ニューヨークのメトロポリタンオペラのライブ


オペラ関連、これ入れなきゃねー。
かれこれ、3年くらいになるでしょうか?
オペラを映画館で見る?ってはじめ、何それーと思っていたのですが。
ニューヨークのメトロポリタン劇場のオペラも世界に名だたる著名オペラ歌手が出ることで有名。そのライブ中継を全世界で見れるのです。映画館で。





よく考えたよなー。ロンドンの場合は、ニューヨークのマチネ(昼の公演)を時差の関係で、ロンドンの夕方から夜、観ることができるんです。
初年の作品は確かプッチーニの「ジャンニ・スキッキ」で、マッシモくんも出ていたのですが、わたしは見に行かなかったの!しまった。

全部が全部やってませんが、一年にいくつか選ばれて、さらにわたしたちは財政上も全部行けないから、見たいのだけ4−5つ選んで行きます。
だいたい5月くらいに翌10月からのシーズンの全部が発表され、売り出しになります。これもメンバーに入っていると少しお安いのだが、5回以上いけばメンバー会費ちゃらになるだろうけど、なかなかねー。今年(2013年)はわたしのメンバーシップが5月で切れるのに、売り出しが5月にあり、ぎりぎり2回分、一年分の会費だけで買うことがでけました。ラッキィー。チケット代は年々高くなりますが、会員価格25ポンドはオペラにしたら安い!(おそらく次回は30ポンドくらいになるのでは)
しかも、全席大写しで見える!


今年のラインナップはこうです。はじめてロイヤルオペラハウスで見て気に入った「エフゲニー・オネギン」は、ねと子(アナ・ネトレブコ)が、皮切り、新シーズンの幕開け担当で、10月5日行ってきました。
ジャパン祭りがあったので、屋台でフード買って食べてから、こっちへ。夕方早めに始まります。

しかし、アメリカ合衆国の劇場のオペラの新シーズン幕開けが<旧ソ連>の題目をやるなんて。30年前なら考えられんかったんでは??
この作品はロシア語だし、筋からすると、そんなにおもしろくないと思って見なかったのですが、去年 ROH で、サイモンくんのバリトンで見てから、はまりました。音楽も綺麗だし(バレエで有名なチャイコフスキーよ)。でもやはり配役が〜うまい歌手でないとねー。ねと子チャン、さすが、ネイティブロシア人。がんばってました。

次回は来年2月8日で、「ルサルカ」(月へ向かう歌?が有名)。ルネ・フレミング
3月15日「ウェルテル」カフマンとガランチャなんで。
**あ、でもご懐妊なさったそうで、ガランチャ 12月の ROH のカルメン降板。これは3月だから大丈夫かしらん。。。
チェックしないと。今チェックしたら、シャーロット役はソフィー・ノックになってました。やっぱり。。。でも彼女もうまいから許す。ROH でヴィラゾンと同じ「ウェルテル」で観ました。
最後は5月10日「チェネレントーラ」(ロッシーニコンビのフロレスとディドナート)

の4作を見ます。
全部土曜日だし、好い歌手、いい出し物をそろえてるんで、いつも楽しみ。メトロポリタン劇場はすっごい大きいみたいで、実際に行っても、この映画館の中のようにはよく見えないでしょうし、幕間に歌手や舞台裏のインタビューなどもあって、楽しいです。
どこからでも大写しで見れる



要所要所も大写ししてくれっし




















字幕もついてるから
見やすい


有名な「手紙」のシーン


















チャイコフスキーに初挑戦ですと



ねと子さん、迫真の演技

レンスキー役
ピエトル・ベクザラ
マッシモくんもこのアリア歌ってます

サイモンくんで見ました ROH は


タイトルロールの「エフゲニー・オネギン」は、ずっと、どこのひとだろうと思ってたけど、名前からやっぱり、ポーランドでした。レンスキー役もポーランド人のテノールでポーリッシュコンビ。


こちら、マリーウツ・キューチェン(って読むのかな)
メットによく出てるバリトン。
今度 ROH にも来ます


映画館はイギリスどこでも提携しているところなら観れるのですが、わたしたちは場所がら便利なのでもっぱらノッティングヒルのゲートシネマ。ウォータールーの IMAX シネマにも一度行きました。スクリーンがやたらでかいので見やすいんだけど、ちょっと(料金が)高いので、毎回は無理。それよりこのゲートシネマが気に入っているのは、こじんまりしてるのでどこからでも見やすいし( A が一列目)H よりうしろの席にはテーブルが2席ずつついていて、ワイングラスやピクニック弁当を置くのにばっちし。何と言っても座席がソファ仕様でとってもコンフィ(コンフォタブル)なのですよ。思わず寝てるひともいて、ときどき、いびきが聞こえたりも。。。します。
ですので、チケットを買うときは「テーブルのある席ね」と指定します。

中のバー

内部こんな感じ


天井
ゲイト・シネマ






















映画のただ券も3回ついてくるんだけど、田舎にひっこんでからはそれだけのために行くのがおっくうです。なかなか使えずに捨ててたんですが、今回、使おうと、プレミアの「華麗なるギャッツビー」を観ることにしました。でもただじゃなかったのー(観たのは期限の切れるぎりぎり5月)。


映画のただ券は田舎暮らしには、あまりメリットないけど、メットや他のオペラライブやバレエライブもやってまして、5回以上行くのであれば会員になるのもいいのかも。
いろんな劇場の会員になりすぎて、会費であっぷあっぷしてるひともいますが。。。

© Mizuho Kubo , All rights reserved...October, 2013

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