914 切手、と日本領事館のお役所仕事

上、バーコード付き
下、なし

イギリスで日本の年金をもらっているので、毎年、誕生月に一年一回、生存確認の、住所証明書が必要になるのです。3月が誕生月なので、毎年、この時期です。コロナ COVID-19 までは半日休んでロンドンまで申請・受け取りに行っていたのですが、コロナ後、郵送が可能になり、助かっています。それでも手間のかかることは同じで、書類を揃えて、郵送。ロックダウンの時は、職場には出社できず、プリンターのあるお店や図書館なども閉館だったので、パスポートのコピーなどはスクショでメールでオッケーだったのですが、今回、ペーパーレスを理由に、返信用封筒と証明願以外をメールで送ってもいいか、と尋ねたところ、答えはノー。理由が書類を保管する必要があるので全部コピーを書面でください、とのこと。ほんと、遅れてるというか、持続可能じゃない、というか、単にお役所仕事、というか。

そこで気がついたのですが、郵送の必要書類に、返信用封筒というのがあるのですが、返信用切手を「バーコード付きのもの」という指定があったのです。これは前にはなかったぞ、なんでやねん、と思いましたが、とりあえず、郵便局に行って、「バーコード付きのファーストクラス2枚」と言ったのですが、係の人がくれたのが、入ってないもの。いや、「バーコード付きがいるので」と再びプッシュ。これ、使えるのよ、と言うのだけど、それはわかるのだけど、領事館が「バーコード付き」と言っているのよ、と粘り、なんとか窓口で変えてくれました。これこれ、「バーコード付き」。わたしもなぜ領事館がそこにこだわるのかわかりませんでしたが、領事館のサイト内のロイヤル・メイルに飛ぶリンクでやっとわかりました。


今の「バーコード」のついてない切手は今年2023年の7月いっぱいで終わるのです。以降は「バーコード」のついてない切手は使えなくなるのでした。

知らなかったのでわかってよかった。多分、領事館は今から「バーコード」のついてない切手を送らないよう、警告しているのね。

それにしても、郵便局でまだバーコードなしを販売しているのもわからない。使えなくなるのに。使えなくなるから今あるのを売ってしまおうとしているのか?でもわたしが行った時は自動販売機みたいなので係員が出してくれたんですよ。そこから新しくしないといけないのでは?と思いましたね。


機関車の記念切手。右上に女王様のシルエットがあります。イギリスの記念切手にはシルエットが付いてます。


バーコードなしの古い切手を持っている人は、フォームと共に送れば、バーコードありのに交換してくれると言うことです。郵送代も無料です。
フォーム

それで見てみると、手持ちのセカンドクラスが8枚ほどありました。これは、交換せねば。ほとんど郵送などしないから、7月末までに使い切れる予定はなさそうです。
そしたら、記念切手はどうなるの?と思いました。記念切手には最近のにもバーコードはついていないのです。よく読んでみると、記念切手はそのまま使えるようです。なんでやねん。
バーコードに統一するのかと思ったら、ゆるい規制。さすがイギリス。
女王様の横顔の基本の切手(ファースト、セカンド、大判用、ヨーロッパ用)はすべてバーコードになるようです。
そしてまたまた、切手も新王、チャールズ3世になるはずだから、このタイミングでこれなのかしら。戴冠式は5月8日なので、すぐには切り替えできないのでは、とググっていたら、モデル版が出てきました。切手、コイン、お札。郵便ポストもチャールズ版デザインになるのでしょうね。


切手に、
コイン(50ペンス)
5ポンド札です。

いずれも母のエリザベス版と違うのは、王冠をつけていないこと(トップの女王版をご参照ください)。
何の装飾もなく、シンプルに表現しているのが本人の希望とか。

コメント

このブログの人気の投稿

花日記 イギリスの四季の花・初夏~夏編

イートン・カレッジ

番外編・イギリスのドア番号と家のサイン