293 バレエ２回のラ・バヤデール

5月 23, 2013

ロイヤルバレエのラ・バヤデール
La Bayerdere を初めてみました。ずっと見たいと思っていたのになぜか初めて。なかなかよかったです。衣装も綺麗だし、音楽もいい。踊りもたくさんあって、退屈しません。作曲家は違うんだけど、踊りの出し方とか、群舞の感じも古典的で、「白鳥の湖」を意識してるような気がしたが。

予習していかなかったので、話がはっきりわかってなくて。帰ってからウィキとかで調べて「はっはー、なるほど」？
舞台は古代インド。
カンタンにいうと、テンプル（寺院）の踊り子である、ヒロイン・バヤデール（舞姫ということらしい）、ニキヤ。
軍人ソロルと恋仲なのですが、ニキヤは大僧正にいいよられるし、ソロルはラジャ（王様、上司）から娘のガムゼッティと結婚せよと、命じられ。。。
上司の命を断れず、ガムゼッティも美しいから、ほろっと心が動く。男ってだめねー。
ガムゼッティは恋敵ニキヤを呼びつけ、ソロルはわたしの許嫁だからと別れるように言うのですが、もちろん、ニキヤは受け入れません。
切羽詰まったニキヤはガムゼッティを殺そうとするが、侍女にはばまれ、逃げる。
ガムゼッティはニキヤを殺すよう、侍女に言い渡す。おんなの戦い！おんなってこわーい。
かくして、二人の婚約披露の日、踊りを披露したニキヤに毒蛇入りの花かごが。大僧正がしつこく、わしのものになるなら、命を助けてやる、と解毒剤をちらつかせて言うも、もちろんニキヤは断り、こと切れる。
えーここで死んじゃうの、と筋を知らなかったわたしはびっくり。
ひかるちゃん、これで終わり？
しかし、まだあとがあったの。
愛するひとを失ったソロルは絶望のあまり、ドラッグ漬けに。。。幻覚に現れたニキヤとよみの国で（影の国、になってる）、永遠の愛を誓いますが、眼が覚めたら現実が。
ソロルとガムゼッティの婚礼が行われますが神の怒りにふれ、寺院に落雷してみな死んじゃうって。
天国でニキヤとソロルは幸せに。ってなんかよーわからん結末ですが。

２回行ったのですが、まず、４月２７日のマチネ。この日は小林ひかるとヨーヘイが日韓アジア対決。

どっちの役もするみたいで別の日はガムゼッティやったりニキヤしたり。
まさにこの男性踊り手ソロルは、両手に花なのねー。

横やり大僧正

小林ひかる
ニキヤ役

赤いのがヨーヘイちゃん
ガムゼッティ

ソロルはこの日、代役、ソアレス

ぶれててすんません

You Tube 見てたらROH 1991年の分を発見。プリマはやはり、ダーシー・バッセルで、ほぼ２０年前ということは、吉田都がいないかなーと思ってたら（まあ、群舞には出ていないでしょうけど）、熊川哲也が出てました。黄金の像役で。ちょろっと出て来てアクロバット的に踊る役なんですが。
金ぴかの衣装なんで、英語では Golden Idol と言ってるのもあるのですが、ロイヤルバレエのキャスト表は金でなく、ブロンズ Bronze Idol 、になっていました。

こちらはダーシーがガムゼッティ役。ニキヤはキエフバレエからの女性プリマ。

ダーシー・バッセル

なんと知ってる名前発見

熊やー

くるくるよく回ったよ

ダーシーと同世代とは思ってたんですが

ステージも衣装もまあったく同じでした。
実際に見たときはサイドの席だったので、奥まで見えなくて、舞台の真ん中ではこういうことがあったのね、って言うのがよぉっくわかってよかったです。はは。
今度は You Tube で予習していくべきかも。
でもストールズのサイドだとやっぱり、踊り子たちの衣装も表情もよくわかるし。いいわん。

主役の三人

で、５月２２日。ひさびさ平日のお出かけです。今回は有名スターのカルロス・アコスタが出るというので、豪華キャスト。ニキヤはマリアネラ・ニュネス、ガムゼッティが小林ひかる。蔵健太も平野くんも出てたし、あと二人の日本人も。ヨーヘイちゃんが、シェイドの３人娘のひとりで出てました。

ちょっと暗いんだけど、カーテンコールの写真。「動きのある人物を明るい背景でとる」モードにしたんだけど、暗いからー。