99 くわっくわっとDuck Derby


  表紙 中ノ島の公園へ続くバルターズロックのレストラン
ピムズの赤いテントが夏らしい

通勤道にBoulters lock という水門があるのですが、その奥は中ノ島で公園になっています。やな Weir もあって、昔はうなぎを捕ってたらしい。
そこで、「Duck Derby Here from 1.00pm on 23 May!!」 の垂れ幕を見つけたのです。こりゃ、行かなきゃってなもんで、花粉症で鼻がつまってたのですが、見てきました。あんなに寒かったのに、先週から突然昼間は夏の気温になったイギリスです。


こんな立派な家でも冷房ないのよ。左の窓開いてるのわかるかしら。

イギリスの家にはフツー冷房設備がない。うちもそうですが、いままで借りてた家のすべてにセントラルヒーティングの暖房設備はあっても、冷房はなかったです。一度母にそう言うと「なんてビンボーな家に住んでるんや」と携帯用ミニ扇風機を送ってくれました。そう、扇風機もないから。。。かわいそうなお金のない子と思ったんでしょうね。イギリスの夏は日系航空会社のギブアウェイのうちわか、日本からの友人がくださった扇子の世界です。





また話それましたが、とりあえず1時に行くはずが、もたもたしてて水門に到着したのが1時半くらい。ダービー・チケット(一枚1ポンド)売ってました。レースは4時から!なんだ早く来てしまった。それならもっとゆっくり来ればよかった、と思いましたが、チャリティーが主ですが店やテントが出ています。教会関係のチャリティーショップで、ガラス器を買ってしまい。。。。
£2 やし、と自分に言い訳。ほんとはもそっと大きめのフルーツ皿が欲しかったけど、ふつうはけっこうでかくて重いので、これは小さめでちょうどいいかも。



レースのチケットも2枚だけ、買いました。鴨ナンバー(鴨何番?鴨南蛮ではない) 3401 と 3402. レースが終わってここにいなくても、1等当てたら連絡するから、電話番号連絡先、書いておいてね、足に番号全部打ってあるのよ、とおねえさん、言います。
 今日はね、ダック3000羽も出るわよ、とおねえさんが言います。どうやって、鴨を集めてレースできるよう、追いやるの?と聞くと、この笛で追いやるのよ、と£1.50 で売ってるプラスチックの黄色いダックの横に、ダック笛(写真・左)。吹くとほんとにダックのように、くわっくわっと鳴るのです。



2枚買っちゃった。
わたしの馬は、いや鴨は優勝しなかったけど。残念。



みな、鴨まみれ。




これが入り口だ。


ダックを見つけに!




上(奥)Weir  このひとたちが何なのか、聞けなかった。。。
(右)何年か前に女史がご来英なさった折、同じような写真を撮った覚えが。。。

ここでまたやってしまいました。落し物!恥の上塗りをしなくてもいいが→前のはこちらに

昨日、夏に備え買ったサングラス、度付めがねなので、上にかちっとかけるようなのが欲しくて(Clip-on とか言う)探してて、街中のめがねやで買ったのです。

真中だけ止めるタイプのもあったのですが、四角いし、わたしのメガネには大きすぎてメガネやめぐり3軒目の末(メイドンヘッドにはメガネやだけで、5軒もあった!)、こういうやつ。4方向で、がしっとメガネにはめる、って感じ?買いました。


でね、鴨レースのチケット買って地元歩く会のひとと話してて、ワイン屋を冷やかして「やな」まで来たら、あれ、なんか目元が明るい。あ~~~~、ない。サンシェードがな~ぁあいのだった!!!!!!!!!!!!!!!!えええええ、どこで落としたんじゃ。かちっとはめるだけなので、ふらっと落ちたのかも。しかも軽いし、どこで脱落したのか、ぜんぜん覚えがない。
どこで落としたんじゃあぁ~

この島に入ってくる前なのか、そのまた前の道でなのか、とにかく、もときた道を下を見ながら戻ってみます。30ポンドもしたのにぃ~。執念。するとそのとき、タイミングよく、場内アナウンスが(神の声に聞こえたわ)。「サングラス、クリップオンを落とした方は主催者テントまでご一報」それ、わたしのや、わたし・わたし!!きゃ~よかった。だれかが拾ってくれはったんや。で、テントはどこ?聞きまくり、あせりまくり、やっとの思いで、主催者テントへ。きゃーよかった。ほんとに、またやってしもたわ。昨日買ったとこやのに。まあったく、懲りないわたし。ほんとに、大枚はたいたのに、翌日落とすなんて。あってよかった。気を取り直してまた「やな」へ。ダック・ダービーはこの辺から始まるらしい。あったかい(暑い)光の中、リバーヴューのベンチでのんびり。日陰に入ると涼しげでさわやか。いいなあ、夏のひととき。別に見たくなかったけど、芝生の上で半裸で日光浴してるひとが大勢。前の川では急流落ちるところで、カヌーの練習したりしてます。
アルフレスコのカフェの雰囲気やわ
 別に裸の男を撮りまくりたかったわけじゃないんだけど、川で鴨といっしょに泳いでるやつらがいました。いかに川底が浅いかとお見せしたかっただけで。。。遊泳禁止なんですけど。。。



 そんなに水がきれいとも思えなかったわ。小さい男の子が、「ええ、泳いでええの?」とびっくりしてました。そらそうよね。子供ならまだしも、ええ大の大人が。                   
素晴らしいバーベキュー日和ではあるが、川のそばで、携帯網でBBQ してるグループもいました。煙がもくもく。いいのかね?

このへんが、イギリス?遊泳禁止で泳いでようが、煙だしてようが、だめでしょう、と止めに来ない。自己責任だから自由というか、何も気にしてないっつううか。

どこからスタートかわからないけど日陰に陣取っていまかいまかとレースを待ちます。なかなか始まる気配もない。3000羽の鴨がどっからやってくるんだろう。ボートででも運ぶんか。子供たちも、レースまだなの?と、聞いてます。

 準備らしいボートは来ては帰るんだけど、鴨はいずこに?

突然くわっくわっとふってわくか、やってくるんやろうか?

そしてついに、ふあぁぶあ~ふふぁ~!とラッパの音。しかし!待っていたところよりももっと入り口付近がスタート地点だったようです。しまったぁ。追いかけなきゃ。どこや、どこや。みなも走ってる。川沿いは木木の葉っぱと見物客でいっぱいなので、なかなか見えない。あ~!!!いた。いたぁ。これかあ、いや、これなんやぁ。。。。大笑い。
いやはや、これだったのね。そら、確かに3000羽くらいおるわな。

My Tube でどうぞ。


あ~、そうだったのね、とか、わたしと同じように思ってたひともいるみたい。「○○ファミリーのかも、がんばれ~」とか、大音響の実況中継の中「おれ、知ってるもん、黄色いのが頭ひとつ抜け出てるよな」だって。みんな黄色だってば!!

いやあ、まいったね。こういう展開とは。まさかの展開。フラットメイトにも顛末話してたら、ほんものの鴨が3000羽と思ったみたい。そうだよなあ。
こういうジョークって、イギリスらしくて大好き!!
いや、ジョークでなく、まじめにやっているのでしょうけど。遊び心のある演出?やねぇ。



最後は網ですくいとってるんです!
夜店の金魚すくいみたい!!!






(上)実は失敗写真なんだけど、雰囲気でてていいかなあっと。

いやはや、のんびりしたいい日曜日でした。
しかし、明日は30℃の予報、また水曜日から涼しくなりそう。。。17℃。。。この差は何?

 いやはや、やっぱ、あせってアップしようとするとだめね。あとからあとから直したくなる。

© Mizuho Kubo , All rights reserved…..…..May, 2010

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