490 オールド・ノリタケを発見
ノリタケ3姉妹? |
ウォーキンガムにはイギリスの地方都市にもれず、チャリティショップがいっぱいあるのですが、いわゆる、セカンドハンドを扱っている店です。不要になった中古品を提供する方は、リサイクル気分で、捨てるより、他の人の役に立ってくれるということで、罪悪感なくお店に持っていけますし、購入する方は、普通より安く買えるので一石二鳥。古いものを大切にする、イギリスの知恵でしょね。
時々、チャリティショップは見て回って、主に、陶器、食器類をチェックするのです。
今までも収穫品多々、あり。
前の記事をどうぞ。
「434 チャリティショップとアンティーク」
「446 青いカリコのカップ」
目次をご参考までに。関連記事全部見れます⬇️
またまた見つけてしまいました。オールド・ノリタケを3つも。そしてサジ。
ブルークロスという店があって、あまり行かなかったのですが、久々に行ったらお宝発見。
ノリタケはウエッジウッドやロイヤルアルバートなどと同じく、現代のものはそんなにいいとは思わないので興味がなかったのですが、古いものはちょっと違う。いいなあ。
何年か前に京都で、ノリタケ展があり、行ったことがあるのですが、その時に見たアンティークな製品は皆、アートのようで素晴らしかった。
陶器の裏にはメーカーのマーク、バックスタンプとかバックマークと言うらしいですが、裏印が入っています。
£1.95 |
£2.95 |
お皿の裏面チェックすると、ノリタケ、made in Japan の文字を発見。日本人としては買わねばならぬ?責任感?に苛まれたんだけど、ノリタケかあ、どうしょうかな、と即決できないわたしは一旦、保留。家に帰ってググると、うぬ?どうもオールドノリタケっぽい。
一つにしよかな、でもまあも一回、裏印見てから、と翌日行くと、3つとも同じマークです。Noritaké made in Japan 。通常、陶器の裏のマークって、同じ会社でもいいっぱいあるのですが、それによって年代がわかるらしい。
印の色は薄いブルーグリーン。ゲットしたのは、推定1920年ごろと思われます。きゃー。
なんでこんなところにノリタケが?と思ったけど、イギリスに輸出されていたものだったら納得。
拡大 |
この3つの足つきの小さなボウルは日本のサイトでシュガーボウルと紹介されてました。まったく同じ柄ではないけど、同じ形のものが、12,000 円で売られてました。
ひょ〜。いくら可愛くても80ポンドもしたらわたし買わねえぞ。
まあ、同じ価値かどうかはわかりませんが、なんか、嬉しい。
£2.95 |
よっしゃあ、3つ全部買うぞ、と意気込み、横を見ると、これまた日本的な蓋つき器を発見。裏を返すと、Saji made in Japan fine china とある。サジ?なんて聞いたことないけど、ちょっと有田焼っぽいデザインだし、これも買ってみよう。
帰ってからまたググるとこちらも名古屋の陶器メーカーで、こちらは1945-52年まで製造していたけど、今はもうメーカー自体が存在しないそうです。ですので、ゲットした蓋物は1950年ごろのものかと。
サジ、とググると、佐治陶器や包丁が出てきますが佐地貿易、と言うのがここのメーカーみたい。
佐地貿易と言うらしい |
£2.95 |
4つで£10.80 (約1,600円)なり。やめられまへんなあ、チャリティショップ通いは。
この後、また別のチャリティショップで、ノリタケ、茶色のマロンマークで見っけ。
ミルクポットと砂糖入れ、小さなケーキ皿4枚だったけど、ちょっとデザインが好みじゃないし、別にいいかなあ。写真だけこそっと取ったんです。
ミルク入れ £3 砂糖入れ £2 |
ケーキ皿4枚で £4 |
裏面は同じ文字で 色が茶色 |
すっごーい。ガラス器にはそれほど関心ないけど、陶器好きのわたしとしてはうらやましい限りです。これほどのものがこれほどお安く手に入るとは。
返信削除それにしても状態がいいのね。やはりもともとの陶器の質の良さと、持っていた方の扱いの良さのせいでしょう。
そうね。最近はノリタケそのものをあまりチェックしないけど、40年くらい前には、輸入物を買えなくてもこれで、と言えるくらいのデザインはあったような・・・買っておけば時間が経てばアンティークになったんだね。日本のものはよくデザインが変って、何世代も変らない定番デザインって、ほとんどないから。
でも、よかったね。おめでとう。こういうの Sure buy! ていうのかな。買い物上手! っていうところでしょうか。