635 ミントンのケーキ皿




昼休みの時間、何もないと、近所のチャリティショップ巡りをするくらいしかないんです。
ウォキンガムには6軒くらいあり、今までにも結構な掘り出し物がありました。
昨日は、ガラスのミルクピッチャーを買いました。
底が四角で、上は丸い。変わっているなあ、と思い。また、だし汁を合わせたり、寿司酢を作ったり、注ぎ口があるから、液体を流し込むのに便利かな、と思って買いました。
1ポンドだしねえ。




直径7センチ、高さ8センチ

翌日、別のチャリティーショップで、前に見ていて、まだあるかな、と思って行ったらまたあった。4枚同じお皿が重ねてたり、値段表は1枚の裏に£2.50 とこれだけ。
セットでこの値段?それとも1枚が£2.50?と聞くと、なんと4枚でこの値段。





花柄は可愛い好みなんだけど、裏に何もスタンプがないなあ、と思ってよくよく見ると、どうもMINTON と読める。買い!!


そういえば、スポードもこんな感じでした。
前の記事はこちら▶️『584 アンティークのお皿


 直径16センチ。真ん中が少しくぼんでいます。
微妙にクリーム色


ハドンホールに通じる模様かな


拡大!


裏の刻印。一番見えてるのを写しましたが、なかなか難しい。

家に帰ってググると、どうも、アンティークっぽいです。
MINTON  は刻印で、MINTONs になっているように見えるものも。薄くて見えにくいんですが。
4枚のうち、一枚だけ、ちょっと裏に細かなヒビが入っていて、表はクリームっぽい黄色めの色なんだけど、全部に共通の番号A2868 からすると、製造1856−1859年。
しかしながら、ミントンの字の上の3つの△の刻印も気になる。小さな三角に挟まれた真ん中のダブルの三角(三角の中に△が入っている感じ?)は1879年製造だと。
するとどっちなんでしょうね。


ひとのブログから拝借。
真ん中らへんの△マークです。

小さいけど


この一番上の MINTON だと
1862−1871年。
でも、Sがつくのは1871年から、だって。ますます混乱。



ともあれ、これが19世紀のお皿だとすれば、すっごい嬉しいな。
4枚で、2ポンド50だからねえ(日本円で約400円)。
ミントンはもう製造されていないんです。有名なハドンホールの花柄はそんなに好きではありませんが、古いのはいいわね。ウエッジウッドもロイヤル・ダルトンも、現代のイギリス陶器はあまり好きではなく、若い頃はヘレンドやジノリが好きだったんだけど、いまは自分が古くなったからか?古いものには引かれます。オールドノリタケ然り。



⬅️これがハドンホール模様のお皿


アンティーク陶器の天国、イギリスにいて良かった!と小さな幸せを感じるひとときでした。










ケーキ載せてみた。




ついでにバラも入れておこう。


12本で £1.49 (200円)に


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