ロイヤルオペラハウスのシネマ・ライブ ジゼル

ROH サイトより

オペラ・バレエ記事は人気なんですが、やはり皆様いかに安く、ロイヤルに近づくかということで秘伝披露の記事を楽しみにしてくださってるみたいです。

ここでひとつ足しておきたいと思います。

ロイヤルバレエ公演のジゼルに行きました。1月18日と25日。2回。キャストは違うので。一回目のジゼルはボリショイ・バレエから移籍した、スーパーバレリーナ、ナタリア・オシポバ。すごいよこのひと。まあ、特に美人、というわけではないけど、とにかく、回る、飛ぶ、踊る!!足があがる!!綺麗。
飛び方とか回り方がすごいのです。飛ぶとスローモーション。テクニックだわ。アコスタ王子様がかすんでた。18日に見て感動し、25日にも行ったのですが、2回目の25日はボネリと久々キャスバートン。彼女は好きだしうまいのに、オシーちゃんの印象が強すぎいまいち。1幕目、実は恋敵のお姫様の前で踊りを披露する場面、トゥでずーっと踊らないと行けないところで、3歩目に足ついちゃったよー。しっかり見たでー。
もう一回オシーを見たい。でもあとは平日しかないし、しかも全席売り切れ。
残るは当日券狙いだけど、平日に休まないといけないし、早朝からロンドン通いは辛いものが。。。
そこで、救いの神登場。1月27日の月曜日に映画館でライブをやるというのを見つけました。月曜日だしなあ、仕事終わってからロンドンまで行くのはちとしんどい、と思っていましたが。

月曜日。仕事を終え、スーパーで肉やらイチゴを買い込み、帰ろうと思いつつ、ふと思いつき、そうだ、メイドンヘッドにも映画館があった。やってないかしら?

メイドンヘッドの 唯一の映画館、Odeon でやってました。本日ロイヤルバレエライブとある。すでに7時19分。10分前に入ったのー。よかったー。

7時15分から開場になってたけど、始まるのは7時半だし、と思って。
思わず、今から入れる?って、チケット買ってみました。けっこう広いImax ぽい配置で、ビッグスクリーン!
ひとはけっこういたけど、空席もあって。何も食べずに入ったので、終わるまでどうしようかと思ったけど、インターバル(幕間)が一回あるはずだし〜。ピンポン。外に出れる。トイレに行って買ったイチゴを洗って席で食べました。
映画館だからポップコーン片手に観劇ってのもありでー。笑

精霊になったジゼル

ヴェールが素敵だった
2幕目のウィリーたちの群舞

ウィリーの女王を小林ひかるが熱演

知ってたらもそっと早めに準備できたのにねー。
紹介は往年のロイヤルバレエのプリマ、ダーシー・バッセル。ダンス番組のジャッジもやってました。インタビューや、幕間の舞台裏などをメットのライブ(前の記事ご参考👉「ニューヨークのメトロポリタンオペラのライブ」)みたいにやって、面白かったです。
18日と同じキャストだったんだけど、相変わらずオシーちゃんはよく回って飛んだし、アコスタも影がまだましだった。18日は Lower Slips で遠かったしね。今度は表情までばっちり。演技してたんだわ、二人とも?

ROH のYou Tubeで
インタビュー見れます

リハーサル


(小林)ひかるちゃん(ウィリー精霊の女王の役)も前よりうまい感じがしたな。緊張が取れてたような。ヨーヘイ(チョウ)は1幕目の3組の踊りのメイン、相変わらずうまいです。お相手役のヴァレンチノちゃんもわたしのお気に入り。素敵、だったわー。豪華キャストで満足。



なんとか映画画面から撮れたカーテンコールの写真










カーテンコールまで待って、大写しだからうまく撮れるともくろんでバシャバシャやってたら係の人に「撮っちゃだめです」って注意されちったい。すぐあとにひかるちゃんが出て来て大写しだったのに、残念無念。
2幕目のアダージョのところで、決めのポーズのとき、二人を携帯で撮ってる隣人がいたんですけどねー。怒)

今度は3月19日に Sleeping Beauty  (眠りの森の美女)ロイヤルバレエ・ライブ。ヨーヘイとキャスバートンのときに2回見にいくのですが、この日はわたしの好きな男性ダンサー (Steven) McRae さんが出るし。女性の方の (Sarah) Lamb はいまいちだけど、まあ、彼女もうまいし、見に行こうかな。15ポンドやしねえ。ヴァレンチノくん、ブルーバードやってくれないかしらん。

なんといっても、平日で夜10時過ぎに終わっても10分で家に帰れるところがいいです。くせになりそうです。

バレエだけでなく、オペラもシネマライブでやるようです。オペラハウスで生の雰囲気を味わうのはそらあ、いいけど、チケットが取れなかったり、高すぎるーと思う方にはこれも楽しむひとつの方法と思います。オペラハウスだと、ポップコーン片手に観劇っていうわけにはいかんしね。いつもライブをやってくれるわけでなく、キャストも選べませんがこういう場合は当局も考えてベストのものを入れているでしょうし。ぜひ全席特等席でどうぞ。

© Mizuho Kubo , All rights reserved…February, 2014

コメント

このブログの人気の投稿

花日記 イギリスの四季の花・初夏~夏編

イートン・カレッジ

番外編・イギリスのドア番号と家のサイン