225 シェイクスピア・カントリー その2

その1ってことは、2があるってことでー。続きです。
224 シェイクスピア・カントリーその1」は←←←こちら。

翌日。
6つの見どころのうち、一泊2日の初日、前日は1つしかクリアできず、あと5つをこの限られた時間に回らなければならない!!
わたしたちは早起きしました。

7時起床、おいしいイングリッシュ朝食のあと、ホテル出発は8時半発のはずが9時10分前になってしもうたが。
地理的に一番遠いハサウェイのコテージをまず、訪れます。市内から徒歩30分。
住宅街と裏道を抜け、サインに沿って、フィールドを歩き、やっとこさ、目指すコテージ発見。シェイクスピアも交際中市内からここに足しげく通ったとか?
妻の実家はショッタリーと言うところにありました。


これだよー茅葺きの家

これは隣の家ですが
かわいい

いろんなスイトピーが満開だった
生け垣にしてある

カフェも雰囲気あるわー
この右の丸いのはじゃがいもに羽をさした
イギリス版、烏よけ(案山子?)




ベッドは重厚な樫の木製



こんな椅子ほしい

子供用アクティビティ






その名も「ハサウェイ・レイン」

近所の家ですけど
左、ハサウェイの家
さんさん、コテージって感じかね?



そのあとはまた市内に戻り、行きは迷い迷い、帰りはカンタン!

Hall's Croft 娘スザンナの嫁ぎ先。
ホールさんという医者に嫁いだ。



庭もきれいでした



先に通り道のホールズ・クロフト(娘、スザンナの嫁ぎ先。夫はお医者で金持ちだったよう)を訪れます。



扉好きなんですー
これも隣の家

近くの家の扉


向かいの家がピンクでかわいかった。

そのあとは、すぐちょっと前がお墓のある教会。
昨日散歩したときに見つけましたね。今度は中に入ってお墓を見ます。

日本人の団体さんがいて、拝観料2ポンドのはずが、1ポンドで入っちゃった。ラッキィ。何も言わずともおばさん、日本語の案内ちらしを渡してくれたし。横でガイドさんの説明聞いたりしてねえー。

教会の中
ここに眠る

ここで洗礼を受けた
ロンドン観光に行った相方が、「あれ?ウェストミンスター寺院にもシェイクスピアのお墓あったような?」

調べました。
作家は確かにここ、ストラットフォード(川省略)のホーリー・トリニティ教会に埋葬されています。が、ウェストミンスター寺院に移すという計画もあったそうです。結局そのままになってるようです。

ウェストミンスター寺院に入ったのは死後大分経つ1741年、詩人のコーナーに「ベン・ジョンソン」(だれか知らん)というひとが像をつくって、入れたようです。
洗礼時の記録がある


妻・本人・孫娘の最初の夫・娘・娘の夫と並んでて
孫娘はいない。2晩目の夫のとこなんかなー。

生前からつくってたという像

この木のぬくもりがいいよねー
教会では家族いっしょに、ずらっと並んでいます。税金を多く納めていた地元の名士だったからここに入れてもらえたのでしょう。洗礼もここでしています。生まれたところに戻るって感じかな?

シェイクスピアの実際の生まれた日は実はちゃんとわからないんです。洗礼が1564年4月25日にされてるということから(ウィキの洗礼日は26日になってたが、教会でもらった日本語パンフには洗礼日は25日となってました)、23日説。昔は生まれてから3日以内に洗礼しないといけなかったから、らしい。さらに、死んだのが4月23日なので、それに合わせているともいう。イングランドの守護聖人セント・ジョージの日(4月23日)にあわせてるということもあるかもしらん。とわたしは思ったけど、歴史家も同じ意見のようです。

生前から家族がこの墓所の壁面にある彫像なぞを作ったそうで。

Nash's House & New Place
そのあと、前日に前を通って写真だけ撮った「ナッシュの家と新しい家」に。ナッシュの家は孫娘のエリザベスの最初の夫(建築家で、ワイン愛好家だったらしい)の家です。
その隣を晩年のシェイクスピアが1597年に購入したらしいけど、後に住んだひとに壊されちゃってます。それを今 DIG 掘り起こしているようです。遺跡みたいよねー。
ほぼ400年たっても、まだまだ工事中という感じでした。庭は見えたけど。
で、作家は1616年4月23日にここで亡くなっています。





庭が奇麗でした





発掘中



途中で迷い込んだ
アンティーク通り














さてさて。市内の観光は終わり、ホテルに預けた荷物を取りに帰り、その足で、駅へ。めざすは、お母さんの実家、メリー・アーデン農場のある、ひとつ向こうのウィルムコート駅です。
泊まったホテルもアーデンだったわねえ。
作品の中にもシェイクスピアはこの名前を入れています。アーデンの森、とか。ハムレットは夭逝した息子の名前だし。双子がよく作品に出てくるのもそのためかな?

わたしはずっと、シェイクスピアは芝居好きのエリザベス1世に気に入られてその時代と思ってたけど、彼女が亡くなったあとも、継承者のジェームス1世(スコットランドでは6世)にも続けて気に入られてたんですねー。ふむ。

ここで、デミタスカップ
買っちゃった
途中、アンティークショップを見っけ、買い物までしてしまいました。これは次へ。

ストラットフォードからウィルムコートは5分ほど、ロンドンに戻る方面の次の駅です。
改札もなし。駅員もいない。「農場へ」のサインに沿って迷いはしませんが。駅から徒歩5分くらいで到着。
駅を降りたら「ろば」はいたものの、住宅街を抜け、こんなところに農場があるのか、と思ったら、あったー。




駅を降りたら、ろばがいた!

ここでっせー
昔の生活を再現
明治村みたい?

ふくろうくん
鷹使いかと思いきや、
ふくろう2種でした
ほれっ
飛んだよー
こっちはすでにショー済み
なので落ち着いておる
わたしの出番終わったしぃ。
こちら、まだまだ人気者
ピーターラビットの世界

農家です


馬もいるし



フリーレンジ(放し飼い)鶏
豚と共存


こんな寝袋みたいなとこで
寝てたんですねー
はたおり機
子供用ベッド接続

グラスがアンティーク
ベッドカバーはキルト




野いちご

パン焼き釜


井戸ですね
いきなり吠えられた 
ピクニックもできます

ひとなつこいろばたち

駅に戻ってきました

帰りは2回乗り換えたけど、何の遅れもなく、無事メイドンヘッドまで帰り着きました。
やれーやれ。

木曜日からドロミテに行くので、あせってます。なんとか、それまでにシェイクスピア終わらせんとー。いつもこんなんやー。

あと、一回いきますよ。→→→226 ストラットフォード・メモラビア

© Mizuho Kubo , All rights reserved.., July, 2012

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