81 クリスマスマーケット in Maidenhead

お約束の。やっと季節に追っつきました。 


これを書くときは、前日行ったブリュッセルのクリスマス・マーケットと比較してメイドンヘッドを入れようと思っていたのですが、我が村のみとなってしもうた。わけは聞かんでくれい。

そんなたいしたもんじゃあ、なかったんですけど。まあ、少しクリスマスしてたかな、って程度。写真だけ見てたら面白くないと思うので、ついでに?クリスマスの説明も軽く入れておきます。筆者のような、非キリスト教徒、異邦人 in Protestant Country  という視点ですけど。毎年の12月ひとつは入れたいテーマよね。

↑  門松の飾りに見えん??なりそう。

 地味なマーケットではあるが、ストールに飾りをしたり、さかなやのおっちゃんがサンタの赤と白の帽子をかぶっていたりするところがクリスマス気分?いちばんそれらしかったのはやはり、花屋群。入り口出口のいつも一番のところに陣取るおばちゃんは、自分で作るらしい、陶器類、花、野菜を売っておりますが、今回クリスマス・リースが素敵だった。奥にはも少し大きい花屋がいてミスルトゥも売ってました!

 

リースは説明せんでもおわかりでしょうが、わっかになってて、松ぼっくりやら、花を飾ります。乾燥したドライオレンジやレモンとか、ポプリ系を飾ったりしても香りがよくていいのかも。リボンはやっぱりクリスマスらしく赤とか、金。緑にも映えます。


ミスルトゥとは?
↑これよ。→

クリスマスの飾り。ドアの上に飾っておく。ぶらさげるっつう感じですな。

マーケットの綴りは Missletoe になってたわ。
辞書引くとMistletoe だけど。


ヤドリギと訳してありましたが、クリスマスの日、ミスルトゥの下にいる女性にはキスしていいことになっているらしい。。。男性諸氏、がんばるのだ。クリスマスの歌にもでてきます。あ、歌えないけど。生を見たのははじめてかも!うれしくて写真撮りまくってたら前にいた、初老のおじいさんにこやかに笑われてしまったわ。若いころ思い出したんかね?誰かにキスしたんか????日本のともだちに見せるのよ!って言っておきました。あ、ひょっとして、わたしがミスルトゥの下にいたのかなあ(笑)






なにせ、生(なま)のものがあるのです。プラスチックじゃなく。クリスマスツリーもしかり。前にも書いたけど、このごろになると大中小のクリスマスツリーが花屋の軒先に網で帽子のようにかぶされて並ぶのです。
25日が終わっても1月6日のエピファニー(主顕節)までツリーも飾りもおいておきますが、それが済むとリサイクルで大型ごみ。


駅前の花屋。ヒイラギの実やミスルトゥも下に。リースはシンプル。自分でいろいろ足せそうね。


川魚屋(ます、ざりがに、この日はなんと、うなぎの燻製があったわ!買わなかったけど。そらうなぎは蒲焼やろ!)も、ざりがにクリスマス。これはロブスターではなく、ざりがにだよ。クレイフィッシュといいます。

買わずに写真だけ撮ろうと、お客さんのいないところ見計らって、でもあまりわざとらしいのはいやがられるかなあ、と遠慮しながらしっかりいろいろ撮る。これも皆様のため。皆様にお見せしたい一心で。。。。










海の方の魚屋さんの方も先月に引き続き、今月はおおぴらにロブスター!やはりクリスマスはこれでしょう。豪華さがただよう。キロ20ポンドだったわ。。。ふつ~一匹(というのだろうか)15ポンドくらいするからなあ。この遠慮がちな写し方。




かわゆく、いつものかに身だけ、ご購入。

横の肉屋さんたちは賑わっていました。そらねえ。ロースト肉シリーズにターキーでしょう。
パンケーキ屋さんでやっと、ミンス・パイを発見。探してたんだ。あまりうつくしくないけど。手作りそのものね。

筆者はドライフルーツ系があまり好きではありませんが、ここからクリスマスフード説明。
ミンス・パイとは?ミンス・ミートが入ってます。ミンス・ミートとは???

クリスマス・ケーキ
クリスマス・プディング
洋酒漬けドライフルーツ

これがクリスマス・フードのキーワードでありんす。

ミンス・ミートのミンスはミンチのことですが、肉ではなく、洋酒漬けのドライフルーツやレーズンなどを細かく刻んだもの。スパイスの効いたナッツなども入ってます。これをパイにした、甘いお菓子です。
クリスマス時に飲まれるシナモンやグローブ、柑橘系のスパイスの入ったホットな赤ワインを Mulled Wine  というのですが、これに似通った味。ドイツではグリューワインと言っているものです。

 
イギリスのクリスマス・ケーキとは日本のお菓子屋で売ってるようなイチゴのショートケーキ風では、まあったくなく、洋酒漬けドライフルーツの入ったスポンジにアイシング(粉砂糖の固まり)゙をかけるのですが、リッチでくどい!あまっ。ほんとの手作りのはおいしいのでしょうけど。友人のイギリス人だんなのお母さんの、おいしかったなあ。
右は2年ほど前に1年半ほど間借りしていた、アクトンの大家のクリスマス・ディナーに招待されたときに、いただいたデザート(イギリス人はデザートのことをプディング、短くしてプッドというう)。まさに、これはクリスマス・プディング。中味はクリスマス・ケーキとおおむね同じ。ドライフルーツとナッツです。ブランデーをかけ、フランベしてからいただくのよん。ブランデー・クリームがかかってます。ここの大家夫人は料理好きでお上手で、ターキー、つけあわせ、3種類のデザートみんな手作り。テーブルセッティングも素敵で、伝統的クリスマスを楽しみました。

 八百屋さんもローストのつけあわせ野菜の大満載。
にんじんの左の緑の野菜はブラッセル・スプラウトと言って、クリスマスつけあわせの定番。こんな木になってるんです。芽キャベツと日本語で言うのかな。ひとつひとつは小さいですが。

ローストターキーのみならず、ローストの定番つけあわせは、じゃがいも、芽キャベツ、にんじん、わたしの好きなパースニップも定番。ベーコンやキャベツとともにに栗を入れたりもします。

左は去年の会社のクリスマス・パーティでのディナー。メインはターキーのパーセル(ベーコン包み)だったかと。













レディングから来てる果物屋さん。ここのりんごやなしがおいしい。

ハイストリートでは年末助け合い運動やってました。募金。







以下は週末行ったリッチモンドの花屋さん。生のクリスマスツリーです。網かけて広がらないようにしてお持ち帰りしやすいように。
ポインセチアもクリスマスっぽい?


ひとの家(邸宅)やけど。トナカイのランプよ。

 

写真はクリックで大きくなります




 不況のせいか、家をライトで飾り立てるようなお宅が少なくなりました。うちの近所も何軒かあったのに今年は2-3軒しか見ない。エコ?


ああ、またこれで女史から長~~い、コメントくるんやろな。クリスマスやし。すんません、いつもありがたく頂戴しておりますが、コメントはできればちょっとだけ短めにお願いしますぅ(本文より長いとだれのプログかわからへんって~??)ま、いいんですけど。コメントお待ちしておりま~すぅ。

次回は続けてロンドンのクリスマス写真特集。
これで年末ちょっと休むかな。来週火曜日で仕事も納めやし。今年はたくさんがんばったでしょ。自分を褒めてあげよう。


2009年12月19日
© Mizuho Kubo , All rights reserved…..…..December, 2009

コメント

このブログの人気の投稿

花日記 イギリスの四季の花・初夏~夏編

イートン・カレッジ

番外編・イギリスのドア番号と家のサイン