできないので、とりあえず、荷物を預けてランチに行くことに。AちゃんとはB&Bで会うはずが、西の端から東の端へ来るには大変だというので、双方歩み寄り、まんなからへんのパブで会うことにしました。

わたしたちのB&Bからは、町のかかりまで、徒歩15分ほど。
カム川(イギリス政府観光局の日本語版表記で。ケム川になっているサイトもある)にかかる、水門を渡ると中心地です。ご主人も来られて4人でランチのあと、観光!さっそく、パンティングというのを体験しました。
この小舟がパント
切符売場








Punting とはパント船で川下りをするのです。客引きの若いにーちゃんたちが橋のたもとに立ってて(なんか、誤解あるよね、この表現)「パントしない?」って声をかけてくるわけです。4人で60ポンドに負けておくよ、のひとことにうっかりはまったわたしたち。
すでに午後2時で暑くピーカン照りでひとりはあとにしようよとひるんだのですが、天気のいいうちにさっさとすまそう、というので、のりました(あとで観光局のインフォで買えばオンライン予約と同じ、ひとり£13.50だったということが判明)。


船はいろんな大きさがあり、ひと船借り切ってヘン・パーティー(結婚前に女性だけで遊ぶの)の船もあり。わたしたちは混載で、12人乗りです。
船頭さんが、ながーい棒で川底をつきながら、運転していきます。このかたはガイドでもあります。ケンブリッジの学生さんやろねー。





自分で運転?するというセルフドライブのもあり。果敢にやってる女性とかもいましたが、途中で「ドボーン」という音で見たら、船から落ちてるセルフドライブのおにいちゃんもいました。バランスとるのむつかしいと思うけど、落ちても浅いから大丈夫なのね。
たしかに橋が多い。カム Cam(川)のブリッジ Bridge(橋)でケンブリッジ Cambridge なんです。

乗場はマグダレナ通りからブリッジ通りになる川のかかり。そこから、セント・ジョンズ・カレッジ(ため息の橋)、トリニティ・カレッジ(レン・ライブラリー)、クレア・カレッジ、キングス・カレッジ(チャペルが有名)、クィーンズ・カレッジ(数学橋)で、シルバー通りで折り返し。もとにもどります。約40分のクルーズです。
行き交うパント船とどんどんぶつかりながら「腕や手がはさまれないよう気をつけて」シャンパン空けてるグループとか、いいなあ。


ため息の橋
セントジョンズカレッジに連結。
ヘンリー・ハッチンソンのデザイン。
イタリアのヴェニスのそれを模したそうですが。学生が夜中に勝手に抜け出したり、入ってこないようにデザインされたとか。

登ってるやつおるし。
二人目はすべって川に落ちてた

トリニティ・カレッジ、、、かな?

レン図書館




キングス・カレッジのチャペル

由緒ありそう

最後の方で、カメラを宿に忘れたご主人が「あ、あの橋撮って!」わたしからはうしろ向いて激写。木の橋。名前が「数学橋」ご主人は数理解析のご専門なので、なるほど。渡っているひとがいっぱいいたのですが、翌日陸地から行くと、クィーンズ・カレッジの敷地内にあり、カレッジは閉まっていたので入れませんでした。残念。

数学橋
こちらでどうぞ


左、ガイドで運転手





















ここまでで折り返す

陸に戻り、町を散策。


観光局
マーケット・プレイスの近くにインフォ( i 観光局)があり、資料物色したあと、グレート・セント・メアリー教会に入りました。塔がまだ開いていたので、3名は登ることにしました。ケンブリッジの町を一望に見渡せる名所です。
入場料 £3.50. 日本語の案内をもらっていざ。けっこうこれがね。大変でしたね。123段のらせん階段をぐるぐるぐるぐる上に上に。途中、鐘楼も見て、まだ上がある!

グレート・セント・メアリー教会
中のステンドグラス

やっと展望台に着いたぞ。ぜいぜい。
西はキングス・カレッジ、クレア・カレッジ、レン図書館が見え、北にはトリニティ・カレッジ、セント・ジョンズ・カレッジ。東はマーケット・プレイスを望み、南はギルドホール、アートシアター、キングス・カレッジを見ることができます。








南 キングス・カレッジ・チャペル
庭で卒業式やってました

東 マーケット・プレイス


左がトリニティ・カレッジ
その隣がセント・ジョンズ・カレッジ

ゴンビル・アンド・キーズ・カレッジ


西 キングス・カレッジ・チャペル

こんならせん階段なのよん

今日はここまで。夕食は予約していた Hotel du Vin ホテル・デュ・ヴァン内のビストロで、フレンチ。

明日は、キングス・カレッジをメインに観光します。

2泊3日とは言え、盛りだくさん。5作に分けてレポートしませう。




目次もこちらで

ケンブリッジの休日 その2 ガイドツアーでカレッジ見学

オーチャードカフェ、グレントチェスターまで歩く

ケンブリッジも食でしょう パブ・レストラン編

ケンブリッジ・メモラビア

番外編「354 ジャズとプロムス

© Mizuho Kubo , All rights reserved…July, 2014

コメント

  1. すごい。ケンブリッジだけで(グランチェスター付きとしても)2泊3日はぜいたくね。パンティングは、留学してたときよりあと、でももう10年以上前に、いい年をした留学中の友人とふたりで(足したら100才にちょっと足りなかった)やったことあります。彼がこいでましたが、季節柄混んでなかったからかな、事故はありませんでした。橋のそばのプールにたむろって「客引き」してるのはカレジの学生ですが、でも、ぼられたんだね。船頭付きならしかたないか。
    セント・メアリは大学ができたときからの大学の教会です。今の道路からするとちょっとだけ変な位置にたってるでしょ。もともとそのへんに大学関係の本の筆写やさんとか最初の大学印刷所とかあったそうで、いまでも道の反対側には大学のブックショップがあるんじゃないかな(昔はそこでした)。でもすごい。わたし一度も登ったことなかったです。さすがに、普段からの鍛え方が違うのね。パンティングはそことそこの間しかできません。もうちょっと上(折り返し地点の)ともうちょっと下(start & goalの) に、小さいけどロックがあって、川そのものが段差になってるんです。でも、コンパクトだけど、もともとのカレッジ群がほとんど見られるから。たいていカレッジの裏手が川なんで、川沿いはぜんぶ、backs って言うんですね。どこも、陸側から見るより水側からみるほうが風情があるようです。  
    ケンブリッジの食、てのはほとんど知りません。つづきすごく楽しみにしてます。

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  2. ついしん。上に丸い石の飾りが並んでる立派な白い石の橋も有名で、クレア・ブリッジです。ケンブリッジにはクレア・カレッジとクレア・ホールがあるんだけど、たしかこの橋はクレア・カレッジのほうじゃないかな。レジェンドでは、大学ができる前、ここにだかクレア・ホールのほうにだか領地を持っていたレディ・クレアという貴族の女性が、領地を散歩していて、乳搾りをしていた下女にせがんで、自分も乳搾りをしようとしゃがみ込んだ瞬間、頭の上を矢が飛んでいって地面にささり、命拾いしたことに感謝した彼女が、領地を神に捧げたところから、そこに宗教施設付属学校ができたのが、ケンブリッジ大学の始まりだってことになってます。実際に記録がある一番古いカレッジは、全然離れたところにある小さなピーターハウスなんですけど。

    ごめん。なつかしくて、うれしくて。

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