985 バース・テルメとジェーン・オースティンの軌跡


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7月21日(日)午後、歩く会の合宿を終え、わたしはバースでもう一泊したのですが、午後からは自由行動。まず、ホテルに荷物を置いて、改めて市内の散策。




バースで有名なカフェ、入らなかったけど。アビーのすぐそばにある。





カフェもレストランもおしゃれです。


テルメに明日の朝、予約したので場所を確認に行きました。ローマン・バースの近くのはずなんだけど。

同じところをなん度もうろうろしてやっと発見。



一旦、ホテルに戻って作戦を練ります。
ホテルは大手ホテルチェーンの系列ですが、昔からのタウンハウスをホテルにした感じ。













なんと、わたしの部屋の向かい、真ん前が昨日まで止まってたアパート。
2階の部屋の窓から見えました。


バース・ストーン・メイソン(石工)とってもバースっぽい?





















アビーは一般参観できる時間が決まっているので夕方行くことにします。









5時20分ごろ入場。無料ではありません。10ポンドだったかな。

日本語のパンフレットがありました。さすが。





















この「ナッシュさん」気になるのだが、あの、リージェント通りを作った、ジョージ四世お抱えのジョン・ナッシュと関係があるのか?バースでは有名な人らしい。






ローマン・バースはここ。気になるが外からは見えない。

















併設のパンプ・ルーム






ここが新しいテルメ


あの上がルーフプール

クロス・テルメ
向かいの別館のクロス・テルメは一般には入れず、グループや平日の泳ぎのセッションで予約すれば入れる見たいです。外から中を覗くことができました。

ぶくぶく湧き出ています。
隣に小さな劇場もあり。

なんかいい感じの中庭にジョージアンの建物がいっぱい。


さて、夕食はイタリアンになりました。魚介のパスタを堪能。
デザートまで食べてまだ時間も早かったので、食後の散歩に。ジェーン・オースティン関連の昔滞在していたという住所に写真撮りに足をのばしました。
今は宿になっています


































左は宿の近くのローラ・プレイス。






7月22日(月)
朝10時半にテルメを予約していたのでそれにまず行き、その後、昨日帰りにチェックしておいた、ジェーン・オースティン・センターに行きました。
すぐ近くに「フランケン・シュタイン」の作家、メアリーシェリーのミューゼアムもありました。
マーロウに住んでた家があったけど、バースにもゆかりがあったのね。

フランシス・ホテルにも近いです。
クィーンズ・スクエアの住んでた家は番地からすると改装中。
(左)Zホテル。ここにしよかなとも思ったのだが。確かにロケーションはいい。
素敵なバルコニーのタイ・レストラン













アビー側からプルトニー橋付近へ繋がってるマーケットがあって昔ながら、って感じ。翌日、パイを買って帰りました。













右、ローマン・バースの入場料
週末29ポンド(日本円にして、約6000円!)よ!!
お風呂見るだけで入れないのに!

サイトから





ジェーン・オースティンが父親が亡くなってから住んでいたトリム・ストリートの界隈。お金がなく、安いところしか選択肢がなかったので、娼婦や酔っ払いの巣窟で酷いところだったらしい。今はおしゃれな感じの建物が並んでいます。
多分、ここかな。
以下はセンターの中です。最初に皆で一室に集められ、ジョージアンの服装に扮したダーシー卿が説明してくれました。

肖像画は4つくらいしか現存していないようですが、お札(10ポンド札)になっている肖像。

(左)10ポンド札のもの

記念切手
説明がこと細やかでジョージアン時代の人たちのアッパークラスの人たちの生活がどうだったのか、勉強になります。
コスプレもできます。




25 Gay Street
センターのあるところは住んでいたところではなく、少し離れた同じ通りに今は歯医者さんになっているのですが、住んでた家があります。




「バースの王」と言われたボー・ナッシュさんが住んでた家。今はレストランになっています。



クロス・テルメ
クロス・テルメ













テルメは携帯持って入れないし、写真も撮れないので、ウエブサイトから入れておきます。まさにこんな感じ。
平日は2時間で41ポンド。オンラインで登録してから予約ができます。

グランドフロアが受付で、同じ階に着替え室があります。アームバンドがロッカーのキーで、それをもらって着替えに。バスローブとタオルは料金に含まれています。スリッパや帽子がないので必要なら持参です。スリッパは現地で購入も可能。

トップフロアにルーフトップの屋外温水プールがありますが、シャワーがないので、はじめにトップへ行っちゃったから、ちょっと焦った。シャワーせず入っていいのか?地階にメイン・スパがあり、そこにはシャワー・トイレがありました。

トップとメインをうろうろしてて2階に行くのが遅くなり、何があったのだろうと最後に見てみるとなんと、サウナとスチーム・バスでした。3つあって、ドライなのとウエットなので楽しめます。ルーフトップから階段で降りてきたらそこにありました。
途中、カフェもあり、休憩もできます。

メイン・スパにはジャグジーもあり、流れが急なところも。
実は深さが135センチ、とあり、背の低いわたしはやっと立っていられるほど。でも歩けません。移動するには浮いて行くのがやっと。
途中で係の人に聞いたら、発泡スチロールの長い棒みたいなのを貸してくれ、それを浮輪代わりにぷかぷかやってました、これ、快適。
平日は夜、トワイライトでも使えるらしいけど、ちょうど日曜日の夜はなかったので、残念。登録しちゃったからなあ、また行かなきゃ?

(左)カフェのウィンドウの絵に気がついて、これ、ジョージ四世?じゃないのかな。その時代の風刺画ですね。



テルメを出て、朝食も食べてないので、前述のジェーン・オースティン・センター内、ティールームがあるのでアフタヌーンティーでもいこか、と思ったのですが、小さな空間は満席で、ダメでした。
パンプルームでもアフタヌーンティーをやっていますが42ポンドという値段に引いてどうしようかな。
ブランチはもう少し安いが、11時までなんですね。テルメを終わって、観光してたらもう2時半。この時間はアフタヌーンティーしかないんです。でもいいや、話のネタと入ってみました。
ステージでカルテットが音楽を奏でる中、素敵な雰囲気。そんなに混んでないのでよかったです。
さて、メニューを見ると、単品でも頼めるようでした。
甘くないサンドイッチのセットがあり、4種類くらい書いてある。スタッフに聞いたら、それだけでも頼めるというので、それと、コーヒーにします。
出てきたのが、サンドイッチ2種類が串に刺してあるのと、カニのブリオッシュサンド。ブリーニに乗っているのもカニかなあ、いくらも乗ってる。もう一つはちょっとカレー味ぽかったが、ポテトかなあ。どれも絶品でした。サンドイッチの卵はトリュフ入りで、サーモンと一緒に。
14ポンドでこんなもん?とも思ったけど、量的にはこれくらいがいいのでしょうね。
よく見ると、シャンパンを提供しているのがシアーズで、このレストランチェーンはロンドンのセント・パンクラスのシャンパンバーやナショナル・シアターにもレストランを出しています。

なるほど、クォリテー高いはずだわ。





















ウエブのアフタヌーンティー
















そして気がついたら、奥に噴水があって、温泉水を飲めるのでした。



皆そこで写真を撮っていて、持ってたフラスク持参で行きました。あまり美味しくないから、たくさん飲まない方がいいよ、ってボーイさんに言われちゃった。

紙コップも置いてあって、味見ができるのですが、確かに生ぬるくて、ちょっと味がします。
それより感動は、ローマン・バースが見えたこと。
ここ、パンプルームと隣接しているので窓から見れるのです、ただで!食事しているからタダではないが、それだけの価値あり。29ポンド払わず、ここで見れて感激。

ジェーン・オースティンもこんな風にで社交してたんだなと思うと感慨深いです。

昔はローマン・バスに入っていただろうから、上から見えたのかしらねえ。

























バースを堪能して、ホテルに荷物を取りに帰り、列車で帰路に着きます。
バースの駅のホームにはいたずらカモメも。


(右)途中のチッペナム。ここで泊まろうかとも思っていたのですが。

ここまでくればもうレディングはすぐなのでした。

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