893 3年ぶりの南仏ポール・ヴァンドルのホリデー  続編

帰る日の朝焼け

9月12日(月)

2週目。ペリピニャンに近いショッピングセンターのステーキ屋さんが美味しいというのでランチに行きました。

帰りに巨大スーパーで寿司のセットを買って夕食に。


またもカフェ・リエネージュで休憩。パフェ好きのわたしとしては天国。

スーパーのお寿司セット


ほとんどスペインです

眺めは本当に宝物







友人宅のある港は地図で見るとほんと、スペイン。車で2時間ほどで行けます。ご主人はスペインに行こうと言ってくれてたのですが、奥様がスペインなんて行っても仕方ないわよ、と言うので今回はなし。前回連れてってもらったのでいいかなと。また、スペインはワクチン証明がいるって言うことで、一応、NHS の証明、ダウンロードしてきたんですけどね。



友人宅は3階建てのようになっていて、トップに夫婦の住まい、その下の2部屋(スタジオのようになっている)を貸しています。さらに上の離れを改装して、そこにわたしは泊めてもらっているのですが、家族、友人専用だそうで。





9月13日(火)

夕方また港の方まで散歩に行きました。港はいつ来てもいいです。

マッキントッシュの絵をまた見つけました。詳細は別記事で。


赤の隣に緑がある



急登






ショートカット発見したけど、昨日の散歩の帰り道には見つけられなかった。今日は登りに挑戦。かなりの急登です。



オベリスクを越え、ずっと家の向かいの灯台がある方まで行ってみました。

おしゃれな住宅がある。

魚屋さんのストール


観光船の乗り場。

灯台の近くに、レストランかと思ったら、シーフードの倉庫みたいなスーパーがありました。新鮮な魚や惣菜も売っています。日本のものも人気のよう。




アンコウの肝の缶詰があったのでお土産に買いました。


海岸線に並ぶ倉庫
ワイン屋さんの軒先

すごい車が停まっていた

明日は雷予報









ずっといい天気なのですが、明日は雷来そう?








帰りに途中のスーパーでちょっとお買い物。ワインが安いので羨ましい。安いワインを買って帰ってもしょうがないので、断念。












9月14日(水)

一人でバスで15分くらいのスペインに近い方の隣町のバニュルスに行こうと思ったのですが、ご主人が車を出してくれたので3人で行きました。

友人曰く、昔はちょっと古ぼけた海辺のリゾート地だったというのですが、おしゃれなカフェがたくさんできてて洗練されてる感じ。カフェで休憩して、わたしはビール、友人はスィーツ、プロフィトロールを頼んだらこぶしくらいの大きさのシュークリームが3つも載ってました。中はなんとアイスクリームに生クリームがどっさり、で、チョコレートソースがかかっています。

その後30センチくらいあるジャンボなチュロスを12本もオーダー。隣のアイスクリームの屋台でクレープも焼いているのです。クレープとチュロス、さすがフランスなのにスペインに近いから両方あるんですね。

プロフィトロル

私はビール

チュロス


ここもワイン蒸溜所











カフェの店員さんは横断歩道を渡ってサーブ







スペインに近いから、壁にコミュニティのパエリアパンが飾ってありました。




市役所。





















帰り道、道路脇のワインストールでワインを試飲して買って帰りました。バニュルスはデザートワイン、アペリティフとしても飲む、アルコール度の強い、甘めのワイン、コリウールは普通のワインだそうです。









9月15日(木)

友人宅から山の方へ車で50分ほどの町、セレ Céret に行きました。さくらんぼに関連するのか、春にはいっぱいその辺で売ってるそうです。




ここがミュゼ



ミュゼの前の石
入場券の代わりのシールを
使用後、貼ってある

近代アート美術館でシャガール展をやっているというのでランチの後入ってみました。

古い建物の残る素敵な町です。


































ミュゼの前に素敵なオーガニックのカフェを見つけました。ランチはキッシュなどのセットです

場所柄か、テーブルマットもアートな感じ。わたしのがモネ。左上がクリムト。
サングリアを飲みました。入れ物のグラスがまるっと、かわいい、ストローがついている意味がわかりました。ストローだとグビグビ飲んじゃうんだけど、なしだと飲みにくい。
コロッケ
サーモンとほうれん草のキッシュ、めちゃデカくて食べきれなかった。
デザートはフランス名物、カフェ・グルマンですよ。コーヒーに小さいデザートがついてくるんですが、どれも美味しかった。
お店のシール
コーヒー味とカボチャのケーキにタルト、シャーベットです。ちまちまいろんな種類が食べれるので楽しい。
カフェ・グルマン










スペインに近いから、タパスでも、ってスペイン料理屋に入ったら、誰も座っていないのに、予約してないからって、ちょっと調べるから、って待たされて感じが悪かったので、ほかを探すことにしました。お陰でここが見つかって良かったです。

このカフェで飲んでうってたチェリーのジュースも買いました。

ジュース1リットル3本買ったので、一旦カフェに預けてミュゼに。入場料10ユーロ支払うとシールをくれて、それをわかるところ(シャツの上の左胸とか)に貼っておかないといけないのです。出てきたところの石の上に色とりどりのシールが貼ってあって、これだったのか、と納得。

ミュゼはシャガールのみならず、ピカソ(陶器や彫像も)やモジリアニの絵などもありました。ミロやダリもあり、さすがスペインに近い。

こちらもピカソ



シャガールです

この辺りはピカソの陶器

最上階からの眺め


モジリアニ

車窓から、水道橋があった

最後の晩餐は簡単に

9月16日(金)

ついに帰る日です。朝焼けが綺麗でした。滞在中ずっと天気は良くて雨が降ったのは1日くらいかな、雷が鳴った日もありましたがちょっとだけ。前日の夕食は簡素に、モンペリエの空港まで車で送ってくれると言うので、市内でランチをすることになりました。

朝の海













スーツケースまたもパンパン。ワイン2本と1リットルのジュース入ってっし。


この景色ともお別れ
















モンペリエまでは車で約2時間。夕方4時45分の便なので、朝10時に家を出発、お昼を市内で食べて空港まで送ってくれる手筈です。高速を飛ばして12時過ぎにモンペリエの市内に到着しました。すると。駐車場に入れている時にテキストメッセージが来て、なんと、わたしの便がキャンセルになってしまったのです。朝、イギリスの友人から、フランスの管制塔のストで皆キャンセルになっているようよ、だいじょうぶ?と聞いてくれて、フライト情報調べた時には「定刻・予定通り」だったのですよ。2本ある次の便は既にキャンセルされてたのですが、わたしの便は飛ぶと安心していました。やられたわ。
途中の高速内のトイレ。おしゃれ

テキストは携帯で見れるのですが、wifi が使えないから、ウエブサイトに入れないし、フライト変更ができない。航空会社の電話番号も調べられないんです。







とりあえず、駅の近くの大駐車場に車を停めて、駅を通り抜けて歩いて5分くらいのところのステーキレストランでランチ。メニューは1つで、胡桃のサラダがまず出てきて、フレンチフライにステーキです。焼き方だけ聞かれます。ロンドンにある、フレンチのステーキレストランのルレ・ド・ヴニーズと同じです。フレンチフライは食べ放題、山盛り出てくるからおかわりできなかったけど。これでセットで21ユーロでした。


お肉のおかわりも
友人はフレンチフライの質が落ちた、とこぼしてました。美味しかったのですが、とにかくフライトが気になって、気もそぞろ。
レストランにはwifi がないので、観光局に行くことにしました。行きに行ってるから場所はわかります。ところが、ウエブサイトに入る、ログインのパスワードを忘れてしまった。搭乗券に書いてたんですが、駐車場に置いてきたスーツケースの中。馬鹿でしょう。
かわいいトラム

並んで、観光局の人に電話番号を調べてもらったけど、通じない。自分で検索して探して、これって、いつも会社で使っているのと同じ番号だと気づきました。番号暗記はしてませんけど。
電話で次のフライトを探してもらうと月曜日までないと言うのです。月曜日は女王陛下の国葬で休日なのですが、夜中近くに到着の便なので翌日から出勤、ちょっとしんどいなあ、なんとか日曜日中に帰りたいのです。しかも、日曜日は歩く会の日で、出ようと思っていたのに、出れません。

モンペリエからだと月曜日の夜遅くしかなく、ニースからだと、今日4時のがあるわよ、と言われたけどこの時点で既に午後2時、間に合うかい。仕方なく、ニース発の日曜日の便にしました。鉄道で5時間、マルセイユで乗り換えて移動なのですが、夜の便なので移動は日曜日にすることにして、今日明日はモンペリエに泊まることにします。観光局で駅に近いホテルを取ってもらい、駅にニース行きの列車のチケットを買いに行くことにします。友人夫妻がついてきてくれ、チケット購入を機械で試みたのですが、これが悲惨。なんか、e-ticket だから、とメールアドレスや電話番号を入れたり生年月日を入れたりで、3回くらい元に戻ってやり直し、15分くらいかかってやっと予約できました。
そしたら紙のチケットが出てきたんです。あれ?だったらメールアドレスとか要らなかったんじゃ(この謎はホテルに入ってから解明)。とりあえず、チケットとレシートをプリントして、やれやれ、やっと完了。人のいる切符売り場が混むはずね。

機械の画面

駐車場にスーツケースを取りに戻り、友人夫妻とはここでお別れ。本当にお世話になりました。

駅からすぐ、市内の繁華街にも近いホテルにチェックインしました。

まあ、ここが大変だったんですが、詳細はモンペリエ編にて。



泊まったホテル

ホテル代2泊、178ユーロ、ニースへの移動の鉄道代 58ユーロ、ガトウィック空港へついてから家までのタクシー代、122ポンド。モンペリエ観光はできたとはいえ、出費です。

後日談で、帰国してからクレームしたら、航空会社から返金してくれるという案内が来ました。よかった。だったらもっといいホテルに泊まればよかったとも思うのですが、その時は返金されるかわからないものね。モンペリエ編は別記事にしました。

➡️➡️➡️➡️➡️続く


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