北ウェールズのお城めぐりとガーデン 1日目・2日目
5月下旬のイギリスのバンクホリデーの休日を利用し、友人と北ウェールズの旅行に行きました。3泊4日なので初めの2日間をここに、あとの2日間を後半に、2つに分けて入れてみます。
ビューマリス城 |
5月27日(1日目)
ロンドンからウォキンガムのわたしをピックアップいただいて、コベントリー、バーミンガムを越え、ウェールズのLlandudno(スランドゥドゥノの日本語表記とします)へ。宿はここにとりました。エルが2つは「ク」と「ス」の間のような発音と聞きました。現地の人に発音してもらえばよかったなあ。
ちなみに、ウェールズ語のエルが2つ続き、 llan で始まる地名は多いのですが、Saint (聖なる)という意味ですって。
余談、イギリスにある、Lloyd Bank は、ロイド銀行、ですけどねえ。
朝8時半ごろ、ウォキンガムを出、途中サービスエリアでトイレ休憩とおにぎりタイムをして、ウェールズへ。運転手であり、隊長が綿密なスケジュールを作ってくれたのに、お城の開いてない時間などがあり、若干のプラン変更。ホテルへチェックインする前に直接1つのお城に行き、見学とします。
手作りだよん |
お弁当作っていきました。ロンドンからの二人は朝が早いので、わたくしが主に弁当担当。
おにぎり二種(うずら卵を入れたトリュフ塩とマヨで)(韓国風、たくあん、高菜、海苔、ごま入り)
ご飯にタイの黒米を少し混ぜるのでお赤飯みたいに色がピンクになります。
おかずは豚薄切りの六味焼き、ナスのカレー風味、ポテトサラダ、卵焼き、うずら・トマト・アスパラの串、ウィンナー(ハチミツ醤油)。
最初の城下町、ビューマリスBeaumaris に14時過ぎ到着。入り口はどこ?お城チケットは時間で区切られており、わたしたちは14時から予約したのですが、駐車場に入れ、城まで歩くとそこそこな時間となり、見学します。
パンフレットは表裏でウエールズ語と英語で書いてあります。
英語と |
ウェールズ語 |
お城は1282年にエドワード一世によって建てられた中世の石の城です。ウェールズ征服のための基地としたのですが、途中で資金不足と王様がスコットランド遠征に矛先を変えちゃったので未完成のまま、放っておかれました。18世紀にある紳士により、復興されたということです。エドワード一世は同じ頃、三日目に訪れた、コンウィとカーナーヴォンのお城も建てています。この辺のお城を回ると、歴史がこの辺りから始まります。
橋。満潮の時は海から船で入れた |
上から見下ろす景色は絶景かな。
石大工の像 |
用意したお弁当で、ピクニック。ベンチがたくさん配置されていて天気もいいし、気持ちよかったです。ただ、海辺なので悪戯なカモメに注意。お弁当を取られないように細心の注意。
子供向けアクティビティ。Built your own castle みたいな感じですね。結構大きくて、ソファの背もたれみたいなブロックを合わせて作るんです。
石の中のチャペル |
城見学を終えてから、少し町を見ることにします。
かわいい町です。
観光案内所? |
可愛い赤いボートのアイスクリーム屋さんでアイスクリームを調達し、海辺に出て食べました。
ストーンヘンジもどきがある |
マッキントッシュなドア |
通ってきた石の橋とメナイ橋の手前で写真ストップ。
牛もいた |
石の橋は車道 |
メナイ・ブリッジ |
真ん中に野うさぎがいるんです |
プラットホームの駅名 |
ここから5分ほど走ると、駅がありました。どこどこ?って思ってたら出た!
列車は来そうにない、前の駐車場がやたらでかい。確かに長い。写真に入りきらない!ここはむかあし来たことがあるはずが、全然覚えてない。鉄道好きの父へのお土産に駅名入りの切符を買って帰ったと思うんだけど、あれ、どこに消えたんだろう。
向かいのショップ、お土産物屋さんは閉まっちゃいました。
「赤い洞窟の聖ティシリオ教会のそばの激しい渦巻の近くの白いハシバミの森の泉のほとりにある聖マリア教会」駅でした。もちろん、ナショナル・レイルのサイトでは、全部入らないから、略して Llanfairpwll となっています。ちなみにこのLlanというのは Church という意味だそうで、聖なる、の聖ですね。
スランドゥドゥノLlandudnoもこれで始まります。
部屋も洒落た小物やランプがしつらえてあり、いい感じ。
夕食は8時10分に予約してあった(この時間しか空いてなかった)、町のレストランで。宿から歩いて5分くらいです。そこはもう繁華街で、レストランやパブ、ショップが並んでいます。海岸沿いのリゾートタウンらしく、屋根のついたアーケードが続くショッピング・ストリート。コロナの影響で開いているところもたくさんではなく、テイク・アウェイだけしかやっていないところもあり、加えて田舎は早く終わってしまうので要注意です。早速ウェールズのラムをいただきました。デザートはクレーム・ブリュレを三人で。
ウェルシュ・ラム |
おデザート |
5月28日(2日目)
翌日ジョギングをするという友人を先に送り出し、もう一人と海岸まで歩いて散歩に行くことにします。
不思議の国のアリスのモデルになった家族がこの町でホリデーを過ごすために訪れていたのでアリス関係の像やオブジェが多いとか。
友人が買おうか買おうまいか、ウィンドウをみるたびに毎日悩んでいた、お人形の形のランプ。等身大くらいあって、かなり大きいんです。
朝食は歩いてこの町のマクドナルドに行きました。ハッシュブラウン、わたしも好きです。朝食の定番。昔ロンドンの会社にいた時、土曜日出勤の折は、マクドでソーセージ・マフィンセットを買って仕事場で朝ごはん食べていたのを思い出します。
さて、ひとりは今日はワーケーションで、ホテルで缶詰のお仕事。わたしたち二人は車で20分ほどのボドナント・ガーデン Bodnant Garden に行きます。ナショナル・トラストが管理しています。
11時の入園でチケットを事前に購入。この御時世、コロナで事前に時間指定のタイムドチケットを買わないと入れてもらえません。
いっぱい写真撮りました。みんな入れたいわ。
ピンク、赤の色合いが鮮やか。
見事です。
広い庭園 |
わんちゃんの水場 |
素晴らしく広い敷地内にはカントリーハウス式のお屋敷もあり、構内には世界各地から集められた珍しい植物を見ることができます。今の時期は石楠花、ツツジが満開です。ブルーベルもまだ咲いていました。そして、ここで見るべきは、キングサリ。黄色のフジの花のような木で、世界一のアーチで有名。英語では Laburnum (ラバーナム)と言います。わたしはずっと黄色のフジだとばっかり思ってました。この時期近所にも咲いてます。
アーチのところは列ができ、一方通行。黄色の藤棚になっています。まだ5分咲き、くらいかな。でも見事でした。
人が多いのでなかなか写真が撮りにくいのですが、思わずポーズで撮りあいしました。
看板は通常、ウェールズ語(が先)と英語で書いてあるので、下をまず見ないと読めない。
ボソボソと雨が降っていたので、最初は傘さして回りました。キングサリだけでこんなに写真撮っちゃって。
見事です。
不思議な色の木 |
ブルーベルがうっすらとわかります |
カフェがあるところからだいぶ登ってきました。この先は椿が見事でした。
お屋敷の庭に到達。夏はバラがきっと咲き誇るのでしょう。夏もまた来なくちゃ、って感じです。
全部バラ園。咲いたら見事だろうなあ。
水面に反映されて素敵 |
お庭は段々があり、高さがあるのでそれも庭園のプランに生かして、とても考えられていると思います。
変わった色だし、 花の形も変わってるだし |
バラも咲いているのもあります |
でかテッセン(クレマティス) |
この色、なんとも言えません。
変わった色のアイリス |
メルヘンやわ |
ここから車で10分ほどのところにある、ボドナント・ファーム・フードショップに行ってみます。ローカルフードを揃え、ワインやチーズの倉庫まであるとあったのですが、コロナのせいで縮小しているのか、ありませんでした。
しかしながら、ウェールズ産を探して、チーズとビール、ビスケットなどを購入。
レアビット |
カフェで遅いランチを。3時前になっていたのだけど、カフェは混んでいて、中は満席。お腹が空いているので外のテラス席でとりあえず座ります。雨も降り出したのですが、しばらくすると席が空いたので中に入れました。わたしはウェールズ名物、レアビットを頼みました。パンの上に、チーズとエールを混ぜたものをのせて焼くという、マスタード入りのチーズがのってました。お供はウェールズのサイダーで、でかいボトルで来たけど、完飲。
ミツバチの巣箱 |
わたしの名がついたワイン フランス製(買わなかったけど) |
今日の夕食は海岸のホテル内にあるシーフードとグリルのレストランです。
三人三様に魚を頼みました。
ホテルを出ると、前庭に鈴蘭が咲いてました。5月だもんね。
壁紙にできそうね |
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