神々の丘・アクロポリ

機内から。ロンドン上空
テムズ川から真ん中上の
白い丸いのがミレニアム・ドーム
ついにギリシャ編始めます。

ギリシャもアテネも初めてです。かねがね行きたいと思っていたのには、遺跡、モザイク、フレスコ画。わたしは前世はローマ人じゃなかったかと思うくらい、古代ローマとか、ギリシャ、遺跡が好きで、ま、詳しいことは知りませんけど、モザイクやフレスコ画を見ると感動でふるえるんですねえ。大げさ!

イギリスにもありますが、今までヨーロッパ、主にイタリアやフランスでローマ時代の遺跡を見るたび、このおおもととなったギリシャに行きたいと思っておりました。新婚旅行に残しておきたかったんですがぁ、時効になりそうなのでいくゾ。と。

ギリシャに行くっていうと、ふつ~のひとは、ビーチリゾート、エーゲ海クルーズ、島巡りなんでしょうけど、今回は山!ギリシャ最高峰のオリンパス山登山が目的だったんですが、その前にアテネ詣でもいたしましょう。

機内から。
隣には銀行破綻したアイスランドの航空会社が
おりしもユーロ参入したはいいが、国の基盤がゆるぎ、ゼネストがずっと続いていたギリシャ。ホテルはシンタグマ広場の近くに取りました。空港バスで市内に入り、広場に着くと、デモのあとの残骸の旗や横幕が残っています。

そう、帰りにテサロニキでテレビでタクシーのストやってて、ギリシャ語わからないから状況わからず、空港に行って飛行機でてなかったらどうしよう、とか思いましたが、まあ、なんとか無事帰国。しかし、のちのメテオラでもちょっと影響が。それは後ほどね。




アテネに話を戻すと、2泊しかなかったのですが、遺跡網羅しました。6つの遺跡に行ける共通チケット12ユーロっつうのを買って、さあいくゾ。これは4日間有効だそう。

アテネ観光したい方、ホテルはぜひ、シンタグマ広場の近くに取りましょう。どこへ行くにも便利です。レストランもお店もいいっぱいあります。


アテネ空港
1日目。7月13日(水)
空港バスです
ヒースローではまたネタが。IRIS (虹彩識別入国登録)を出国時にしようと思って登録の受付時間を調べていたのです。今回エーゲ航空でターミナルは1。朝11時からオフィスが開いてるはずなのに。飛行機は11時50分発なので、チェックインして、ゲートに行く前に再登録ができると思ってたのに。
11時10分になってもだれもいないの。他にもしたそうな人がいて、ドアをたたくもだれもいない。ホームオフィスのサイトには11時から17時と書いてあるのに、なんでしょ。すぐ横のセキュリティでかばんとか調べるおっちゃんに聞くと「もうすぐ来るよ」だって。しかし、わたしゃ、11時20分くらいまでしか待てんのだよ。結局あきらめてゲートに行きました。こんなんで飛行機乗り遅れたらしゃれにもならんわい。しっかし、これってイギリス時間かよ、公務員だぜええ。

夕刻、アテネ着。空港から空港バス X95番でセンターへ。終点はシンタグマ広場です。片道5ユーロ。2両連結の路線バスと同じタイプで、1時間くらいかかります。冷房が効いててけっこう快適。

到着したら広場から歩けるはずが、ぐるっと広場を逆方向にひとまわりしました。方向音痴のわたしらしい。。。。



ホテルにチェックインし、さっそくそこいらをうろうろします。おいしいレストランはない?とホテルで聞くと、向かいのレストラン指して、あれ。同じ系列のレストランだったらしいけど、安易じゃあ。見るからにフツーのカフェみたいやん。わたしはうるさいねんでえ。食い意地で。案ずることなく、レストランはいいっぱい並んでおる。呼び込みのおっさんもい~っぱいいる。これは後の「食編」でくわしく。


チェックインのときに、テレビのリモコンと
エアコンのリモコンを渡される
ちょっと歩くとビザンチン式のお寺や、聖堂、遺跡っぽいものにぶちあたります。気温は40℃!たらふく食べて気分がよくなったから今日は早く寝ます。2時間の時差だけどつらいものが。

翌朝。7月14日(木)
7:30起床 (だって、イギリス時間だと5時半だもん)
8:00朝食
8:30出発

目指すはアクロポリス~、と思ったが、観光局にまず行ってみよう。その前に衛兵交代を見てから。シンタグマ広場北側にある国会議事堂の前の「無名戦士の墓」を守る衛兵が一時間ごとに交代するとある。
ちょうど9時前だったのだけど兵士と見張りの係り以外だれもいない。写真だけ撮って、観光局方面に行こうと思ったら向こうから3人交代兵がやってきた!


My Tube 衛兵交代!! その2 ←←←2つあります

議事堂方面からやってきました

ここで交代します
足の上げ方に注意

衣装がかわいい

国会議事堂

犬まで番犬しておるし

観光局は手元の資料が古くて、書いてあったところにはない。聞いたらシンタグマ広場の向こう側、アマリアヌス通り側だ、という。なんだ、また戻るのね。でも結局、観光局は見つからずじまい。ロンドンの観光局で地図は送ってもらっていたのでいいのですが。なんだろね。別方向に来てしまったので、先に「ゼウスの神殿」に行きます。「アドリアヌスの門」が見えたので、写真撮り、そこから神殿見えてるんだけど、入り口は別方向。すでに歩くきざしぃ。10時ゼウス神殿到着。共通チケットを購入し、いざ。


これも教会らしい
ビルの一角なんだけど

ミトロポレオス大聖堂
残念ながら工事中



うつくしい

このひとが聖人らしい

全景

こちらは横っちょにある
アギオス・エレフテリオス教会

小さなミトロポレオスというらし
アドリアヌスの門(英語だとHadrian)
アーチの奥にアクロポリスが見えます


ゼウスの神殿





ゼウス神殿跡

かっては104本あった柱が現存は15本

アクロポリスを望める


ただの石ではござんせん

家のあとに













ローマ浴場跡

































11時。目指すはアクロポリスですが、その前に途中にある気になってたミューゼアムへ。
イリアス・ララウニス・ジュエリー美術館。ギリシャが誇る宝飾デザイナーのひとりらしい。古代ギリシャのモチーフやイギリスのテューダー時代の王族の肖像画の宝石からインスピレーションを得てデザインしているひとらしく、オリンピックの聖歌台も銀でデザインしたらしい。館内は撮影できませなんだが、現在のクチュールとのコラボ特別展があり、ドレスとあわす宝石、ジュエリー展示があり現代ギリシャ・アートを見たようです。


横が入り口

特別展

間違えて最上階まで行ったら
テラスになってた

メンバークラブのようでした


りっぱな博物館ですよ
アクロポリス博物館は長い列で、あきらめ、南側からアクロポリスにアプローチすることにしました。が、入ってから、しまったぁ。南側に入り口があるとは「地球の迷い方」には書いてなかったんだけど、南から行くということは底から丘の頂上まで、はい上がっていかないといかんのです。登りがつら~。山に登ろうというひとがこんなくらいでつら~、とか言ってたらあかんのでしょうけど。炎天下つらいよ。


モダン

外の遺跡はだれでも見える

ガラス張りでわたしには上を歩くのはきょわい


いたっ!!





















まずはディオニソス劇場

小さいながらも

王族が座るだろう椅子たち

真ん中正面に玉座が



ひもがはってあるので
座れないんですけどね

アクロポリスの丘から見たディオニソス劇場


こちらは隣の大きい、イロド・アティコス音楽堂
これを寄付した億万長者の名前がついてる

今でもコンサートなどで使われてるだけあって、
整備されてる?


絶景かな~













アクロポリス~
前述のゼウス神殿と同じように見えますが、規模はちゃいます。パルテノン神殿。修復工事中でした。ほんものは実はロンドンの大英博物館にあるのだ。でもこの高台にあったという検証するとまさに太古が見える?




ドリア式柱


パルテノン神殿
工事中

こんなだったんですねえ





少女の像(カリアティデス)の一体も、大英博物館にあるって。またポストギリシャで見に行こうっと。



エレクティオン神殿

6人の少女像
Caryatids





イオニア式柱



ただの石ではありゃんせん

貴重な石です


石切り場みたいだけど

My tube
アクロポリスの丘から」 背景でしゃべってるのは通りがかりのカップルです


パルテノン神殿とエレクティオン」 撮ってるときは気がつかなかったんだけど







アクロポリス丘から「ゼウス神殿」を望む

アクロポリス丘から「アタロス」を望む

ほとんどオブジェ
狛犬?

こっちか?

次の目的地は丘を下りて北側にある、「古代アゴラ」へ。アゴラはギリシャ語で「広場」のこと。政治の中心でもあったようです。

唯一ほぼオリジナルと完全な形で復元された「アタロスの柱廊博物館」があります。


丘から望む
全景を見ると完全さがわかる

古代アゴラ
右の四角い建物が「アタロスのストア(柱廊)」



















アギラ・アポストリ寺院

ざくろ


















寺院の中はフレスコ画満載。シャッターだめよ、と言われました。



フレスコ画
天井にも

柱にも

モザイクの床












美しい柱の並び


まさに「柱廊」







イオニア式飾り











3面になってる

2階建ての柱です


アドリアヌス帝の像



拡大!(好きね)






ヘファイストス神殿(テセイオンともよばれる)

これも、ゼウス、パルテノン版の小さいのみたい。もっとも原型を残しているらしい。天井が一部残っていて、三角の「破風の像」は残ってます。




天井残ってて



枠のところ、彫刻が

拡大

威風堂々

































もちろん、ここからもアクロポリスの丘は見えます。


見える?

上の長いのが「アタロス」






ここで午後3時。暑いし、昼も食べずに歩き詰めだし。
疲れたので今日はここまで。すべて徒歩で回れるし、ホテルへも徒歩で帰りました。途中、「アドリアヌスの図書館」を横目に、明日、明日。と呪文を唱えてたら、間違えてフリーマーケット(蚤の市)に紛れ込み反対方向へまたも、行ってしまいました。


すこ~し、て言ったのに、2キロもいれよった
2ユーロ
モナスティラキ広場に出てた果物屋さんで黄色いさくらんぼを買い込み、途中で冷えた缶ビールも買って、ホテル休憩しよおっと。


やっぱり長いので、この辺でいったん切って、こちらも休憩。→「その2」に続きます。









© Mizuho Kubo , All rights reserved.., July 2011

コメント

このブログの人気の投稿

花日記 イギリスの四季の花・初夏~夏編

イートン・カレッジ

番外編・イギリスのドア番号と家のサイン