再びマッキントッシュ・郊外のヒルハウスとマッキントッシュハウス見学

ヒルハウス



7月10日(金)から11日(土)早朝ロンドン帰着


さて、ホテルでの朝食後、雨のなか(今回初めて雨に降られた)駅へ。
ホテルの朝食もココットのような卵料理がオリジナルで、おもしろかったのですが、また食編にて。











オーバン駅
あいにくの雨

なかなかゲートを
開けてくれない
ホテルから駅へは徒歩で、ものの10分もかからないところ。列車は始発、雨の中、みな待っているというのに、目の前にいるのに、なかなか乗車できない。来るとき積んでた、コーヒー紅茶のトロリーをいったり来たりさせてます。

どうも車両の接続に時間がかかっている模様。ずっと車両は目の前に止まっていたので、先にやっときゃいいと思うのに。。。ぶつぶつ。



定刻少し遅れてやっと乗車で、やっと出発。今日はグラスゴーへ戻りますが、途中のへレンズバラというところで、途中下車します。目的はマッキントッシュがデザインしたという、ヒルハウス見学。




駅の地図
雨でぬれてるので


へレンズバラはグラスゴーからだと40分ほどの郊外ですが、
👈  Helensburgh Upper (上方)とHelensburgh Central (左地図下方)の2つ駅があります。
ヒルハウスへは、アッパー駅からだと、徒歩10分くらいなのですが、ここに止まる列車は3時間に一本しかありません。うまく、オーバンからの始発がここに止まることを発見したので、グラスゴーへの途中下車で寄ることにしました。





しかし途中下車なので、がらがらキャリーケースを持ったまま、傘さして雨の中歩くのはちとつらかったです。

ヒルハウスの邸宅内は撮影禁止なので、生写真は外だけ。
現在にも通じそうなモダンなお宅。




お玄関の門








内部は写真撮れませんので、ウエブから入れておきます。

以下はナショナルトラストのサイトから
ヒルハウスは出版富豪のウォルター・ブラッキーのお屋敷。今はナショナルトラストが管理しています。


マッキントッシュさん

郊外のヒルハウス



中はかなり広く、部屋数もあります。

ソファ

ウエブサイトから写真撮ってたんですが、ググって、image ってやるといっぱい出て来る。すごい時代になったなあ。ちょっと拝借で。

こっちのほうが綺麗に撮れたしね。



居間

ダイニング


残念なことに、このお家はダンプ(湿気)に悩まされているようです。
保存するのに、かなりの湿気で、ダメージが。維持するのも大変ですねえ。



寝室 ピンクと白が基調

こちらのお部屋だけ、ふつう=ビクトリアン
マッキントッシュのデザインではないです





帰りはこのあと、グラスゴー市内で、月曜日に閉まってた、マッキントッシュハウスに行くつもりだったので、セントラルまで約20分歩きました。セントラル駅からはグラスゴーまで、一時間に2本ほど列車はあります。この辺りは高台に瀟洒な住宅が並ぶ、一等地っぽいです。

セントラル駅





こんなホテル駅への途中で見っけ。看板、とってもM。
中はどんなんなんかなあ。
(後日談・のちにウエブサイトチェックしましがたふつーでした)








さて、グラスゴーはクィーンストリート駅が終着でしたが、2つ手前のチャリングクロス(グラスゴーにもある)駅で降りれば、目的地までまだ近い、ということで降りました。願わくば、駅にキャリーを預けるところがあればなあ、と思ったけど、想像したようなちっこい駅でコインロッカー、なんてないよなあ。
で、また、がらがら持って歩いて大学まで。こっからだと、徒歩20分くらい?バスに乗ろうかと言ったにもかかわらず、元気な相方は歩く!というので往復歩いたわ。

グラスゴー大学内のハントリアンギャラリーにある、マッキントッシュハウス。
もともとのマッキントッシュ夫妻の家を再現したものです。ヴィクトリア時代に生きながら、ヴィクトリア調のインテリアや建築物が嫌いで、自分の好みのデザインを作りだしてしまったマッキントッシュ夫妻。もともとは 6 Florentine Terrace にあったのですが、現在はこの家はなく、その後引っ越した 78 Southpark Avenue の家を再現したもので、この住所は大学の近くです。




ハントリアンギャラリー
Hunterian Art Gallery 


ツアーの番号札

ギャラリーの一部がマッキントッシュハウスになっているのですが、見学は所要30分の一時間に一本のガイドツアーのみ。運良く、最終の4時のツアーに入れました。

玄関と、2階のリビング、寝室を回ります。どっかで見たなあ、これというデザインが。
そうだ、ウィローティールームとヒルハウスですよ〜。
ここも内部は写真撮れないので、ウエブとパンフレットから。




こちら玄関口になります。







ご夫妻
ダイニングのテーブルと椅子















居間






寝室


寝室はどこも白が基調なよう。
天蓋付きの四角いベッド。
真ん中にステンドグラスがしつらえてあり、陽光が入ると綺麗に映るんです。ロマンチックね。







すっかり、大正浪漫の世界に浸ることができました。

マッキントッシュデザイン おさらい。
似たようなデザインなので、どっちがどっち?どこで見たのかしらぁ?と思いますが、みなつながっているのですねえ。

マッキントッシュは日本美術に造詣が深く、日本的なものを取り入れています。
左右対称(シンメトリ)がお気に入りのようです。ここにも、ヒルハウスの居間にも置いてあった、書机。扉を開いてテーブルを出して書き物ができるようになっているのですが、扉を閉じると、まるでたたんである着物のように。開くと、着物のそでを広げたように見えるのです。


閉じた場合

開けた状態


日本人だからわかる!?

中も美しい




こちらはマッキントッシュ・ハウス内


カップボードですが





椅子シリーズ




ウィローチェアというらしい。
そういえば、ウィローティールームにあった。 ライトハウスにも展示が。買えるんですよ、これって。£2200 なりぃ

こちらは、£1000しごと。

座りにくそうだけどね




ランプシリーズ





四角いボックス型がお好きみたいね






こちらはノッティンガムに残る、マッキントッシュデザインの寝室





これはどこだったでしょうねえ。。。






絵はがきとステンドグラスです
外から


ヒルハウスにもあった








ググってたら紛らわしいものみっけ。
ここはサービスド・アパートみたい。


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