番外編 南仏の2つのミシュランレストラン・プラス
さて、ご期待の食編です。
◎アルルのヴェジ・レストラン 7月15日夕食
ミシュランではないけれど、いいレストランがいっぱいありました。初日に行ったアルルのヴェジタリアンレストラン
当初友人に紹介してもらったビストロに行こうと思って訪ねるも予約がないので満席と言われ。
その近くでとりあえずと思って入ったのがヴェジ。これなかなか
よくわからなかったけど、勧められるままにとったメインの盛り合わせ
ここのコーヒーが。。。ピカいちだった。。。エスプレッソと頼むと「カフェね?」といわれた。エスプレッソはイタリア語。フランス語では、カフェ、でいいのですが。パーコレータに入ってでてきたんだけど、うま!!の一言。カップもかわいかったのに写真撮るの忘れました。
住所は Rue des Porcelet このあたりレストラン多し。番地わかんないけど、La Mangelire という名前だった。よく覚えてるわ。Manger 食べる Lire 読む
ゴッホが入院中、自分の耳を切り落としたことで有名になった病院 Espace Van Gogh に近いです。
◎アルルのミシュランレストラン 7月16日ランチ
Le Cilantro という名はチリの一種からきているそう。去年ちらっと看板は見たけど、高い、と思ってた。でもランチは3コース25ユーロでしたので、悪くないかな? 予約なしでは難しいと悟ったわたしたちはさっそく、翌日のランチを予約。お庭もあったけど、しつらえが、もひとつということで、中で食べました。モダンな作りでさわやか。でも暑い!
突き出しの盛り合わせ
左から、サラミのようなハム、野菜のチップス、オリーブのタパナード
メインはルージェ(いとより)の切身がどっと入った「ブイヤベース」。ブイヤベースのイメージをくつがえす、なんてモダン。フォーム(泡)にしてあるのよ。スープはロブスターの味がしっかりしてました。ロブスターどこ行ったたんだろ。下には大きめの野菜(ねぎ、にんじん、紫ブロッコリ)が添えられていて、上品で軽い感じ。
ちょっとスープが甘かったけど、白く浮かんでいるのはメレンゲです。
右コップに入っているのがチョコレートムース。とっても濃いいいお味。フロレスファンすなわちチョコホリックがこれ、絶対リキュール入ってる、と聞いたのですが、チョコレートとバターだけだって。コップにかかるスプーンもおちゃれ。ストロベリがのってるプチケーキにピンクの四角いのはマシュマロ。
これで飲み代も入れて、ひとり 40ユーロはリーズナブルかな。
場所は古代劇場アレナの近く。
Le Cilantro 31 Rue de la Porte de Laure, 13200 Arles, France - tel 04 90 18 25 05
◎7月16日夕食
ホテルの近くで妥協、だけどこれがけっこうよかった。何にしよっかと運ばれていくのを見ていると大皿盛り合わせを発見。このレストランの名前をつけてた盛り合わせなんですが、名前忘れたわ。
盛り合わせには、左下レモンの右がえびのカクテル、時計回りに上に、スモークサーモン、メロン、モッツァレラチーズにでかトマト(隠れて見えないが)
サラダ、右上のカップに入ってるのがライスのサラダ、メロン、生ハム、テリーヌ、パイナップル
これを前菜に3人でシェアして、このあと各自ステーキを食べたのですが、確実に多かった。
レシートでてきました。
Les 2 G
28, Rond Point des Arenes 13200
tel 04 90 96 44 65
◎ついにアヴィニヨンのミシュランレストランへ 7月17日昼
アヴィニヨン クリスティアン・エチエンヌ はミシュランレストランでっせ。2年がかりで、やっと来れたという喜びのあまりか、感動がうすれ。。。夏はとまとコース!と勧められるままに3人そろってそれにしたんですが、まあ、まあ、かな。舌の肥えすぎたわたしたち。ここに来るまでにドラマがあって、間に合わないかも、と思っていたので、期待しすぎて疲れたのかも。。。まじ。
アルルからアヴィニヨンまでは鉄道で20分ほど。5月にタイムテーブルを調べたときは11:52 発12:09 着という列車があったので、レストランを12時半に予約したのです。ところが!列車のチケットを購入しとこと思って調べなおしたらみな「バス」になってます。バスだと1時間20分くらいかかるの。そうすると10時50分に乗らねばならず、しゃーないかなあと思ってたのです。ところが!2日前に会社のフランス鉄道(SNCF)のシステムで調べるとまた列車がカムバックしとるではありませんか?それでチケットも発行できたし。でもちょっと不安が残るので、現地で聞こうと。木曜日に到着した折、アルル駅で土曜日のこの列車はあるの?と聞くとある、という答え。じゃあ、11時52分でいいな、と駅に行きました。ところが!ボードを見ると、この列車はTGV になってて、しかも Supreme になってる。プラットフォーム番号がなかなかでてこない。とってもsuspicious. 意味がわからず、聞いてみると、電車は来ない、と言われました。へっ??
どうしよう、次のバスじゃあ、到着するのが1時半。レストランに遅れる旨電話すると1時半より遅くはならないわよね、みたいに念押しされました。去年もそうだったのよね。予約のぎりぎりが1時半らしい。
考えに考え、ほとんど、ランチには間に合わない、またか、と思ったんですが、3人だし、タクシで行こうか、ということに。70ユーロで、所要約40分。結局もとの予約時間ちょっと遅れただけで到着。やれやれ。しかし高いランチ代です。
気を取り直して食べることにします。
いちおうメニューのフランス語をそのまま転記しておきます。
jus de céleri branche à la menthe
とまとロイヤル風、セロリとミントのジュ添え
ムース風でとってもおいしかった。ミントがあうのかどうかはわたしには ?ですが。
Le traditionnel tartare de tomates
en trois variétés au basilic, salade d'été à l'huile d'olive
とまとのタルタル3種 グリーントマトに、黄色いのはパイナップル、と言ってたんだけど、パイナップルトマトっつうのがあるみたいで、これもトマトのようです。お皿もかわいい。
Flan de seiche à l'encre,
tomates "Olivettes" confites,
écume de vinaigre de citron au basilic
とまとのコンフィ 真中の黒いのは何かと思いきや、いかのフラン。ふわオムレツみたいだった。あまりいかっぽくないお味だした。
ここでお詫び。お次はガラスの一人分のキャセロールに入ったとまとコンソメが出たんだけど、写真撮るの忘れました。クミン味となってるけど、カレーみたいでちょっと。。。。いまいち。
Consommé de tomates "Marmande" au cumin,
brunoise de légumes Provençaux
Bille d'agneau en croûte de basilic,
concassée de tomates "Cœur de bœuf",
émulsion au parmesan
これがねえ、ラムというから、想像してたのとぜんぜん違う。コロッケのようでした。アランチーニかと初め思ったけど。チーズも入っててこってり、おいしかった。
中はこんな感じ
Caillé de chèvre aux Picholines,
mousseux de tomate " Noire de crimée",
tomato gressini
シェーブル(山羊のチーズ)のクリームチーズの上にとまとムースがあしらってある。ちょっと山羊の匂いが強くて万人向きではないかも。向こう側石にささってるのは、とまとのグリッシーニ
Biscuit tomate-thé matcha accompagné
d'une salade de tomates cerises et fraise,
sorbet tomate, praliné au sésame
抹茶、やて。やっぱりお茶が入ってたんや。そのときはピスタッチョって言ったと思ったけど、マッチャって言うたはったんやな。抹茶味スポンジのとまとサンド チェリーとまととストロベリサラダ添え とまとのソルベ(これ、甘くておいしかった)
だから全部とまとなんだってば。
とまと
もとい、これは飲んだワイン
列車がなかったのは工事期間だったらしく、どこの国も路線工事するんですなあ。でもいまだに
Supreme だか Surpreme だかの意味わかんないし。タクシで乗り付けたはいいが、広場の前までしか入れず、まあ、たかだか20メートルほどですが荷物ひきずって歩きました。最後はレストランの階段!階段がけっこうあって、それも大変。ランチ後はまた荷物持って駅まで歩かねばならず(10~15分くらい?)それが一番しんどかった。おまけに、フェスティバルやってて人が多い多い。暑さとひとごみの中、荷物持っての移動。あ~疲れた。
◎オランジュ
特筆すべきレストランはなし。連日9000人のひとが来てるわけで、選んでられまへん。どこのレストランもみなオペラ用のセットメニューのみ、という状態。選ぶどころか予約してないとテーブル確保もあやうい。まあ、どこに入っても及第点と思います。
2夜目、入ったカフェのようなビストロ。典型的フランスコース料理だったけど、デザートなかなかかわいくてよかったよ。
チョコムース、フルーツサラダ、シュー(右)
◎ニームの2つのレストラン
7月19日夜
ニームは去年たまたま見つけた夕食に行ってよかったとこを探すにもなかなか見つからず。名前さえ覚えてなかったし。なんか、細い路地を入っていったんだけど、くらいしか覚えがない。ほとんどあきらめてたのに、最後しっかし見つけたのです!が、夕食時はプライベートパーティがあるようで入れませんでした。で、隣のニーム版サリー・クラークス* 風レストランJoséphine に飛び込む。オランジュもそうだけど、ニームもなんか、アレナ(古代劇場)で音楽祭典をやっており、人が多いので、またまた夕食にあぶれたくなかったので。
前菜はトマトのガスパッチョ。なかにはいってた塊のチーズが多く入れすぎの感があったけど、さっぱりしていておいしい。
メインの仔牛の煮込みタラゴン風味 ロースト・ポテト添え
タラゴンの甘い風味がとってもすてき。
パンナコッタ ラズベリソースかけ
これはこれであっさり、生クリームの味が上品でおいしかった
ニームのオーガニックのロゼ。これおいしかった。カラフで 7ユーロ!最後におまけまでしてくれた。ニームのロゼはなかなか行けまっせ。エチエンヌもニームだったし。
桃タルトは今日はない、と言ったのに、2軒隣のさっき寄った Le 9 のレストランへレモンタルトが運ばれて行くのをしっかり目撃。よそに売ってるんかあ。自分の店のデザートは作れなかったのに、けっこう気まま。適当。南仏的なのか?・・パンナコッタならお安くあがるし、カンタンだし、おいとけるもんなああ、とみなのちょっと批判的結論。
7月20日ランチ
Le 9 (Neuf) 去年は8月だったからか、中庭のこのレストランにはどピンクのブーゲンビリアがまっさかりだったのですが、今年は緑一色。また、去年は夜だったので、キャンドルの灯りがロマンチックだったのですが、今年は昼なので、暑い!屋根が出てたけど、打ち水してたわ。
前日の夕食は満席で入れなかったので、翌日のランチを予約しておきました。
こちらお昼のコース2コースで15ユーロ
友人の前菜、ガスパッチョだったのだけど、きゅうりとヨーグルトだった。ので白いのです。単にヨーグルトときゅうり、だったらしいけど。
わたしの前菜 なす。薄切りをグリルしてあり、トマトペーストのようなのが乗せてある。なすはかりかりでこのとまペーストもおいしかった。
メイン各種 左下から時計まわり
ビーフカルパッチョ、いかのフリッター、ルージェ(糸より)魚の塩焼き。
お塩はカマルグの塩が箱ごとどんとおいてあります
付け合せの野菜、コジェット(ズッキーニ)とポテトと焼きトマト
グリルしてある
デザートに隣のジョゼフィーヌ作のレモンタルトを食べました。彼女のはすごくおいしいわよ、という笑顔の目元がキーラ・ナイトレー似のウエイトレスの言葉でひとつ取り、みなで試食。シャンティークリームはこのレストランの手作りだそうです。わたしにはレモンカードがちょっと甘かった。桃タルト食べてみたかったなあ。
いつもワイン飲んでから忘れてて、あっと気づき色のないボトルを撮っていたので。
ロゼだから色も見たいって?
Bar Le 9
9 Rue de l'Etoile 30000 Nîmes, France
tel 04 66 36 07 56
Joséphine はその2件隣の角です。
同じ通りの15番地。
今回ミシュランレストランも含め、フレンチとは思えぬ、あっさり軽いメニューでした。
だいたい、パリもそうだけど、テラスにはりだしてるレストランって、中とテラスのあいだは扉も窓も開けてるから、冷房なんて入ってないし、入ってたとしても効いてないのよね。フロレスファン(プロレスじゃないよ)はエアコンの効いてるレストラン、と死にそうだったけど、無理。中の空気がむうぅっとしたとこで食べるより、風の通る外のテラス(道端というときも多いが)で食べる方が涼しい場合も。よく言えば自然を大切にしてるのかなあ。そんなことないっか。
とどめは~、パリ。
帰りはパリで乗継ぎの時間がゆっくりあったのですが夕食を食べるほどの時間はないだろうから、サンドイッチでも買ってユーロスターに乗り込もう、と思いきや、北駅の近くのカフェでささっと食べることに(ビールが飲みたかったというのもあるが)。〆は典型的フレンチで、エスカルゴがあったのでそれと「砂肝のあったかサラダ」を分けました。これはフランスにしかないよな。オランジュで食べたチキンレバーの温サラダもおいしかったですが、ここのも柔らかくてなかなかよかった。「フォアグラトースト」までのっかってたしね。これに生ビールですよ。やっぱり夏は。
*サリー・クラークス 女性シェフで、ロンドン、ケンジントンでクラークスというレストランをやってます。なかなかいいですよ、ここも。彼女の料理は家庭料理を超えたプロの味、だけどね。
© Mizuho Kubo , All rights reserved…..….July, 2010
◎アルルのヴェジ・レストラン 7月15日夕食
ミシュランではないけれど、いいレストランがいっぱいありました。初日に行ったアルルのヴェジタリアンレストラン
当初友人に紹介してもらったビストロに行こうと思って訪ねるも予約がないので満席と言われ。
その近くでとりあえずと思って入ったのがヴェジ。これなかなか
よくわからなかったけど、勧められるままにとったメインの盛り合わせ
左からズッキーニとキャロットのキッシュ風ケーキ、真中冷たいきゅうりのスープ(ヨーグルトも入ってた)、奥左になすの煮付け 右ピンクのは キノアQuinoa という粟ひえみたいなの。ビーツ、サラダと。どれもおいしかった。これが 9.50ユーロ。
住所は Rue des Porcelet このあたりレストラン多し。番地わかんないけど、La Mangelire という名前だった。よく覚えてるわ。Manger 食べる Lire 読む
ゴッホが入院中、自分の耳を切り落としたことで有名になった病院 Espace Van Gogh に近いです。
◎アルルのミシュランレストラン 7月16日ランチ
突き出しの盛り合わせ
左から、サラミのようなハム、野菜のチップス、オリーブのタパナード
コースは各2種から選べるのですが、みな同じものを選びました。これは、前菜。スパーダ(かじきまぐろ)の「にぎり」野菜巻き、とあったので、寿司がでてくるんかと思ったらなんと。巻きをにぎり、と理解しているようだ。
メインはルージェ(いとより)の切身がどっと入った「ブイヤベース」。ブイヤベースのイメージをくつがえす、なんてモダン。フォーム(泡)にしてあるのよ。スープはロブスターの味がしっかりしてました。ロブスターどこ行ったたんだろ。下には大きめの野菜(ねぎ、にんじん、紫ブロッコリ)が添えられていて、上品で軽い感じ。
ちょっとスープが甘かったけど、白く浮かんでいるのはメレンゲです。
ワインはロゼばっか飲んでたけど、このニームの、良かった。
これで飲み代も入れて、ひとり 40ユーロはリーズナブルかな。
場所は古代劇場アレナの近く。
Le Cilantro 31 Rue de la Porte de Laure, 13200 Arles, France - tel 04 90 18 25 05
◎7月16日夕食
ホテルの近くで妥協、だけどこれがけっこうよかった。何にしよっかと運ばれていくのを見ていると大皿盛り合わせを発見。このレストランの名前をつけてた盛り合わせなんですが、名前忘れたわ。
盛り合わせには、左下レモンの右がえびのカクテル、時計回りに上に、スモークサーモン、メロン、モッツァレラチーズにでかトマト(隠れて見えないが)
サラダ、右上のカップに入ってるのがライスのサラダ、メロン、生ハム、テリーヌ、パイナップル
これを前菜に3人でシェアして、このあと各自ステーキを食べたのですが、確実に多かった。
レシートでてきました。
Les 2 G
28, Rond Point des Arenes 13200
tel 04 90 96 44 65
◎ついにアヴィニヨンのミシュランレストランへ 7月17日昼
アヴィニヨン クリスティアン・エチエンヌ はミシュランレストランでっせ。2年がかりで、やっと来れたという喜びのあまりか、感動がうすれ。。。夏はとまとコース!と勧められるままに3人そろってそれにしたんですが、まあ、まあ、かな。舌の肥えすぎたわたしたち。ここに来るまでにドラマがあって、間に合わないかも、と思っていたので、期待しすぎて疲れたのかも。。。まじ。
アルルからアヴィニヨンまでは鉄道で20分ほど。5月にタイムテーブルを調べたときは11:52 発12:09 着という列車があったので、レストランを12時半に予約したのです。ところが!列車のチケットを購入しとこと思って調べなおしたらみな「バス」になってます。バスだと1時間20分くらいかかるの。そうすると10時50分に乗らねばならず、しゃーないかなあと思ってたのです。ところが!2日前に会社のフランス鉄道(SNCF)のシステムで調べるとまた列車がカムバックしとるではありませんか?それでチケットも発行できたし。でもちょっと不安が残るので、現地で聞こうと。木曜日に到着した折、アルル駅で土曜日のこの列車はあるの?と聞くとある、という答え。じゃあ、11時52分でいいな、と駅に行きました。ところが!ボードを見ると、この列車はTGV になってて、しかも Supreme になってる。プラットフォーム番号がなかなかでてこない。とってもsuspicious. 意味がわからず、聞いてみると、電車は来ない、と言われました。へっ??
どうしよう、次のバスじゃあ、到着するのが1時半。レストランに遅れる旨電話すると1時半より遅くはならないわよね、みたいに念押しされました。去年もそうだったのよね。予約のぎりぎりが1時半らしい。
考えに考え、ほとんど、ランチには間に合わない、またか、と思ったんですが、3人だし、タクシで行こうか、ということに。70ユーロで、所要約40分。結局もとの予約時間ちょっと遅れただけで到着。やれやれ。しかし高いランチ代です。
気を取り直して食べることにします。
いちおうメニューのフランス語をそのまま転記しておきます。
jus de céleri branche à la menthe
とまとロイヤル風、セロリとミントのジュ添え
ムース風でとってもおいしかった。ミントがあうのかどうかはわたしには ?ですが。
Le traditionnel tartare de tomates
en trois variétés au basilic, salade d'été à l'huile d'olive
とまとのタルタル3種 グリーントマトに、黄色いのはパイナップル、と言ってたんだけど、パイナップルトマトっつうのがあるみたいで、これもトマトのようです。お皿もかわいい。
Flan de seiche à l'encre,
tomates "Olivettes" confites,
écume de vinaigre de citron au basilic
とまとのコンフィ 真中の黒いのは何かと思いきや、いかのフラン。ふわオムレツみたいだった。あまりいかっぽくないお味だした。
ここでお詫び。お次はガラスの一人分のキャセロールに入ったとまとコンソメが出たんだけど、写真撮るの忘れました。クミン味となってるけど、カレーみたいでちょっと。。。。いまいち。
Consommé de tomates "Marmande" au cumin,
brunoise de légumes Provençaux
Bille d'agneau en croûte de basilic,
concassée de tomates "Cœur de bœuf",
émulsion au parmesan
これがねえ、ラムというから、想像してたのとぜんぜん違う。コロッケのようでした。アランチーニかと初め思ったけど。チーズも入っててこってり、おいしかった。
中はこんな感じ
Caillé de chèvre aux Picholines,
mousseux de tomate " Noire de crimée",
tomato gressini
シェーブル(山羊のチーズ)のクリームチーズの上にとまとムースがあしらってある。ちょっと山羊の匂いが強くて万人向きではないかも。向こう側石にささってるのは、とまとのグリッシーニ
Biscuit tomate-thé matcha accompagné
d'une salade de tomates cerises et fraise,
sorbet tomate, praliné au sésame
抹茶、やて。やっぱりお茶が入ってたんや。そのときはピスタッチョって言ったと思ったけど、マッチャって言うたはったんやな。抹茶味スポンジのとまとサンド チェリーとまととストロベリサラダ添え とまとのソルベ(これ、甘くておいしかった)
だから全部とまとなんだってば。
とまと
もとい、これは飲んだワイン
サフラン味はみなに不評でした
マシュマロも石鹸みたいって。ヴェルビナ、ロクシタンも使ってるもんね。南仏の名物なのかしらん。
Christian Etienne
10 Rue de Mons 84000 Avignon, France
tel 04 90 86 16 50
10 Rue de Mons 84000 Avignon, France
tel 04 90 86 16 50
列車がなかったのは工事期間だったらしく、どこの国も路線工事するんですなあ。でもいまだに
Supreme だか Surpreme だかの意味わかんないし。タクシで乗り付けたはいいが、広場の前までしか入れず、まあ、たかだか20メートルほどですが荷物ひきずって歩きました。最後はレストランの階段!階段がけっこうあって、それも大変。ランチ後はまた荷物持って駅まで歩かねばならず(10~15分くらい?)それが一番しんどかった。おまけに、フェスティバルやってて人が多い多い。暑さとひとごみの中、荷物持っての移動。あ~疲れた。
◎オランジュ
特筆すべきレストランはなし。連日9000人のひとが来てるわけで、選んでられまへん。どこのレストランもみなオペラ用のセットメニューのみ、という状態。選ぶどころか予約してないとテーブル確保もあやうい。まあ、どこに入っても及第点と思います。
2夜目、入ったカフェのようなビストロ。典型的フランスコース料理だったけど、デザートなかなかかわいくてよかったよ。
チョコムース、フルーツサラダ、シュー(右)
◎ニームの2つのレストラン
7月19日夜
ニームは去年たまたま見つけた夕食に行ってよかったとこを探すにもなかなか見つからず。名前さえ覚えてなかったし。なんか、細い路地を入っていったんだけど、くらいしか覚えがない。ほとんどあきらめてたのに、最後しっかし見つけたのです!が、夕食時はプライベートパーティがあるようで入れませんでした。で、隣のニーム版サリー・クラークス* 風レストランJoséphine に飛び込む。オランジュもそうだけど、ニームもなんか、アレナ(古代劇場)で音楽祭典をやっており、人が多いので、またまた夕食にあぶれたくなかったので。
ここは客がだれも入ってなかったんだけど、シェフのような女性が、店の前で電話してます。窓に張ってある雑誌記事から、そう、このひとだ。家庭料理のレストランぽい。メニューはコースのみで、3コースが18ユーロ。生ハムメロンか、トマトのガスパッチョ。メインは仔牛の煮込みかポークのシシリー風。デザートがパンナコッタか桃のタルト。開いてるの?と聞くと、いまから準備する、と言って、植木やら、中に入れてたテーブルや折りたたみ椅子を道端に出します。お手伝いしちゃったわよ。ひとりで全部やってるみたいで、途中ヘルプのひとが来たようですが、だいじょぶなのかなあ。
とりあえず、仔牛の煮込みは1時間くらいかかるといわれ、桃タルトはない、とのこと。ちょっとプロ意識に欠けてるかな?今日は昼間忙しかったのでタルトの仕込みはできなかったと言い訳してた。
前菜はトマトのガスパッチョ。なかにはいってた塊のチーズが多く入れすぎの感があったけど、さっぱりしていておいしい。
メインの仔牛の煮込みタラゴン風味 ロースト・ポテト添え
タラゴンの甘い風味がとってもすてき。
パンナコッタ ラズベリソースかけ
これはこれであっさり、生クリームの味が上品でおいしかった
ニームのオーガニックのロゼ。これおいしかった。カラフで 7ユーロ!最後におまけまでしてくれた。ニームのロゼはなかなか行けまっせ。エチエンヌもニームだったし。
桃タルトは今日はない、と言ったのに、2軒隣のさっき寄った Le 9 のレストランへレモンタルトが運ばれて行くのをしっかり目撃。よそに売ってるんかあ。自分の店のデザートは作れなかったのに、けっこう気まま。適当。南仏的なのか?・・パンナコッタならお安くあがるし、カンタンだし、おいとけるもんなああ、とみなのちょっと批判的結論。
7月20日ランチ
Le 9 (Neuf) 去年は8月だったからか、中庭のこのレストランにはどピンクのブーゲンビリアがまっさかりだったのですが、今年は緑一色。また、去年は夜だったので、キャンドルの灯りがロマンチックだったのですが、今年は昼なので、暑い!屋根が出てたけど、打ち水してたわ。
前日の夕食は満席で入れなかったので、翌日のランチを予約しておきました。
こちらお昼のコース2コースで15ユーロ
友人の前菜、ガスパッチョだったのだけど、きゅうりとヨーグルトだった。ので白いのです。単にヨーグルトときゅうり、だったらしいけど。
わたしの前菜 なす。薄切りをグリルしてあり、トマトペーストのようなのが乗せてある。なすはかりかりでこのとまペーストもおいしかった。
メイン各種 左下から時計まわり
ビーフカルパッチョ、いかのフリッター、ルージェ(糸より)魚の塩焼き。
お塩はカマルグの塩が箱ごとどんとおいてあります
付け合せの野菜、コジェット(ズッキーニ)とポテトと焼きトマト
グリルしてある
デザートに隣のジョゼフィーヌ作のレモンタルトを食べました。彼女のはすごくおいしいわよ、という笑顔の目元がキーラ・ナイトレー似のウエイトレスの言葉でひとつ取り、みなで試食。シャンティークリームはこのレストランの手作りだそうです。わたしにはレモンカードがちょっと甘かった。桃タルト食べてみたかったなあ。
いつもワイン飲んでから忘れてて、あっと気づき色のないボトルを撮っていたので。
ロゼだから色も見たいって?
Bar Le 9
9 Rue de l'Etoile 30000 Nîmes, France
tel 04 66 36 07 56
Joséphine はその2件隣の角です。
同じ通りの15番地。
今回ミシュランレストランも含め、フレンチとは思えぬ、あっさり軽いメニューでした。
だいたい、パリもそうだけど、テラスにはりだしてるレストランって、中とテラスのあいだは扉も窓も開けてるから、冷房なんて入ってないし、入ってたとしても効いてないのよね。フロレスファン(プロレスじゃないよ)はエアコンの効いてるレストラン、と死にそうだったけど、無理。中の空気がむうぅっとしたとこで食べるより、風の通る外のテラス(道端というときも多いが)で食べる方が涼しい場合も。よく言えば自然を大切にしてるのかなあ。そんなことないっか。
とどめは~、パリ。
帰りはパリで乗継ぎの時間がゆっくりあったのですが夕食を食べるほどの時間はないだろうから、サンドイッチでも買ってユーロスターに乗り込もう、と思いきや、北駅の近くのカフェでささっと食べることに(ビールが飲みたかったというのもあるが)。〆は典型的フレンチで、エスカルゴがあったのでそれと「砂肝のあったかサラダ」を分けました。これはフランスにしかないよな。オランジュで食べたチキンレバーの温サラダもおいしかったですが、ここのも柔らかくてなかなかよかった。「フォアグラトースト」までのっかってたしね。これに生ビールですよ。やっぱり夏は。
*サリー・クラークス 女性シェフで、ロンドン、ケンジントンでクラークスというレストランをやってます。なかなかいいですよ、ここも。彼女の料理は家庭料理を超えたプロの味、だけどね。
© Mizuho Kubo , All rights reserved…..….July, 2010
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