528 テムズを歩く 7月29日

ほぼ、1ヶ月ぶりのテムズ歩き、で今回は土日の泊まりで合宿となりました。
まず土曜日は車2台で前回の終点、ニューブリッジまで。
10時に川のそばのパブ Rose Revived で8人が集合。


テムズの源流まで後40マイル!
64キロ!



Newbridge to Tadpole Bridge  ニューブリッジからタドポール 10km




 運転手2人が車を終点に置いてくる間、後のメンバーは雑談して待ってます。




右がテムズでいちばん「古い」ニューブリッジ



10時50分皆で出発。

到着したニューブリッジには川と橋を挟んで2つパブがあるのですが、どちらも結婚式の用意をしていました。


こちらはテントで結婚式




グランピングぽいテント群
ふつーのテントもあり
中で着替えている人が







11時35分 Old Shifford






 うし、うま、かも群、を横目にひたすら歩く。

Chimney



これは毒持ちだって



いい感じの景色が続きます。






Tadpole Bridge
13時10分。
本日の終点、タドポールの橋が見えました。
Tadpole ってオタマジャクシのことよ。














The Trout Inn at Tadpole Bridge
(鱒の宿)の中庭ではこれまた結婚式。
レセプションの用意をしていました。






貸切なので、ビールも飲めなかったですが、トイレを借りに中に入るとバーには宿の自家製ビール(エールとラガー)があったぞ。今夜はここに泊まりたかったのですが、すでにだいぶ前から満室だった。結婚式なら満室だろうね。




素敵なフルーツ満載のウェディング・ケーキ。

運転手2人がまた車を取りに行って帰って来るのですが、待っている間に、メンバー6人で庭で持参のおにぎりを食べていたのです。

ここでハプニング!
わたし生まれて初めて、蜂に刺されました!!!

皆で並んで木のところ、壁のヘリに座っておにぎりを食べ、バナナを食べて談笑していたのですが。
突然、右手にちくっと(結構痛かった)鋭い痛みが走り、何?と思って見ると、一匹の小さな蜂がわたしの手首のところにはりついているではありませんか!
ぎゃー。パニック。どうやって振り払ったかわかんない。次に見ると蜂はいなくなってたが手には5ミリくらいの小さい針が残ってました。メンバーの一人が取ってくれ、わたしは必死で、毒を出そうと絞り出しました。ここで毒を口で吸い出したりするのはNGだって。素手で針を抜くのもいけないらしい。ピンセットや、クレジットカードなどのプラスチックの硬いもので横から取るのがいいらしい。

パブに入って、絆創膏とかない?と聞いてくれたのだけど、そこのお兄さんが氷を女性に頼んでくれ、土を水で混ぜて塗るといいって。土を???
庭にまた出て、コップの水で土をこねて患部に塗ってくれました。
え〜?こんなんで効くのぉ??
は、は、破傷風になんかなったらどうする?
まあ、5年くらい前のインドに行く前に破傷風の予防接種しておいたから大丈夫かな。
その上から紙に包んだ氷でしばらく冷やす。刺されたところが小さな赤い点になって、チクチクと痛みが来るけど、腫れてはいない模様。

14時半ごろ、運転手たちが帰ってきたので、土を水で洗い流し、残った氷をビニル袋に入れ持っていくことにしました。
毒は水で洗い流すのがいいらしい。氷で冷やすのも正解。
土は、日本語サイトには載ってなかったが、効きました?
アナフィラキシー症状は出なかったのでほっ。短期間に2回以上刺されると怖いらしい。

気を取りなし。
ここから10分ほどのウィリアム・モリスの晩年の避暑の館 ケルムズコット・マナーに行くのです。ずっと行きたいとおもってたんだなあ。ミューゼアムになっている、ろんどん北のウォルサムストゥの館と、ハマースミスにある家には行ったことがあります。

蜂で救急車、とかになったら他の人に迷惑かかるし、行きたかったケルムズコットにも行けなくなったりしたらどうしよう、と思った。

ケルムズコットはコッツウォルズ地方の雰囲気のある田舎家が並ぶかわいい村という感じです。マナーハウスはナショナルトラストの管理です。
入場券を買い、家の中は狭いから、とリュックサックなどの荷物は預けて、3時前に入り、中の家を見学します。
もちろん、中のインテリアはモリスの壁紙、カーテン、家具。
夫人の寝室、モリスの寝室。リビングや屋根裏の子供部屋まで。結構広いです。

ここに来れたらまとめてモリス記事を作ろうと兼ねてから思ってたんだけど。
次の記事で詳しくどうぞ!

530 ウィリアム・モリスの世界 ケルムズコットマナー

写真は撮り放題だったので、重なりますが、ここでも少しお見せするわ。



Kelmscott Manor



妻ジェーン
友人でもあり、不倫関係の
画家ロセッティが描いた


モリスのソファ、だし、暖炉のタイルもモリス、だわ

日本の部屋?青い陶器満載で、ジャパンルームとある。
カーテンは保温のためもあったよう







2階(ファーストフロア)に上がると妻ジェーンの寝室。
ベッドカバーは娘がデザインし、一緒に刺繍したキルト。
こちらはモリスのベッド






とっても居心地良さそうな家でした。でも冬は寒そう。

手前は自分でデザインした本

その上が屋根裏部屋で、こちらも広い。

子供部屋のような小さな寝室が2つありました。









アンティークな鏡台



庭の東屋

ショップ



娘がモリスのために立てたコテージ
壁面の肖像はモリスですね。



歩いて5分ほどのところ、村の教会にお墓があります。ひっそりと地味なお墓でした。


ショップで買っちゃった






お宿は川から少し離れたファリンドンFaringdonという村で。

村祭りで道路規制に遠回りをして宿へ。パブの裏の駐車場はバンドマンの車で、いっぱいで止められない。宿泊客なのになんてこった。


マネージャーが出てきて、スタッフの車を移動し、なんとか2台入れられました。

しかしパブの中庭で、今夜は11時までライブがあると!夕食もレストランでは出してないからって。すぐ前の広場ではメインのステージ会場があり、周りに屋台も出てるので色々買ってきて中のテーブルで食べました。
タネからこねて釜で焼いているピッツアあり、インドあり、ハンバーガーあり、メキシカンのパエリアあり、で面白かったですが。

部屋に戻っても騒音(音楽)は続き、雨が激しかったので、しばらくは音も止んだが、また始まる、という感じで。仕方ないので携帯で蜂に刺された場合の記事とウィリアムモリス関連の記事を探して読んでました。

騒音がなくなったら自然と寝てたみたいで、ぐっすり。

本日のわたしの携帯の万歩計は 23,000 歩16 km になっていました。

=テムズを歩く 目次=

© Mizuho Kubo , All rights reserved.....July, 2017

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