グラインドボーンのオペラ生中継

ロイヤルオペラハウスや、ウィーンのオペラ劇場のライブ中継の話は前にもしましたが、今回は、Glyndebourne グラインドボーン。って何?って方のために、ご説明いたしませう。
イギリスの昔のオペラ好きな貴族が(今もか?)自宅でオペラ歌手招いて劇ってたのを、ついに自宅にオペラ劇場を作り、夏の間グラインドボーン・オペラ・フェスティバルとして一般に公開なさっているのです。知る人ぞ知るオペラなんです。夏の間だけですけど、屋内です。我がマッシモくんも、グラインドボーンに出たこともあります。見てないけど。
80周年

お屋敷の中



新劇場

中はオペラハウス


マナーハウス自体は15世紀からあるらしいけど、オペラのフェスティバルは1934年から。場所はイギリス南東部のイースト・サセックス州のルイスということろです。

在りし日のジョーン

ルチアーノ、騎士っぽいね?
けっこう有名なオペラ歌手たちも出演しております。今年は80周年とのことで、3回、ライブオペラを完遂。昔は若き日のジョーン・サザーランドや、パバロッチも出てたみたい!すごい。マッシモくんも呼ばれるはずね???

オペラ劇場のライブ中継については何度か行きました。ネタにもしています。
でもロイヤルオペラハウスは一回だけ家で、無料でインタネットの You Tube みたく見れたけど、毎回ではなく、屋外指定のところにいけばただだけど。。。ラップトップの前に陣取ったのに、どうやっても見れないこともありました。

ロイヤルオペラハウスの無料野外オペラライブ

シネマで見るともちろん有料だし。
ロイヤルオペラハウスシネマライブ・ジゼル

ウィーン国立劇場はチケット買ってその日にライブで見る。
ウィーン国立オペラ座のライブ中継

このグラインドボーンはなんと、ライブのあった日から1週間まで何度でも繰り返しオンデマンドで見れる!太っ腹やー。もちろん、グラインドボーンも映画館のシネマライブもやってます。

今回のヴェルディのラ・トラビアータ(椿姫)は、8月10日(日)のライブです。
1週間の間は見れるので、それから3回くらい繰り返し見ました。

今年の第一回が6月。シュトラウスの「ばらの騎士」(これ見てないの、伯爵夫人役のケイト・ロイヤルが冒頭、裸ででてきたらしい。。。プロムスのグラインドボーンの日に生(なま)で見ましたけど、衣装つけてました)

お次は7月のモーツアルトの「ドン・ジョバンニ」。無事見れました。午後3時からだったしワイン飲みながらベッドの上で見てたので、途中で気持ちよく昼寝してしまった。。。

で、今回。ちゃんと写真撮影しておきました。





ヒロインのヴィオレッタ Venera Gimadieva はロシア人ソプラノらしい。ボリショイ劇場の所属だって。はじめはふーん、って感じだったけど、よくよく繰り返し見て聞くと、いいわねー。声もいいし、歌もうまく、演技もうまいです。ステージも見慣れた ROH とは違い、モダンな感じですが、これまたドレスが素敵でした。




最初のパーティーの場のレースのドレスと田舎家での上着のようなブラウスが気に入ったの。


後ろ姿もばっちし


全身姿










一幕目で、ヴィオレッタのアリアを、召使いのアンニーナが横にいて、話しかけるように歌う演出が通常と違い、面白かったです。




恋人役アルフレードは Michael Fabiano 姓字がイタリアやけど、アメリカ人かもね。あ、やっぱり、当たり。アメリカ人でした。ちょっとシュワルツネッガーみたいな四角い顔の方でした。笑

指揮は(サー)マーク・エルダー。プロムスだけかと思ってたら、オペラも指揮するんだー。


このブラウスのようなカーディガン


そでのフリフリがいいわ


右、ジェルモン親父










中のレースも素敵



「わたしを愛して、アルフレード」の図

写真撮るために3回くらいまわしたけど、やはりヴェルディの音楽は素敵。ずっと余韻が頭に残っています。
幕間のインタビュー

カーテンコール





オーケストラは
ロンドンフィルハーモニー楽団




一度は本場に行って観劇(感激)してみたいですがー。お金もかかるし、車がないと不便かもねえ。生見てレポートできればいいのですが。いつのことやら。。。

地方巡業もするようで、たまたまローカルの雑誌で広告発見。
サリー州のウォキングで10月にあるようです。



© Mizuho Kubo , All rights reserved…September, 2014

コメント

このブログの人気の投稿

花日記 イギリスの四季の花・初夏~夏編

イートン・カレッジ

番外編・イギリスのドア番号と家のサイン