番外編 チューリッヒとツェルマット、週末プチ旅行

 友人に付き合って、6月6日金曜日の夜便でチューリッヒへ飛び、一泊して、翌日鉄道でツェルマットに。土曜日一泊で、日曜には帰ってきました。

有休が今年12月まで残っていないので、残業の分を使って、金曜日を2時間繰り上げて早退、週末のプチ旅行に行ったのです。

マッターホルン

お父様が山がお好きで、亡くなったら山に埋めてほしい、とおっしゃっていたそうで、スイスの山は規定が厳しく、山に灰をまくには手続きも大変で、お金もかかるので、娘である彼女が行って、見せてあげる、というものでした。もちろん、お父様もかなり前に一緒にツェルマットには行かれたそうですが。わたしの父も同じようなことを言ってたけど、叶えてあげられなかったから、行ってみたいな、と同行お願いしたのです。ちょっと長いけど、一つにまとめます。

金曜日、夜の便で、チューリッヒへ、こちらも前回のスペイン同様、彼女のステータスでラウンジが使えて、わたしはゲストで入れてもらいました。到着が遅いので、ラウンジで夕食として、しっかり食べておきます。


行きの空港バスからウィンザー城が

空港の掃除ロボット

ヒースローのラウンジ。戻って参りましたぁ。
まずはロゼ・バブリーで乾杯です。
二つ目のラウンジ
貧乏根性丸出しで食べまくる。

ゲートが出たら、遠かったので、早めに出ました。そのゲートの近くのラウンジにもちょっとだけお邪魔。
ラウンジのはしご。

定刻でチューリッヒに到着。空港から直結している鉄道駅から市内に出ました。列車で約10分。
そこから徒歩で5分くらいのチョコレート・ホテル、のはずが、迷って遠回りをしてしまい15分くらいかかったかも。ほぼ、日付が変わる頃、やっとチェックインしました。

ホテルに入ると、ロビーにチョコレート・ファウンテンがあり、レセプションのお兄さんは長電話。

セルフチェックインをしろと、画面を指すのですが、うまくできない。結局パスポート見せてマニュアルチェックイン。

お部屋に入ります。
板チョコテーブル
カカオの壁紙
ベッドの脇の机もチョコレート形、壁紙もカカオ、エレベーターの中もチョコレートの昔の包装紙のデザインでした。













モダンな感じです。
レセプションでくれた
チョコレート

エレベータの中
チョコレート・ファウンテン

翌朝、ホテルで朝食、6時半からやっていると言うので一番に行きました。ロビーにはチョコレート・ファウンテンもあります。

ビュッフェで、チーズやハムが並ぶ。卵はゆで卵だけかな。
サラダ、フレッシュフルーツもありました。
朝食の部屋から何か、トラムのようなものが見えた。山の上に行くのでしょうか?
エレベータの中












ホテルの廊下にも、チョコレートに関わった有名人?たちの肖像画。

部屋番号、板チョコで















ホテルの外観

駅に行って、乗る列車を探します。何も出てなくて、Visp と言う駅で乗り換えなのですが、途中の駅名が出ていない。広い構内だが係員もいないし7時38分発という列車が5つくらいある。

考えて、自動販売機で、Visp 行きのチケットを買うふりをして画面を出したら、列車の詳細が出てきました。14番の Domodossola 行きだったのです。わかりにくいなあ。

Visp では8分の乗り換え。人が多くて、ホーム確認して、階段降りてホームに上ったらもう列車が来て、ギリ乗れました。

席取り必須。事前に切符を買ったのですが、座席指定ができず、空いているところに座るのに、指定してる人もいて、どうやったら指定できたんやろ。帰りは座席の指定を窓口でやろうかと見たけど、ツェルマットには窓口もなかったし係員さえ見当たらない。

スイス、って感じの風景
チューリッヒ

中央駅




14番ホーム 
ここから発車です。
7時38分に乗りました。
改札もないし、乗り降り自由だけど、中で検札が来ました。バーコードかざすだけ。
途中の駅。
車窓からの撮影


ともあれ、Visp からも座れて、ここからは山に行く、という感じで、ゆっくり斜面を登っていく感じです。
車窓から湖や山が見えてきました。窓越しに撮ったけど、イギリスと違って窓がきれいなので割とよく撮れてるかな。
乗り換え駅のヴィスプです。9時29分到着、ちょっと2分くらい遅れたかも。
すぐさま乗り換えのホームを確認して、ツェルマット行きに乗らねば。8分しかないのです。
9時37分発で、ホームに上がったら電車がすぐに来ました。


小人が二人

車窓から撮ったとは思えないほど、綺麗に撮れています。

この路線はマッターホルン・ゴッタード鉄道と行って、微妙に、いや、結構登っていく感じです。

ずっと横には川が流れ、山も迫っていて、断崖絶壁のようなところから、雪解け水が滝になって落ちています。

ツェルマット駅
10時50分、ツェルマットに到着。
ホテルは駅から歩いて10分ほど、まだチェックインには早いので荷物を預けて、メインイベント、ゴルナーグラット鉄道で、展望台に行くことにします。

終点の ゴルナーグラットGornergrat へは、途中いくつか止まって行きますが、およそ35分。片道66フラン!(約12,000円)山の鉄道とは言え、料金高いでしょ。往復割引もないのです。
2両しかないからか、中は混み合っています。なんとか、座れるところを見つけました。
この日は朝から曇りであまりいい天気ではなかったのですが、終点駅に着いたら、雲の中。マッターホルンはお隠れに。
あなたはいない



自動改札


全く見えん

天文台のような展望台

展望〜のはず

曇りにも関わらず、たくさんの人が乗り降りしています。


展望〜のはず

かわいい教会もありました。教会に来ると蝋燭を買い、灯し、お祈りするという友人。
帰りにここで、お父様のために中で記念写真をとり、ご冥福の祈りを捧げます。

展望台にあるおしゃれなレストランでランチにします。夜をガッツリ食べたいので、軽めに行くかな。

サーモンの一皿、おしゃれで美味しかったです。
マキアートを頼んだんだけど、カプチーノみたいなのが来た。スイスのマキアートはこれ見たいです。
先ほどの教会内部

この雲の向こうにマッターホルン様がいるはずなのに。なーんも見えん。

次の駅まで乗って、その後ハイキングコース、1時間半というので、2駅くらい歩いて降りようと思っていたのですが、寒いし、風も出てきて、何せ、雨も降ってきた。諦めて列車でまたツエルマットまで戻ることにします。

この黄色い自動改札がかわいい。
見て、この車窓からの雨景色

上から2つ目のこの駅で降りて、湖に行くと、逆さマッターホルンが見えると言うが、今日は無理。
雪の上を歩いている人たちも

マクドもおしゃれ

ホテルの送迎ミニバス


さて、ホテルにチェックインし、その辺りを夕食のレストラン探し、目をつけがてら散策します。
ツェルマットはガス規制で車が入れなくしているので、小さな電気自動車が走っています。ホテルの送迎用やビジネス用など。ローカルバスもホテルのバスよりはちょっと大きめだけど、小さくてかわいいです。かわいいミニバンの四角い形で、乗ってみたかったけど、ホテルで言った時には出払ってました。残念。

市内の公共バス
チーズの広告載せてる
アウトドアの店、モンベル Mont Bell があり。スイスが本店なのか?
ホテルの部屋には川に面したベランダがあり、いい感じです。備つけのチーズフォンデュも別料金でベランダで自分で作ることもできたのですが、食べに行きました。



クマスリッパ
これがねえ「クマセット」と命名。
毛皮のような部屋着が置いてあり、スリッパとセットです。
ベランダで過ごす時に寒くないように。確かにあったかかった。
クマになって、二人でワイン飲んでました。
こんな感じです。
ベランダの二人のクマ姿をお見せできないのが残念ですが。。。











相方の足が。。。下方注目


と思ったけど、せっかくだから、入れておこう。くま姿。こんな感じです。




テレビの画面、ファイヤーがあったかい

チーズ・フォンデュの有名店を調べました。予約ができないから、開店と同時に行って入れるかどうか?5時から開いているようにあったので行ってみたのですが、閉まっていて、どうも、6時からのようでした。しばらく近くのスーパーなどで時間を潰し、また6時少し前に入って、まだだよ、と言われたけど、二人のテーブルを用意してくれました。ラッキィー。
開店後は家族連れやお客さん、どんどん入ってきて、早くに来て良かったです。
メニューが木の板。

ミックスサラダ、チーズ・フォンデュ、ラムのグリルを頼みました。

ラム
樽の中のジャガイモ
カウンターで用意しているのが見えていて、あの樽はなんだろうと思っていたのですが、来た。樽の中には茹でたポテトが入っていて、パンは来るんだけど別にフォンデュ用に細かく切られたのが提供されるのです。

デザートメニュかわいい

柚子のデザート

デザートまで行けないと思ったけど、頼んでシェアしました。どれもこれも、美味しかった。

ワインも、スイスワイン、イギリスでは出回っていませんが、地元のワイン、美味しかったです。そら、チーズ・フォンデュに入れるもんねえ。

ラムも感動のうまさで、スイスでこんな美味しいラムに出会えるなんて期待してなかったので嬉しいです。



ケーブルカーの貸し出し仕事できるスペース?
こんなところで仕事したらはかどるだろうなあ?








泊まりの部屋のベランダ

泊まったホテル、この辺りがベランダ。
こっち側だったら、
窓からマッターホルンが見えるかも

ホテルの部屋に用意してあった『チーズフォンデュ』セット。白ワインを入れて、セルフでやり方はテレビの案内で見れます。パンとジャガイモ付きで43フランだったかな。
川の水が透明に

向かいのホリデーアパートらしき建物


近所の老舗旅館
夕闇にほのかな室内のオレンジの光が見えるのもなおよし。
翌朝、ホテルのビュッフェ朝食は別途一人25フランでしたが、部屋のコーヒーとバナナで軽くすませ、外に出て、カフェにでも行こうかと、散歩することにします。


民族衣装の人たち
教会のある方に初めて来ました。この辺りもレストランやお店が並びます。
今日は日曜日だからお休みが多いかと思いきや、大体のお店は午後から開くようです。
何かのイベントなのか、チロル風の民族衣装に身を包んだちょっと歳増しのハイジたちがやってきました。のちにパブのテラスにも溜まってました。










ここは図書館




教会は結婚式をやってたのでちょっと入れなかった。
木の作りが日本的にも見える建物。
ハイキング・ルート
時間があればなあ


窓にこびとたち
















歩いていると高床式の古い木造の建物に遭遇。










ネズミ返し


木の階段がいい
もう使われてないようですが、残ってます。


手作りの郵便ポスト


下が警察で上が住居スペース?

ミューゼアムの前

ここもお昼から


さっきの民族衣装の一団がいた。
まだレストランは開いている時間じゃないので、飲んでるだけなんでしょうね。
レストラン、12時からしか開いてないところが多くて、わたしは1時半の列車に乗るので、ランチするのにちょっと忙しくないかしら。でも二人で食事するの最後だから、ちゃんと食べたい。ホテルの中の11時半から開いているレストランを見つけ、また少し早めに行きました。これがあたりで。今日はスイスの別のマストアイテム、ラクレットをいただきました。
そしてまたラムがあったので、頼みます。

ラクレットにもジャガイモ、ピクルスがついてくる。
昨夜と同じラムラックだったのですが、全然違って、ストーンの上で、じゅうじゅう自分の好みの焼き加減にできます。サラダとフライド・ポテトも嬉しい。



最後はまたスイス風マキアートで締め。
ミルク入っているのに別にミルクの小さいのが付いてて、このミルクの入れ物が牛さん、可愛くて写真に撮りました。




さて、一旦ホテルに戻り、荷物を取って、わたしは駅に行かねばなりません。すると、途中で、なんと、晴れた空に真っ白のマッターホルン様がお出ましになっていました。嬉しい、最後に生(なま)マッターホルン見れた!



Gornergrat Railway











これが昨日行った、ゴルナーグラット鉄道の駅。向かいがマッターホルン鉄道の駅
Matterhorn Gotthard Bahn


ここで、もう一泊する友人とはお別れ。
早くに着いたので、一つ前のヴィスプ行きに乗ることにします。
13.06 発で、14.19着、乗り換え。次の列車は 14.54発なので、余裕かな。



上が昨日のツェルマットまでの列車、下が本日かりの空港まで行く列車の時間表。

ハイカーたちが


一等部屋のある前のスペースのあるところに陣取りましたが、進行方向向かって右側に山々が、左側には川が見えてきます。
来た時は気づかなかったけど、進行方向右を振り返ると山が見えるのです。
ヴィスプからだと左側が良かったのかも、ですね。
テーブルの山案内
1等の個室の前で、向かい合わせの1席ずつの2席と、その向かい側が4席のテーブル席で、初めおじさんが一人で座ってて、検札の時はドイツ語、その後、誰かとイタリア語で喋ってました。途中で降りたのでそっちへ移って4人席一人で占領。アイスクリーム欲しかった。
振り向くと見えたんだけど、あれもマッターホルン?方角的にはそうなんだけど。
ちょっと山の形が違う気もする。










この辺りですね。
現在地こちら、北上中なので、振り返ってツェルマット方向です。
定刻でVisp に着きました。まだ時間があるので来た時は乗り換えのみ、だったので、ちょっと周りを見てみることにしました。基本、スイスの駅は改札なし、で、中で検札に来るようです。
駅は思ったより広いですが、近くにはスーパーがあるくらいですね。coop ともう一つ、2つもありました。














友人おすすめのスイスのアイスクリーム、モーヴェンピック。次の列車が途中から乗るので、座れるかわかんないから買うの断念。でもこの場で食べれば良かった・・・・

ツェルマットのコープで買ったおにぎりもありました。横に、サンドイッチのような形状の、お米サンドもあり。おにぎらず、みたいな感じかしら。
4号車が混んでいる

座れました。でもかなり混んでます。4人のテーブル席しかないので、その一角に陣取ると、泊まるたびにどんどん人が増え、相席になります。スキー板のようなでかい荷物をリュックと抱えて乗ってきた長身のお兄さん。やっと降りたと思ったら、ベルンから乗ってきた大家族、末の幼児がバンバン、前のテーブルを叩くし、泣くし、でうるさい。ベルンから1時間でチューリッヒでした。
ラクレットのフライパン
わたしはこのまま、空港まで行きます。
チェックインするところがなかなかわからず、でしたがやっと見つけて、荷物を預けます。イギリスに住んでいるというと、ヴィザを見せろというので、eVisa だ、と言うと、おっけ、という感じで、せっかく取ったシェアコードも聞かれませんでした。

さすがスイスで、空港内の店にはスイス・グッズがいっぱい。もちろん、チーズに、ラクレットやフォンデュ用のセットとか。

リンツのチョコレートはツェルマットで買ったのですが、量り売り、100g 6.50 フランだったのに、空港は7.50フランだったわ。さらに高い。
リンツのチョコレート











時間があったので、フードコートでビールいっぱい飲んでゲートに行きました。ハーフで、5.95フランだぜ。

ヒースローに入る前にロンドン市内上空を飛ぶので、きれいにテムズ川や、O2 ドーム、ロンドン・アイなどが見えました。
テムズ川とロンドン・アイ



ゴルナーグラート鉄道の切符。イラストの地図がかわいい。

左、いかにもスイスらしいデザインのお砂糖。
右はホテルからもらってきた、ハーブ茶など。おしゃれな包装です。






ツェルマットのパン屋さんで買った、チーズ・プリュツェルは翌日会社の朝食に持っていきました。やはり、チーズの味が違うなあ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ツェルマット弾丸週末旅行でしたが、とっても満足です。物価は高いが、食べ物も美味しかったし、何より、自然が豊かで、癒されました。また行きたい、スイス。

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