168 ロイヤル・コレクション 2011


毎年8月-9月には女王さんはスコットランドに避暑?に行かれるので、バッキンガム宮殿はお留守になります。お留守の間、一般公開が毎夏あります。
アーカイブでご紹介したこともあるのでこちらもどうぞ→→→「30 お宅拝見その2
今読み返して感心!われながらよく調べたわね。こんなんどこで調べたんや?自画自賛。よくできてますわ。白黒ですけど。これでほとんどの調度品の説明はしてあるから(写真おいおいデジカメから足しますぅ)、今回は目玉のウェディングドレスだけの説明にしょっかな。
ま、これが目的で行ったんですけど。

室内は写真撮影できないので、また、補足的にハイテク、ウエブサイトを利用。

ウェディングドレスはバッキンガム宮殿のロイヤル公式サイトにも詳しく「動画」付きで説明されてます。
商品のカタログを見るように、拡大したり、縮小したりして見れるのです。
思わず、「ショッピング・カート」 に入れてしまいそうやけどね。笑

ウエブも貼っとこ。この展示は10月3日までなので、そのあとなくなってしまうかも知れず。。。早めにご覧ください。
ロイヤル・ウエディングドレス」←←←(英語ですが画像だけでも楽しめますよ)


おもちゃの王室御用達「ハムレーズ」では、昨年のケイトちゃん婚約仕様ドールに続いて、ウェディング・ドールまで売り出しました。狙え、2匹目のどぜう、やけど。
前の婚約、のやつにドレスだけ着せ替え人形してもらわれへんのかね?£35 だして婚約のブルーのワンピース買ったひとも、2体目また£50だして買うの?
ウィリー・ハズバンドつけると二人で £100 やけど。すごいなあ。ちょっと、でも、わたしなら、いくら似てても、いや、似てるからこそ、人形にはなりとうないです。。。だれもせ~へんて。



拡大!

後ろ

レース部分もくっきり
後ろにボタンが並んでいて、首のところまであるの

ひだになってるんです

ヴぇール

レース詳細

すその部分
両親から贈られたイヤリング
紋章のどうんぐり
デザインはティアラにあわせてあります

ティアラはカルティエ作
女王様からのお借り物
靴にも刺繍のアップリケが。
拡大


















さて、しっかり予習をしたあとは、休みを取って平日に出かけました。
グリーンパーク
久々、グリーンパークに降り立つとヴィクトリア線の地下鉄駅がきれいになっててびっくり。地上にでるのに、通路からそのまま公園側に出られるようになってる。

常設展のあるクィーンズ・ギャラリーあわせ、過去2回くらい宮殿の夏のオープニングにはお邪魔しましたが、今年は特に賑わっているような。今まであまり、まともな、っつか観光客風に写真も撮らなかったので、今回ばしばし。

ヴィクトリア女王像が改装中!!!!
来年のダイヤモンドジュビリーに向け、綺麗に掃除とかしてるんかねえ。これは、のち、息子のエドワード7世がおっかさんのために建てたものです。

ウェディングドレスとともに、特別展「ファブリジェ」もやっていました。これも何年か前に見に行ったのですが、サイトから写真撮ろうかと思ったけど、ウエブ貼っとこ。下線↑↑↑クリックしてみてください。エナメル?ロシアのメーカーでイギリス王室はロシアの王室とも縁が深かったんです。でも、今はもう作られてないらしいです。

マルキー内で列に並ぶ
さて、見学の当日。11時20分ごろ到着しましたが、すでに当日券売り場は長蛇の列。しまった。やはりオンラインで事前予約しておくべきだったかな。平日だからたかをくくっていたのですが。仕方なく列に入り、待つこと30分。タイムチケットになっていて、一番早くて12時45分やて。しゃーないね。
無料の日本語オーディオガイドを借り、いざ。

入り口よん

宮殿の歴史と調度品、部屋の詳しい説明は冒頭の昔のを参考にしてくださいませ。
今年はドレスをフォーカスいたします。

展示はうまく、考えて並べてあるっつうか、ステートメントアパートや大広間を見たあと、ファブリジェの展示に行き、そのあと、結婚の披露をしたボールルーム(舞踏部屋)にドレスが真ん中にどーんと飾ってありました。



その前に、デザイナーの詳細な説明ヴィデオスクリーンがあり、いかにどのようにして作ったか。イギリスの伝統工芸とモダンなデザインの合体です。

ドレスの上にはヴェールと王冠がかざってあり、ぐるっとひとまわりして見れます。
かなり刺繍の詳細までなまで見ることができます。

テレビで見ていたときは、きわめてシンプルな地味なドレスなんだと思っていましたが、なんのなんの、ディーテイルに凝ってるわ。花のハンドメイド刺繍レースがすごい。
コルセットになってて、すそは5重の花びらのようになってるんです。
後ろにはボタンが並んでいて、ウェディングのときに付き添いの、妹のピッパさんのドレスも同じデザイナーだけど、それに合わせてたんだわ。今思うと。

後ろには別のケースに靴とイヤリング、花束のレプリカが展示されています。
靴にもドレスと同じ刺繍のアップリケが手でつけられたらしく、素敵ぃ。

花束は、すずらん、ぎんばいか、アメリカなでしこ。英語で言ってたスィート・ウィリアムっつうのを「ぎんばいか」と訳してるのかと思ったけど、どうもこれは「アメリカなでしこ」らしい。ギンバイカっつうのはどんな字?と思ってたんだけど、「銀梅花」のようです。
わたしはウィリアムちゃんにひっかけて、この花を選んだのだと思ってましたが、これはヴィクトリア女王の結婚式からロイヤルの伝統みたいですね。


花はモチーフになるけど、やはり、イギリスの花。イングランドのバラ、スコットランドのあざみ、ウェールズが水仙(やったんや。長年のナゾが解けた!)、アイルランドはシャムロック(クローバー)。これらは必須。

ドレスを見たあと、ダイニングルームにウェディングケーキが展示されております。ウェディングケーキにも花が反映されておりました。ケーキには17種類の花がデザインされており、それぞれ、花言葉があるそうです。
これまたとってもイギリスらしい、中身はフルーツケーキのアイシング飾り。
8段
食べるのもったいない

細かい

色も選ばれたらしい
中身はクリスマスプディングと同じくフルーツケーキ
単なる白、じゃなく、クリームとなんか、白って言ってたような。食べるんじゃなく、見る、飾る、って感じかなあ。
もうひとつチョコレートのウェディング・ケーキもあったらしいのですが、こちらはウィリアムくんの趣味でリクエストされたらしい。こっちは食べちゃったんでしょうね。フルーツケーキはクリスマスプディングと同じで、しばらくは、もつ?から。。。。??

いやあ、入場料 £17.50 もしたけど、見る価値あったわぁ。きわめて女性的興味でしょうけど。
ケイトさんが、ウェディングドレスはじめ、すべての関係のものにきわめて積極的に参加し、意見を入れて、また、イギリスのデザイナーを選び、伝統工芸をフィーチャーしてるっていうことで感心しました。まあ自分の結婚式なんだから当然でしょうけど。
でも、下世話な話、このお金は、ドレスの値段は?って興味あるなあ。もちろん、デザイナーが進呈してるわけじゃないよねえ。手作りの一点もののデザインで、レースも一点ものらしいし。一生に一度、たった一日のためにこれだけのひとが動き、時間とお金をかけ。。。。ま、しもじものものには夢のようなほんとに、シンデレラストーリーです。

最後にガーデンに出ると写真撮れます

テラスのカフェができてた

みな、ばしばし

庭も広い!夏はガーデンパーティなさるとか

結婚式のときの実況中継にも詳しくいれているのでよかったらそちらもお読みくださいましな。

142 わたしはロイヤルウエディングを見た!
付録 ロイヤルウエディング


© Mizuho Kubo , All rights reserved..September, 2011

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