747 プラスチックのお札
ちょっと話題を変えて、イギリスのお札の話。前にもちょこちょこ入れてますが、まとめてみます。
イギリスの通貨は英スターリング・ポンド(ユーロじゃねえぜ)Pound Stirling です。
お札にもコインにも片側には現在の英国連邦君主、エリザベス二世のお顔がついています。
2016年からお札がプラスチック製になりました。Polymer Note と言っています。
まず5ポンド札が9月に発行。第2時世界大戦中の首相で功績のあるウィンストン・チャーチル。
50ポンド札も変わるのか?と思いますが、この札はあまり流通してないので擦り切れたりしないから変えない、というニュースもあったと思いますが、ググってみるとどうも2021年にプラスチックになる模様。
でもおそらく、わたしが手に取ったり財布にお目見えすることはまずないとおもうわ。
ちなみに50ポンド札は2011年にできたというからかなり歴史は新しい。
左>想定新札
新札は Alan Turing (アラン・テューリング)という人らしいがこの人何をしたのか知りません。調べてみると数学者でコンピューター科学者だって。いきなり、ビクトリア時代から現代(20世紀)に飛ぶよね。
肖像になった人の特別な年代の入ったシリーズ番号のお札はゆかりのあるところに寄付されるんですって。知らなかった。
5ポンド札 AA01 000001 は女王陛下に。
AA01 001945はチャーチルのウォールームに。
10ポンド札
AA01 001817 ジェーン・オースティンが亡くなった年で、埋葬されているウィンチェスター大聖堂に。(左;ウィンチェスター大聖堂内のジェーンの銅像)
20ポンド札
AA01 001839 『解体される戦艦テメレーア号(Fighting Temeraire)』が展覧された年。ナショナル・ギャラリーに。
ウィキより抜粋
お金に関する記事はいろいろ書いておりますが、過去の記事はこちら。
「540 新ジェーン・オースティン10ポンド札もプラスチック」
「502 まる、から12角の新1ポンドコイン登場」
「32 にせ札騒ぎ」
「163 今度は5ペンス」
新しいお札や記念コインが出回ると、e-Bay なんかで、初めの番号は額面より多額で売られたりするんですけど、チャーチルのAA番号は何枚か持っているんだ。出回った頃、そういうのに詳しい同僚がいろいろ言ってて、小耳に挟み、お釣りやATMで出てきたら確認して、よりすぐっておりました。でも10ポンド以上は集めると使えないからもったいない。別の同僚も集めているみたいで、マーケットでお釣りにもらった2ポンドコインがシェイクスピアの記念硬貨だったとか騒いでました。2016年のシェイクスピア没後400年記念で出たのです。そう、マーケットの八百屋さん、いまだに現金のみ、の商売をしているのですが、以前は札で出すと嫌がるので、なるべくコインで出すようにしてあげていたのですが、計算がいつも合わなくて、お釣りをもらうと記念コインが何度か交じってきました。同僚の持ってたシェイクスピアもゲット。嬉しいよね。同僚のはハムレットからドクロでしたが、わたしはホロウ・クラウン。『Hollow Crown 嘆きの王冠』として、テレビのドラマにもなっていました。リチャード二世、ヘンリー四世をめぐる、ロイヤルもの。わたしもそういうの好きでいろいろ集めてますが、タンスの肥やしには十分なりそう。
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