番外編 カミノ巡礼の道 まずはビアリッツへ、そして略してSJPP

カミノ巡礼の道『フランス人の道』

SJPP
最初の3区間 2024年2月23日ー27日


2月に3泊4日で初めて行ってきました。本当はコロナ前に行くつもりだったのですが、ポシャってしまい、昔テムズを歩いた仲間4人で今年行くことができました。
テムズ・パスも全長291キロほどを1年かけ、毎月1回、2回の週末で、少しずつ歩いて達成しました。こちらも300キロ。基本の行程は一日20キロから25キロを歩く、とあり、そんなに歩けるのかなあ。今回初めの3区間だけでしたが、結構大変だった。今思えば仲間と楽しい思い出ですが、谷あり、山あり、道路歩きに雨風雷、最後は雪、と全部体験した感じです。
では、5編に分けてお届けいたします。


2月23日(金)
ロンドンから二人、すでにパリに移動して、フランスから国内移動一人、あと一人はルクセンブルグから来るのです。今日は途中のバイヨンヌ駅で一人と会い、ホテルで先にチェックインしてくれてる友人と最終的に合流。の手はす。

まず、わたしはロンドン経由でスタンステッド空港まで行き、乗りたくないがライアンエア。時間節約のためには、これしか選択肢がないのですよ。もう一人の友人と空港であってチェックイン。

わたしの場合>

ウォキンガム
⬇️⬇️⬇️列車
ロンドン・ウォータールー駅
⬇️⬇️⬇️地下鉄
リバプール・ストリート駅
⬇️⬇️⬇️列車
スタンステッド空港

列車と地下鉄乗り継いで、やっとスタンステッド空港、そこからフランス北部、スペインに近いビアリッツ Biarritz へ。飛行機が少し遅れて午後4時半着。
空港からバスでビアリッツの駅へ、そしてそこから列車でバイヨンヌ Bayonne 乗り換え、サン・ジャン・ピエ・ド・ポール Saint-Jean-Pied-de-Port へ行くのですが、列車の便数があまりないので、二人だから空港から直接タクシーでバイヨンヌの駅まで向かいました。
ここで 18:37 発の列車を待ちます。ルクセンブルグからの友人がパリ乗換えで来ていて、ここで会い、同じ列車で行けるはず。
まず、切符を買わないといけません。5時半過ぎてたので、切符売場のオフィスは閉まっています。前に機械が並んでいて、係員らしきおばさんが一人、機械で買え、と言うのですが、画面表示が英語にならない!悩んでいると、また寄ってきて、やってあげるという。なんと、行き先はダイヤルみたいなのをギシギシ、回して出すんです。フランス人でもわからんぞ、これ。
モンペリエでも苦労したのよね。友人のフランス人の旦那でも切符の購買機、苦労したんだから。
なんでこんなにややこしい機械なのか?簡単にすればいいのに。
イタリアでは親切そうにやってきて教えてくれ、最後にチップちょうだい、って言われたことがあったのでちょっと疑いましたが、このおばさんは大丈夫でした。絶対係員、必要だよね。でもその後いなくなってました。もう仕事終わったんでしょうね。
なんとか、二人で22ユーロの切符を買い、まだ時間があるのですが駅構内はカフェとちょっとした売店があるだけ。

ビアリッツ 午後4時半ごろ到着。タクシーでバイヨンヌの鉄道駅まで約20分。34ユーロ。鉄道で、ルクセンブルグからの友人とも合流でき、同じ列車でサン・ジャン・ピエ・ド・ポールへほぼ8時到着。すでにホテルにチェックインしてくれた友人が迎えに来てくれました。ホテルは駅から徒歩8分ほどですが、暗いし、雨だし、先発隊、大感謝です。

実はこの1週間前、歩く会の例会で、ロンドンに行ったのですが、お昼を食べたキングス・クロス裏のマーケットの屋台の生牡蠣に当たったらしく、月曜日は会社休みました。火曜日まで何も食べれず、とにかく安静。コーヒーも飲まず。火曜日にやっと薬局に行って、ポカリスエットのような脱水症状緩和の薬と下痢止めを買いました。下痢止めは結局使わなかったけど、ほんと、カミーノ、歩けるのか不安でした。旅行まであと3日、水曜日、木曜日、ああ、明日出発だ。コーヒーはフランスまでお預け。

バイヨンヌ駅。立派。
ゴミ箱
友人が気に入ってた駅のゴミ箱。









これが問題の切符購買の機械。フランス語でもわからへんで。
この右のダイヤルを回して目的地を入れる

地元の食材が並ぶ
駅構内のキオスク、というか、小さな売店には地元グッズ、今年のパリ・オリンピックのグッズも。



ホテルに着いて、先発隊が調べてくれた、遅くまで開いてるレストランへ。9時までに来てくれと言われたので急いで行きましたが、大丈夫そうでした。これが当たりで。
詳しくは別途『食事編』に入れます。


川が流れ、夜の照明があって素敵なところです。

腹ごしらえをした後、巡礼のカミーノ・オフィスが遅くまで開いているというので明日のコースや詳しく聞くのに寄ってみました。
夜10時というのに初老のおじさん二人が親切に英語下手なんだけどね、と言いながら二人ずつまとめて説明してくれました。

証明書(パスポート)は、スタンプを押すようになっています。これは無料。1個目のスタンプを押してくれました。
冬場なので、山側を通る(ナポレオンも通ったという)ピレネー越えのコースはクローズされており、峡谷側を行かねばなりません。道路脇を歩くし、最後も森側には入らないように、って。道路を歩くようでした。途中休憩のできるところ、危ないところ、気を付ける場所などを聞いて、売っていた、貝のバッジを買いました。

ホタテ貝も売ってたけど、わたしは散々近所のスーパーの惣菜で食べた後の貝殻が山ほどあるのでそれを持って行きました。穴を開けて紐を通すという課題が残ってますが。

左、友人が買ったもの。右、わたしの持っていった貝殻。
バッジと



巡礼パスポート。

泊まった初日のホテル。
4人部屋のキッチン付きのアパートです。リビングに2つベッドがあり、別の部屋にもう2つベッドがあります。
とってもモダンで素敵です。長期滞在にいいだろうなあ。

ベッドは少し小さいけど、バスルームのシャワーもおしゃれでした。
さて、明日はいよいよ、歩き開始、です。次の宿泊地、ロンチェスバレスまで、24.2キロ挑戦。

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