寝台車でグラスゴーへ

カレドニアン寝台特急
7月5日(日)から6日(月)
土曜日はオペラのマチネを見て、夜の寝台車に乗りました。話題のROH -ロイヤルオペラハウスのウィリアム・テルだったんですが、これが長いんだ。3時に始まったのに、終わったのが7時半。そそくさと夕食を済ませ、ユーストン駅に。
出発は9時45分。列車はいっちゃん端っこの一番ホームに。
寝台車は、一等寝台(個室)と、2等親台(上下の2段ベッド)に通常のシートの3種類です。通常のシートはリクライニングでき、前後のゆとりはあるようでしたが、今回わたくしたちはフラットベッドの2等寝台で。

通路こんだけ


車両のドアの前に、車掌さんがいて、チェックしています。室番号の書いたチケットを見せると、変更だって。またとことこ更に後ろの車両に行き、キャビン(個室)のドアを開けるなり「狭い!」
ウエブサイトでヴァーチャルチェックができるんですが、これって誇大広告だよねえ。





小さいわたくしたちでさえ、狭いと思うこの個室。上下に2段ベッドがあり、窓のところに蓋があって、それを開けると洗面台。
まあ、寝るだけだけど。

本日の宿です


個室は中からはロックできるけど、外からはできないので、一応貴重品は持ってラウンジカーへ。はじめ後方にいた女性車掌さんに聞いたら、どこ行き?グラスゴーというと、あ、だったら前のラウンジよ、って。後ろのラウンジに行ったらエディンバラに行っているところだったのです。






今夜のベッド

ちょっとぼやけてますが
ドアの後ろは鏡で

ラウンジカーでは食事もできますが、わたくしたちは、プロセッコで乾杯。まあ独占販売の割にはアルコールのお値段も良心的。メニューを熟読すると、スコットランドらしく、ウィスキーの品揃えも豊富でした。
ラウンジカーにいる間列車はずっと停止しており、動き出したらもとの方向に。またロンドンに戻るのかいな。ラウンジカーのおにいちゃん、心配しなくていいよって。心配だわあ。

ドアにはってないとわかんない



11時ごろ、個室に戻ってさて、寝るか。
戻って来たらわたしたちの車両が最後尾になっています。あの、待ってた間にエジンバラ行きを切り離したんや。
ほんとに体ひとつだけの幅のバンクベッドにシーツとデュベの布団、枕は完備。タオルもついてます。タオルは持って帰らないようにって注意書き。
トイレは別で、部屋の外に出ないといけませんが、各車両に男女分かれて2つずつあります。

朝のコーヒー
ショートブレッド付


けっこう揺れて時々がたんと止まり、また揺れるという感じですが。なんとか眠れました。朝8時前に到着予定が、6時前に車掌さんがモーニングコーヒーの配達にドアをどんどんたたきます。乗る前に紅茶かコーヒーか注文取ってて、ふたりともコーヒーと言ったのに、Here you go, your Tea ! いや、コーヒー頼んだんだけど〜。
あらら、そうだったっけ、って顔して、またどっか行っちゃったよ。しばら〜くかかって今度はコーヒー持って来ました。



相方はまだ寝てたし、まだ時間あるので、洗面台の蓋の上においたまま、わたしももう一度寝てしまいましたが、起きて着替えて飲んだときにも、まだ熱かった。
ほっこりしていると列車が止まったままだということにようやく気がつく。まだ到着時間より前なんだけど。窓を開けてもビルしか見えない。
と、車掌さんがドアを開けて「あ、失礼、でも降りてね」って。えーもう着いたんだ。
あわてて外に出るとしっかり、グラスゴーはセントラル駅に到着していたのでした。





今夜のお宿








やっぱり、グラスゴーの観光編は別記事にしよう。
次へ続きます。

目次に戻る場合👉「スコットランドの休日 目次

Mizuho Kubo  (M)  All rights reserved…July, 2015

コメント

このブログの人気の投稿

花日記 イギリスの四季の花・初夏~夏編

イートン・カレッジ

番外編・イギリスのドア番号と家のサイン