旅行編 フランス南部・トゥールーズとルルド巡礼の旅 9月26日・27日

サン・セルナン教会
(トゥールーズ・世界遺産)

9月の最終週、金曜日の遅くの便でトゥールーズ Toulouse に飛んで、一泊し、翌日列車でルルド Loureds に行き一泊して日曜日の夜便で帰るという、弾丸ツアーを敢行します。金曜日は早退して早めに会社を出ました。

いつものようにレディングからの空港バスで行きました。ラウンジがあるのを知らず、初めて入ってみたら、誰もいなくて。トイレも完備。

ゆっくりしてたら、早めに招集がかかり、バスに乗りました。


ファーストトラック・これ楽よ
ターミナル3で、友人二人と待ち合わせ。今回はラストミニッツのビジネスクラスへアップグレードをしたので、ファーストトラックが使えます。
わたしが一番先だったかな。セキュリティ検査のカゴ内、リュックサックの上にダウンを乗せていたら、ダウンが機械に引っかかってしまい、大慌て。わたしのダウンが検査の機械を止めてしまっていたのです。
少し待たされてやっとダウンをゲット。破れたりしてないか心配でしたが大丈夫でした。
あとから来た二人とも無事に会えてラウンジへ!
ビジネスだからラウンジも使えるのよん。
シュパシュパで乾杯。
手前はカレー

機内でも軽い食事が出るんだけど、現地で夕食が食べれないから、ここぞと貧乏根性でいっぱい食べてしまいました。
搭乗したら、窓側の席で、繋いでくれた可動式の搭乗口が飛行機から離れていくのが見えました。

機内の食事はこんなもんですが、コールドミール。ハムのサラダ。

予定より少し早めにトゥールーズに到着。
3人なのでタクシーでホテルまで行きます。

ホテルはあの、サン・テグジュベリ(星の王子様の作者)や宮崎駿監督も泊まったという「ル・グラン・バルコン」ホテル。工事中だったのですが、32番のお部屋、ドアだけ見ました。


レセプション
サン・テグジュベリはリヨンの生まれですが、飛行士だったので、トゥールーズに縁があります。エアバスの工場もトゥールーズ空港の近くにあるのです(今回は行けなかったけど)。


ホテルはオサレな感じです。昔の有名人の泊まったスイートなどが写真で展示してあります。



翌日。9月27日
ホテルのレストランは改装中ということで近くのカフェで朝食です。
ホテルの外観。














ホテルのすぐ近くにアーケードがあり、その一角にカフェがあるようです。

カフェやレストランが並ぶ、アーケードの広場になっています。






朝食会場


素敵なアールデコの内装で、朝食セットが所狭しと並べてありました。
サーモン
クロワッサンにジュース、コーヒーが選べ、一品を別注文できるのですが、みんな、サーモンのノルウェイ風にしました。これまた美味しかった。

立派な市庁舎



飛行機雲がデザインのように


なんちゃって和風居酒屋

朝食後、近くの世界遺産の教会とマーケットに行ってみました。

カミーノ巡礼のサインが
実はもう一人、今日の飛行機で来るメンバーがいるのですが、彼女の飛行機が遅れています。
モニターしながら、駅で一緒に会えるように願うばかり。

サン・セルナン教会

立派な教会で、巡礼の人たちの登録地にもなっているようです。
内部
サンチャゴ巡礼の人たちのために建てられたという教会。

赤い十字のホタテに遭遇。

歩いていると通りに素敵な電灯の飾りが?
おにぎり売ってます。


ホテルは街の中心にあったので、マーケットまでもすぐでした。ヨーロッパ初のインドアマーケットらしく、通りの名前にちなんで、文豪のビクトール・ユーゴーと付いています。
トゥールーズの砦



屋内には八百屋、肉屋、魚屋、チーズ屋さん、なんでもあり。カウンターのバーなどもあって、マーケットで仕入れた生ハムやパンを当てに、飲みながら談笑しているおじさんのグループもいました。まだ朝早いんだけどねえ。
魚屋さん、マグロ美味しそう

サン・セルナン教会
これ、欲しい

これ欲しい、とみんなで。

列車の中で食べるように食料を買い込み、飛行機が遅れているメンバーからようやく飛行機が出るという知らせが。合わせて駅に向かうことにします。


一旦ホテルに戻り、荷物を取って歩いて駅に向かいます。20分くらいかな。
13時33分の列車を目指します。


さて、トゥールーズ・マタビオ駅に着きました。無事4人目のメンバーとも合流できて、ルルドへ。
とここでプチ問題。切符が買えない!そうだ思い出した、フランスの鉄道の切符買うってめちゃ難儀やった。機械がいっぱいあって、古いやつだと、なんか、ダイヤルみたいなのを回して目的地を探さねばならず、英語も出てこないのもあったような。
しかも名前と生年月日に電話番号、メルアドまで入れないといかんのです。

昔モンペリエで苦労しましたわ。いつぞやは、係員のお姉さんがやってくれたんだけど、めちゃややこしそうで。彼女は電話番号は00000と入れてたのを思い出し、真似しました。
なんとか苦戦すること数分でやっとチケットが買えた。これ、ほんとにシステムなんとか改良して欲しい、とツーリストは切に思いますよ。

15時21分、ルルドに到着。
ここからホテルまで、徒歩、約15分ほど。高低差が少しあります。
道標は奇跡のベルナルデットのデザイン。
川が流れている

またも巡礼のサンチャゴのホタテのサイン。

マリア様

わたしは実はルルドに来るのは2回目で、前回は何も知らず、近くのポー Pau という町に来た時、ここの絵葉書を見て、お城だと思って近いからここにも寄ってみたのでした。奇跡の巡礼地とは知らずでも水を汲んで帰りました。聖堂がこんなに煌びやかな印象はなかったのですが。

まずは中に入ります
ご寄付が募り、綺麗にしたのよね。金の装飾なんてなかった気がするけど。














左のマリア様が夜のトーチ行列の時に運ばれます。

べネルデットのキャンドル

上にも登って、上からの眺め。


聖堂から広場を抜けて、水場に。奇跡が起こった洞窟のところに水場があって、水を汲めます。
しっかりお土産用に小さな小瓶などを買い込んだ友人たちは水を仕入れに。わたしはペットボトル一個持ってきたのでそれに詰めました。
ここでベルナデッタがマリア様に遭遇



洞窟へは長い行列で、少しずつ進んでいきます。進行役がいて、立ち止まらないように、って感じでした。
この洞窟も前回覚えてない。水は汲んだけど。

ここから余談で、後日、わたしは3回目だったことがわかりました。11月に日本の友人に会ったおり、一緒に行ったことが判明。しかも泊まって夜の行列にまで行ったらしい。全く覚えていない!!


水汲み場
岩のところに手をついてご加護を祈っている。
みんな、汲んでます。
でかいポリタンクとか持っている人も。

お土産屋さんにかわいい小瓶や大きいポリタンクも売ってます。

今日のハイライトはキャンドルを持っての夜の行列なのですが、9時からだと確認し、先に夕食を食べに行くことにします。







さて夕食です。2つほど鴨の食べれるレストランを見ていたのですが、ホテルに近いところで入りました。これあたり。また早めに行って入ったのですが、伝統フランス料理という感じで美味しかったです。前菜とメインを2つずつとり、4人でシェアしました。






前菜
上がブーラータ(チーズ)のサラダ
左がフォアグラのミキュイ(半生)パテ。









メインが名物カスレ(ソーセージ、鴨肉、砂肝、ハム、白豆などが入っている煮込み)デカくてこれで一人前?
隣のテーブルの人にそれ、4人前?って聞かれました。









もう一つのメインはラムのグリル。ちょうど4つあり、これもすごいボリューム。サラダとポテトもついてます。
ワインはこれ

満足の夕食の後、また聖堂に。行列のためにすごい人数のひとたちがやってきます。


ろうそくとろうそくカバーをゲットし、行列に加わります。
ろうそくを2.5ユーロで買いました





聖堂に飾ってあったマリア様が出てきて、先頭をいきます。
広場をぐるっと回るという感じかな。





マリア様の歌を歌いながら歩くのです。途中、🎵あーベーまりーあー🎵のところで、腕を上げる。最高潮が♪あーてー、あーてー♪、ラテン語かな、To you, For you という意味だと思うのです。
ミッションスクールに行っていた友人は、学校でこの歌を日本語で歌っていたから知っているそうです。すごい。ミサでも歌われるんでしょうね。

いろんなところから団体で来ているようです。これがまた、この行列、毎晩毎日やっているんです。すごいね。
今日は土曜日だから人も多いのでしょうが、平日もすごいのでしょうか。
途中で抜けようとしたら注意されちゃって、結局、本体が回ってくるのを待って、なんとかすり抜けました。ゆっくりとはいえ、よく歩いた!
ホテルに戻って一息。明日はもう帰ります。

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