223 リージェントの町、レミントン・スパ

駅の中にも花々が
ちょっとブログさぼってました。

日本から友人が来ていたもので、忙しく動き回っていたのです。いっしょに国内どこかに行こう、さて、どこへ行こうかと考えたあげく、Stratford-upon-Avon へ一泊旅行することにしました。
ほんとはメイドンヘッドから鉄道で乗り換えなしで行けるところがよかったのですが、オックスフォード?
足を延ばしてコッツウォルズ?
が、車がないとなかなか不便で。

ストラットフォード・アポン・エイボンも距離的にはコッツウォルズにも近いのですがー。ウォリックシャーです。なんといってもイギリスを代表する作家である、文豪シェイクスピアのお里。生家や関連の家もまだ残っています。

わたしは平日2日お休みして、木曜日に朝出発。ネットワークレイルカード*の割引を得るためには10時以降の電車に乗らないといけないので、2回乗り換えて、1時前に目的地に到着するはず〜だったのですが、はじめっからえらいハプニング。

*ネットワークレイルカードについては以前の記事をご参照のこと
→→→「96 落とし物だけじゃなく」に入れました

ストラットフォード(以下、川の名前は省略!)の近くにレミントン・スパというところがあり、ここは BBC 番組で見て、リージェント様式の建物の残る町とあったので行きたいとは思ってたのですが、帰りにどっちみちここで、乗り換えしないと行けないから、寄ろうと思ってたのでした。
で、行きは

メイドンヘッド Maidenhead
(所要17分)
レディング Reading
(40分)
バンブリー Banbury
(1時間)
ストラットフォード Stratford-upon-Avon

と、2回乗り換えですむ。はずが。おっとこどっこい。まず、レディングを定刻にでた列車がバンブリーには12時5分に着きました。12時5分?バンブリーから12時発のストラットフォード行きに乗り換えないといけないはず。ということは乗り遅れた?

広告が列車なの
次の電車を調べていなかったわたくしは駅員さんに聞きました。
次の列車は何時?プラットフォームはどこ?
次にここに来る列車に乗って、次のレミントン・スパで乗り換え。だってー。で、レミントン・スパからは何時に?
そこで聞けって。
次の列車はすぐ来たんだけど、不安は的中。レミントン・スパまではものの20分だったんです。着いたら12時半くらいだったかな。で、次はー。
駅の時刻表見ると、12時15分発のあとが、14時35分。
え??
2時間後????しかないのけ?

駅員さんに聞くも、同じ答え。えー。他に方法はないの?と聞くと、バーミンガムまで行って、バーミンガムのなんちゃら駅からなんたら駅まで15分ほど歩いて乗り換え、戻ってくると。それでも20分くらいしか早く着かないよって。
地図見てくださいね。レミントン・スパからストラットフォードは直に行くと列車で30分ほどの距離なんです。それをなんでわざわざバーミンガムまで北上して行って遠回りしてまた南下せなあかんねん。
それか、バスがあるけど、時間はわからん、と言われた。

せっかく列車の切符割引で買ったのにー。それもばからしい。
しゃーないから、町を見学することにしました。

この記事、ほとんど、この列車の話で終わってしまいそうですがー。結局、レディング、バンブリー、レミントン・スパと3回乗り換えたんだよねー。

改札を通るときも機械に通すとだめだと思い、駅員さんに切符をいちおう見せますと「途中下車だね」と言ってくれましたが、「2時間も待ちあるのよ!」と捨て台詞。

駅もリージェンシー建築風?
天気は降ったり照ったりの典型的なイングリッシュ・ウェザー。駅を出て歩き出したときは良かった。町まではすぐでしたが、雨が降り出しました。雨宿りついでにお店に入って洋服の品定めして、買い物までしてしまいました。

おにぎり弁当持って行ったので、天気がよければ公園ででも、と思ったのですが、現に橋を渡る前の、ロイヤル・ポンプ・ルーム(昔温泉が出たなごりでしょう)の向かいに素敵な公園があり、ピクニックにはもってこい、だったんだけど、シャワーの後だったから見ただけにしました。のち、電車内でランチ。

レミントン・スパ Royal Leamington Spa はリージェンシー建築の残る、かわいい町でした。なんとなく、これ、どっかで見た雰囲気、と思いましたが、そうです。ブライトン。に似てる。やはり、プリンス・リージェント(ジョージ4世)がからんでたんですねえ。
ブライトンの記事はこちら →→→164 ロイヤル・パヴィリオンと海辺

通りの名前もリージェント
これこれ、

りっぱな教会もございました。
All Saints' Church

バス停

リージェント様式

ロイヤル・ポンプ・ルーム
今はギャラリーとか美術館になっているようです

リージェンシーとはなんぞや?というひとにはこちら
174リージェンシーについて」 ←←←

ヴィクトリア女王像
地名にロイヤル、がつくのは王室と関係あるからです。ここも昔18世紀に温泉がでました。ヨーロッパの温泉って、主に湯治場目的ですから、貴族の方々が保養に来られてたようですよ。ヴィクトリア女王のでかい像もタウンホールの前にありました。

立派なタウンホール

あとで調べると川の名が、Leam River で、町名に由来してるようですね。

公園の入り口

リージェントパークの近くにも
こんなんあったような



雨もなんとか止み、あっという間の2時間でした。乗り遅れるとまた待たないといけなくなるのもいやなので、早めに駅に戻ります。センターから駅までは徒歩5分くらいでした。

なんとこのリージェントホテルは
トラベロッジ!

トラベロッジというのは、いわゆるビジネスお手軽ホテルってやつで、安いホテルの代名詞みたいなんですが、ここまで来ると威厳があるなあ?

以下、公園の写真シリーズ

モダンなカフェが 
時計台
やな、に白鳥

教会を望む

ちょこちょこ画像足しては補足している
ロイヤル年表
自家製・ロイヤル年表・イメージ版

もご参照あれ。

© Mizuho Kubo , All rights reserved.., July, 2012

コメント

  1. スコットランドのスタンドアップコメディを見ていたら、レミントン・スパに関するネタで皆が大笑いしていたのが気になって調べていました。綺麗な街なのですね。このブログを通して街の雰囲気を感じることができました。

    返信削除
  2. 英会話様ですか。すごい名前ですねー。コメントありがとうございます。
    雰囲気味わっていただいてうれしいわ。
    そのスコットランドで笑われるようなネタってナンなんですかね?
    気になるわん。

    返信削除
  3. くぼみずほ☆さん、お返事ありがとうございます。

    >そのスコットランドで笑われるようなネタってナンなんですかね?
    リンク先に動画があります。Kevin Bridgesさんのスタンドアップコメディ。スコットランドアクセントがある人が旅をすると、英語がほとんど通じなくて苦労する。できるだけはっきり発音して正しい英語を話しても無駄。レミントン・スパにいるような人から「すごい訛りですね」と言われてしまう。でも、そんなスコットランド人がレミントン・スパの人たちの英語を聞くとどう感じるか。。。というネタです。よろしければ落ちは動画でどうぞ。(^-^)


    返信削除

コメントを投稿

このブログの人気の投稿

花日記 イギリスの四季の花・初夏~夏編

イートン・カレッジ

番外編・イギリスのドア番号と家のサイン