206 赤とグレイ

あ、これはアリスの赤い女王
こっちのおばあさんって、おしゃれ。
年寄りでもヴィヴィッドな色を着ますよぉ。世間体なんて、かまわないっつうか、日本のおばあさんだと暗い色の服装がほとんどで、赤やら派手な色は着ないでしょう。紫に髪を染めるっつう芦屋マダムは別として。。。

バスの中で、お見かけしたご婦人。グレイのコートに、真っ赤な帽子を召されておりました。もちろん、グレイな御髪(おぐし)が帽子から見えておりましたが。
この色合いって合うわ。気がつかなかったけど。なかなかいい。上品な組み合わせに思える。グレイは割と好きな色のひとつですが、派手な色とあわすのが合うのかもね。ふむむ。
この右の方もおしゃれ

全身真っ赤なおばあちゃんも見たことあります。真っ赤なコートに帽子も赤、手袋も赤、でもちろん、靴とバッグをそろえて赤。堂々と着ているから似合うと思うのでしょうね。年寄りに色の制限はない!
派手な麦わら風帽子をかぶっていたとき、同じような帽子のおばあちゃんから、「貴女の帽子素敵ね」ってお褒めいただきました。おばあちゃんのも素敵よ、って思わず言いたかったけどね。帽子好きは眼の行き場が違うのね。

赤いお地蔵さんだし
日本だと年寄りは茶色かグレイを着ておけっていう暗黙の規則みたいなのがあって。日本のおばあちゃんももっとピンクとか赤を着ればいいと思います。まあ、センスの問題だけどねえ。パステルカラーだの、ヴィヴィッドカラーもどんどん取り入れればよいと思います。

21日の春分の日のグーグル
マリメッコのデザインだって。

© Mizuho Kubo , All rights reserved...March, 2012

コメント

  1. はい。最初に留学したとき、とってもすてきな赤のダッフルコートをみつけました。なんとまだ30代だったんですよ。でも、もう、赤は着られないわね・・・とあきらめながら、行き帰り、毎日、見てました。どうせサイズは大きかったんだけど。それが! クリスマスが終わってバーゲンになった初日。安くなったな、と見てたら、グレイというよりはきれいなホワイト・ヘアのおば(あ)さまが、ずんずん、と入ってきて、あれ見せて、ずっと目をつけてたの、って。羽織ったら、似合う! おみせのひとも、ぴったりよ、お買い得よ、って勧めてる。その場で、いただくわ、ずっとほしかったの、着て帰るわ、って。。。。見ていたわたくし。猛然と、なろ~、この~、ばかやろ~(関東人です、わたし)、負けてられっか! と、なぜか憤然と借りていた家(なんとうち一軒借りてたんですの、余談だけど)に飛んで帰り、即刻、日本に電話して、詳しいことはあとで説明するからすぐお金送って、わたしどうしても赤のコート買わなきゃいけないの! って。
     でまあ、いろいろ着てみたら、当時はまだ、重い目の赤ではなくて、朱色っぽい赤のほうが似合ったんですね、そのコートを買いまして。ついでにベレーとブーツと手袋も赤にしまして。イギリスでは意気揚々だった。とおりすがりに、お、いいね、かわいいね、って(背が低いから中学生に見えたみたい)言ってくれるおじ(い)さんやおば(あ)さんもいました(おにいさんはいませんでしたが・・・)。ですが、日本に帰ったら。同僚は「歩く郵便ポストか」と言うわ、すれ違った高校生が吹き出すわ・・・・上から下まで赤はあきらめました。でも、赤好きはそれ以来です。で、品質さえよければ、赤と緑だけは、イギリスのほうが、日本よりどこかひとつ抜けてて、すっきりして、きれいで、品があります。そう。クリスマス・カラー。あ、青もだな。きれいなロイヤル・ブルー。ちょっと落ち着かないけど、赤とブルーを合わせるのも、アクティブで、好きですよ。どっちかを差し色にしてね。バランスが結構むずかしいけど。イギリスの私立の小学校は、赤とグレーの制服が多いね。品が良い配色、ってことになってるんでしょうね。
     今年日本でも赤のコート買って、今回はそれ着てきたけど。いいんだもん。自分で自分にあげた、還暦のお祝いなんだもん。年を取ったら、赤は、差し色にしないで、マットに使ったほうがきれいです。(中途半端なんでまだ染めてる)黒髪でもね。。。今日のコメントは、これは、居直りかな。ま、ほんとに赤好きね。っていう声も、結構聞こえてはくるんですけど。

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  2. いやあ、赤似合ってらっしゃいましたよん。赤もいろんな赤があるので、ひとくちには言えませんが、真っ赤に登場してください。素敵よ。しかし、相変わらず時差なし、24時間生活なさっているのね。ロンドンでも。

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