416 Story 物語をメニューにするレストラン

かねてから行ってみたいと思っていても、なかなか予約が取れないレストランがあります。いまやグルメ天国、ロンドンのレストランです。

ピクニック

一応、ブリティッシュというカテゴリ。懐石風と言うか、和食に影響受けてるのもこのごろのレストラン風?日本人としてはうれしいというか、ちょっと自慢、のさすが和食は世界遺産、と思いたいですが、フュージョンじゃなくて、ちゃんとした?イギリス料理というのかしら。小さいポーションが次々に出てくるのは懐石風、アートのような美しいプレゼンテーションと、器の面白さも、和風ですよねえ。

メニューはひとつ。レストランの名前と同じ Story ( こちらが full Story  で平日のランチではhalf Story ってのもあるようです)
メニューとお皿

8コースなんだけど、コースが出て来るまえに、ちまちまかわいいのが9種類くらいでてきました。みな、一口サイズで、手でつまんで食べるカナッペのような感じですが、どれもこれも、凝ってるの。



盛りつけ、お皿にも注目。

魚の皮に、「いくら」のせ

イカスミのクッキー?とか。


花も食べれる
真ん中が牡蠣風味

まさに、豆
殻も食べれる


マテ貝
貝をスプーンのようにして食べる
貝は食べられまへん

これは芝生のうさぎ、だって。
芝生は食べれません、念のため

パイナップルだったかなあ、黄色いのは


手前はチキン
なんだか焼き鳥風



















めちゃくちゃ美味しかった、このかにつめ。
中味はクリーム状にしてヨーグルトのような食感が、また美味。



下にひいてある、海藻は飾りです
食べられまへん


やっとコース始まり始まりぃ。
まず、ろうそくがでてきたよ。
パンをろうそくのバターに浸して(オイルで作られたキャンドルってことなんですが)食べたり、アッシュ(灰)があったり。。。もちろん食べられる炭ってことですが。




フォームありの、雪(とウエイトレスさんは呼んでたが)ありの。遊び心いっぱい。

これが、食べれるキャンドル

左は牛タンだったかなあ。肉でした



ろうそくに火をつけて燃やすと下のお皿にバター状に流れだすので、それをパンに浸して食べる

パンもあったかいんです

トマトの冷製


トマトの冷製。
なんか、日本的な酢の物の味がした
メニューやけど

玉ねぎ3種の料理法で


ほたて貝柱
キュウリとディルのアッシュ

アッシュ(文字通りだと、灰ですが)が好きみたいで、いろんなところに出て来ます。

ビーフとアッシュ

灰の中は赤身

灰というより、炭って味わい





ブリオッシュはフォアグラのバターとともに

めちゃうまブリオッシュ

フォアグラが層になってるバター

こんな感じですねん。

ヘリテージポテトと豆と炭
じゃがいもはマッシュポテトみたいなんだけどクリーミィ

右の白いのが「雪」溶けないうちに食べてねって


ここから、ラム
3種類の料理法で


ラム
あとの2種はこれ。
小さな器の中はなんだったかしら。。。
忘れた。茶碗蒸しのような様相ですね。
平たいお皿の中はグリルのラムに、サモサのようなペイストリに入ったものや、ちまちま楽しいです。




お次は〜いよいよ。
メニューの中に「ピクニック」っていう項目があり、はて、何が出てくるのか興味津々でしたが、まさに「ピクニック」でしたわ。



ピクニックバスケットに入っていたものは

パン、チーズ、ジャム、地ビール
栓抜きや、カトラリー、グラスまで。

お品書きにはビールやチーズの説明まで。

ピクニックのお品書き




いまさら、チーズにパンなんて食べられるかなあ、と思ったけど、チーズもパンも一口サイズで小さいのでなんなくクリア。恐ろしいくらい、全然オッケー。

地ビールです


チーズはうすぅいのが2種類だけ
自家製ジャム(コンディメントになってました)つき



まさに、テーブルの上のピクニック。



あとはデザートで。。。



右の白いのが「雪」

いちごのデザート
器も変えてます。

これが一人分ですが

拡大
エルダーフラワーの花が入ってる

アイスクリーム(アーモンド)も
緑のディルのアッシュ添え

うん、文字通り、アーモンドとディル。

〆のコーヒー
器もおしゃれ




記憶が薄くならないうちに、と思っても、遅くなりましたが、行ったのは7月18日でした。久々に満足しました。

Mizuho Kubo  (M)  All rights reserved…August, 2015

コメント

  1. 今日も夕食前に開いてしまったわたし・・・でもこれなら、見ただけでおなかいっぱい、はなさそう。
    全部凝ってるね。おいしかったんだろうな、って思うけど・・・・

    ごめん。一緒に行ってたらきっと、最初から笑いが止まらなかっただろうと思うわ。和食の懐石からヒント、ってのはわからなくもないけど。でも。関西出身のMimiならきっと、わかってくれると思うけど、空間的な「間」の取り方がさぁ。構図っていうか・・・全然とんちんかんじゃん。それも、どのプレートも。最初の、懐紙に見立てたのかな、ナプキンのうえのカナッペ?風 突き出し、ではないんだろうけど・・・これじゃただの「重し」の置き方じゃない。ごめん。とっぱなから、吹き出してしまいました。後のもねぇ・・・わたしなら、崩れないものは、置き直しただろうな、と思いました。

    おいしそうだけど・・・ごめん。久しぶりに笑えたわ。

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