887 ロンドン・リージェント運河ツアー



8月6日に日本クラブのツアーがあり、参加しました。午後からの半日で、リトルヴェニスから運河ボートでカムデンまで行って、その後キングス・クロスまで歩いて観光。いつもながらの素晴らしいガイドで、また知らなかったことを色々教えていただきました。

出かける前にサンドイッチで


掃除のミニカー




ウォリック・アヴェニューの駅から5分ほどのリトル・ヴェニスで集合。その前に大変なことがありました。
ウォータールーからベーカールー線の地下鉄に乗り換えて行くのですが、地下鉄のホームに入ったところでわたしの帽子が風で飛ばされ、線路内に落ちてしまったのです。いつもはクリップをつけているのですが、その時は列車から降りたところで室内を歩いていたからクリップ留めせず。通気口の風であっという間に飛ばされ、どうしよう。傘を持っていたので、傘の柄を伸ばして引っ掛けて取れないかと思ったのですが、ホームにいる乗客の人が、ダメダメだめ、危ない、やめとけ、と非難。でもそのまま置いておけないしなあ、とまたエスカレーター上がって、改札まで戻り、スタッフのおじさんに言いました。「カード落としたの?」いや、帽子なんです。ほら、落とし物やゴミ拾いの時に使う、棒の長いやつ、先で取れるやつ、あれがいると思うのよ。
彼はスーパーバイザー呼ぶから、とオフィスに入っていき、しばらくすると黒人のおばさんが四角い細長い袋のようなものを持って出てきて、あ、これで取るのね、と思ったのですが、ホームまで案内すると、わたしの帽子が落ちているところを確認し、トランシーバーで誰かと話してます。電車はまだ来ないし、さっさと取ってくれてば終わりなのに、と思いつつ、待っています。しばらくすると電車が来た。すると手前でおばさん、電車を止めました。運転手も不審がっているが、帽子を取るから、とか説明している模様。ホームで待っている乗客を黄色い線の後ろまで誘導し、ちょっと待て、みたいな。ホームで待っている乗客は何事かと興味津々、ああ、帽子ね、と。帽子だよ、ほら、あれ帽子、って声が聞こえます。そしてやっとおばさん、細長の袋の中から道具を取り出し、ホームの上からそれを伸ばして、かがんで帽子を取ってくれました。ホームで待っている乗客、一同大拍手。
電車は止めるわ、拍手浴びるわ、帽子受け取る瞬間も、あ、彼女の帽子だったのね、彼女が落としたのね、って思われてそうで、めちゃ恥ずかしい瞬間でした。
この電車が2分くらいとは言え、止まったから、次の列車にも遅れが出てるでしょうね。まあ、恥ずかしい。申し訳ない。
早めに出たからよかったものの、ぎりぎりだったら、ツアーの集合時間にも間に合わなかったかもしれないので、ほんと、冷や汗ものでした。地下鉄侮るなかれ。
無事帽子は生還、線路に落ちた時に埃で汚れてしまったのですが、元上司からもらったものなので、大切にせねばならんのです。
集合時間には全然余裕で間に合いました。住宅街の中、運河のボート乗り場に着きました。

ボートの中からの写真はちょっと見にくいですが。
昔この近くに友人が住んでいた時に何度か来ましたがボートには乗ったことがなかった。




グループで予約してもらっているので、最初に乗船。狭い車内ですが、座って出発を待ちます。2時出発で、約40分でカムデンです。英語で説明があり、日本人ガイドさんが補足説明してくれます。昔馬で曳舟を引いていてトンネル内は船頭さんが足でトンネルの壁を蹴りながら運行したという、レギングという動作を説明していました。








この橋の上のレストラン昔行ったなあ
橋が

この辺りは豪邸が右左に。ジョージ4世のお抱え建築家、ジョン・ナッシュ時代の豪邸が続く。



アラブオーナーかも





















London Zoo 動物園(1926年、世界初の化学的動物園として設立)を運河側から見ます。檻が見える。中の動物はちょっと見えなかった。昔は鳥の檻だったらしいです。
火薬を運んでいた際に爆発したというマックルズフィールド橋。ちょっと撮れなかった。
ロンドン初の水上レストランは近くに住むポール・マッカートニーのお気に入りだそうです

水上中華レストラン Feng Shang Princess

Gilbeys Yard
























カムデンには厩舎や馬病院などもあり、白い建物はかってのジンの蒸溜所 Gilbeys Yard だそうです。

カムデンロックに到着。前から若者の町、と言う感じでしたがさらにごちゃごちゃしてます。
ボートを降りて渡った Roving Bridge 橋の欄干には綱の跡があって、ここで曳舟がUターンするときに馬を引いたので綱の跡が残ったということです。



左>広場にある真ん中の茶色い銅像
右>ガイドさんに頂いた写真のコピー
氷を運んでいるそうです。

















Eggcup House

右の白い建物の上には卵がのっていて、 Eggcup Houseという Channel 5の建物だそうです。


ボートを降りて水門の作動を見ながら、キングス・クロスに向かって歩くのでした。運河沿いの狭い道を自転車に注意しながら歩きます。

水門にボートが入り、出て行くのをしばし見学。


手動で開け閉めしてました




宇宙船のような建築の住宅
億ション?すごいお値段ですって











































バトル戦場


これはガード下、運河沿い。
King Robbo とBanksy の落書き合戦の場所だったそう、落書きを上書きするには前の以上に素晴らしい作品でないと上書きしてはならない、というルールだそうです。このガード下で落書きのバトルが繰り広げられたとか。しかも警察のオフィスがすぐ上にあるとか。



ガスタンクを住宅に

こちらも億ション










こちらは炭鉱列車の積み替え場所となった広場。Coal Drop Yard.
2階建ての上に駅があり、列車が入ってきて、運んできた炭を下に落とす、という仕組みになっています。


希望の橋

41番目にできたCarmley Street 橋から
橋のところで野外映画サイトが
皆見てます
広場を眺めます。
今はショッピングセンターになっています。









運河にかかる最後の橋。エスペランス(希望)の橋。
橋の袂で野外映画をやっていました。
この辺りは何年か前にイベントやってて来たことがありますがさらに進化した模様。

めちゃおしゃれになった
キングス・クロス駅周辺


帰りに和食スーパーでお寿司のセット買って帰りました。

軍艦スペシャルぅ。



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