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ガイヤール城 Château Gaillard |
クロ・リュセを後に、ここから徒歩10分足らずで次のお城、ガイヤール城です。 ここからガイヤール城の写真です。
この城はシャルル8世、ルイ12世とその妻、アンヌ・ド・ブルターニュ、ルネ・ド・サヴォワ、ギーズ卿(メアリー・スチュアートの叔父)などが所有していた城で、イタリア人の当時の有名な庭師、ドン・パチェロが温室を作り、フランスに初めてオレンジを持ち込んだことで有名だそうです。
カトリーヌ・ド・メディチも訪れたそうです。このかた、メアリー・スチュアートのお姑さんだったのだ、ここで繋がるなんて、びっくり。
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城内図 |
入り口でチケットを買って庭から見ていきます。こちらもこじんまりしているかと思いきや、見どころあり満載でした。
手前に小さなカフェがって、アイスクリームやジュース、手作りのジャムなどを売ってました。
今回も現金が手元になく、帰りにマーマレード一個買ったら終わりました。
いろんなジャムやはちみつもあったのですが、全部試食させてくれて、美味しかったですのが、ここのゆかりのオレンジのマーマレードにしました。
中に入ってみるとステンドグラスの窓に、大きなチムニー。
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歴代の説明 |
厨房も再現。
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メアリーの部屋に行く塔 |
一旦外に出て、塔のような建物の中にメアリーの部屋があります。
手前のトイレがとってもアンティークでした。
ここがフランス女王でもある、スコットランド女王、メアリーが滞在した寝室。
フランソワ2世と結婚した後、ここに滞在したというのです。それも、叔父さん(ギーズ卿)がこの城を所有していたため。
こんなところでスコットランドに出会うとは?
1558年、弱冠16歳のメアリーはフランソワ皇太子(のちのフランソワ2世)とパリのノートルダム大聖堂で結婚式を挙げ、新婚旅行においで、と叔父さんが招待したのだそう。
フランスでは幸せだったようですね、しかし新婚1年目で、夫が亡くなり、早くも未亡人になってしまう。それから故郷のスコットランドに戻って、王位を継承し、イングランドのいとこ・エリザベス1世に仇にされ?男運も悪く、数奇な運命に翻弄された女王ですね。
良くも悪くも生涯独身を貫いたエリザベスと対極の人生かも。
最初の夫のフランソワ1世はアンリ世とカトリーヌ・ド・メディチの息子なので、カトリーヌはなんと、メアリーのお姑さん!
「アンボワーズの陰謀」(1560年)という宗教戦争がらみの企みにこの城は密会に使われたようです。
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上から見た庭園 |
外には釜戸があり、パンの模型が展示されていました。
当時のキッチンの雰囲気が興味深い。
外に不思議な洞窟もあって、中には香りのテストができる空間が。
これもオレンジがらみです。
鳥小屋もありました。
庭は2016年?の洪水の時に湖のようになってたようです。
庭から館を見ると下に温室があるのがわかります。元祖、温室。お城につけたのはこれが初めてですって。
結構狭いかんじですけど。
空間利用って感じ?
トイレに行きたくなったので、また中を通って中庭に。
人が少なくなっていたのでまた写真を足しました。
こちらは英語の案内書。
イラストが可愛い。
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ドン・パチェロ お城のウエブサイトから
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お城の温室を設計した、ナポリ出身の庭師、ドン・パチェロ・ダ・メルコリアーノはアンボワーズ城のナポリ・テラス庭園も設計しています。
見学を終え、またクロ・リュセの前を通って同じ道を市内まで戻ります。
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モナリザ |
ここも岸壁に嵌め込んだに見える住宅。
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郵便ポストにキティがいた |
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素敵な帽子屋さん |
こういう釣り看板、アルザスでも見たなあ。
ワインの店に日本のウィスキーがずらり。
一旦、宿に帰り、休憩して、明日にしようかと思ったアンボワーズ城見学も、今日してしまおうと思いました。
夜7時まで開いているということだったので。
宿の可愛いデミタス・カップを発見。
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いろんな色あり |
ピンクのビールを飲んで、ちょっと一息。
次は3つ目の城、アンボワーズ城です。同じ日ですが、次の記事でどうぞ。
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