794 ロンドンにできた讃岐うどん屋さん

7月26日にロンドンにオープンした讃岐うどんの店、丸亀製麺に木曜日に行ってきました。オープニングの1週間はうどん1杯無料サービスを5000人に提供、と言うのです。



友人から、丸亀が無料うどんを出すらしい、と聞き、別の友人がクラブメンバーになりました、と。メンバーになると、無料でうどんが一杯、料金の制限はありますが、オープンの1週間以内に行くと、食べられると言うのです。

日本の大阪、実家の近くのショッピングセンターのフードコートに丸亀うどんがあり、姪っ子が美味しいよ、と言うので行ったことはあります。セルフ式で、うどんを選び、天ぷらなどのトッピングを足して楽しめます。かき揚げがすっごい大きいの。

わたしは大阪人なので、うどんは細くて柔らかいのが生まれ育った好みですが、讃岐うどんはまたコシがあって別物ですが、美味しいと思います。

さて木曜日はお昼の開店すぐを狙って行ったのですが、時間を間違えてて11時過ぎに着いたら一番でした。友人が営業は12時からなのになんでそんなに早く行くんだろうと思っていたようです。

でもね、すごく腹の立つことがあったのです。うどんではなく、待っている間の列での出来事です。

一番前に陣取って喋っていたのですが、後ろに列は出来てきて、30人くらいは並んでいました。並び出して15分ほどすると、わたしたちがドアの前から並んでいるのに中国系の男性が一人、わたしたちの前にやってきて立つのです。「列に並んでるのよ」と英語で言ったのに空返事で、動かず、まあ後で後ろに行くのだろうと思ってたら日本語で電話をしだし、どうも待ち合わせしているようで、しばらくすると、その日本人女性がやってきました。

「あら〜一番だったの」って。彼女は賞賛の眼差しで彼に話しかけます。この時点で20メートルほどは列ができていたから当然でしょうね。でも、彼は一番じゃないよ。一瞬、髪の毛逆立った気持ちになったわ!

思わず二人を睨んだのですが、動じず。メニューに何がある、だの、丸亀、って発音しにくいんだよね、とか日本語で話しています。彼は訛りはあるけど、日本語はわかるようです。しばらくすると、今度は白人男性が「ハーイ」って感じでやってきました。彼らにジョインしようとしたので何?3人め?これは許せんと、ついに口火を切ります。元々の中国系にいちゃんに向かって怒りました。

「あの〜貴方ってわたしたちのあとでしたよね、並んでるのよ、って英語で言いましたよね」と、かなり強い口調で言ったら何をボケているのか「え、こっちが前ですかって」

しらばっくれるなよ!見たらわかるやろ。

絶対わかってて割り込んだよね!めちゃくちゃ腹が立ちました。

優しそうな?女性二人(わたしたちのことよ)なら割り込めると思ったのか?信じられん!そそくさと3人で後ろの方に行ってしまいました。まるで「かまいたち」の漫才のネタみたいだと思った次第です。

わたしたちの後ろの中国系の若いグループもそいつのこと変な目で見てました。みんな並んでいるのに。初めから列の後ろについてればもっと早く食べれたのに。わたしたちが食べ終わっても奴ら、まだ並んでたわよ。1時間くらいは待ったはずです。ざまー(おっと失礼)

12時になってドアが開き、マネージャーのような男性が、中のスタッフに「用意いい?開けて大丈夫?」など何度も尋ね、タッチレスの体温計でまず検温。またうどんの取り方などを説明してくれます。

カウンターが並んで、セルフになっていて、まずうどんを注文します。わたしたちは「釜揚げ」を頼みました。これが一番安いのですが、日本のテレビ番組で丸亀さんイチオシ、と言っていたので食べてみることにします。その後がトッピングコーナー。天ぷらがずらっと並んでいます。エビ大きいなあ。かしわに、野菜もアスパラガス、ズッキーニ、さつまいもなど。かき揚げもでかい。かき揚げとエビで悩んだけど、初回だからエビにして、アスパラとかぼちゃのコロッケを追加しました。

卵の天ぷら、煮卵、温泉卵、と卵は3種類もあり、友人は煮卵が欲しかったのですが、なくて、スタッフに聞いても知らないようでした。うどんのキッチンに日本人らしい人はいたけど、あとは全部ノン・ジャパニーズ、と思います。

飲み物は生ビールを頼んだのですが、コップを置いて底から入れるドラフトの機械がうまく作動せず、時間がかかりました。それにハーフ・パイントと言ったのに、パイントで来た。ま、ええっか。

ウェブから

最後にお会計で、前もってダウンロードしておいたメンバーカードを携帯からスキャンして、カードでお支払い。£5.95までのうどんが無料になると言うことだったので、トータルからその分引いてくれるのかと思っていたら、うどん分(釜揚げは£3.45)だけ無料で、後のプラスはお支払い。だったら、カレーうどんなどの5ポンド程度のうどんを頼み、追加天ぷらにしたほうがお得だと思いました。せこい?

さすがに、日本にあるような明太子や生姜の天ぷら(大阪人!)はなかったのですが、ほぼ、日本にある品揃えです。うどんも美味しかったです。「釜揚げうどん」は木のお櫃のようなのに入って出てきました。熱々。天ぷらも揚げたて。でも写真を撮るの忘れてました。


違うなあ、と思ったのは、ネギや天かすがおいてあるコーナー。調味料がチリや、オイルなど、日本ではお目にかかれないような品揃え。ここは無料で盛れますが、取り皿が小さいので、思いっきりは取れない。ネギと天かすのみ追加しました。かけうどん頼んで、天かすとネギだけでも十分なんですけど。

店内は広くて、そんなに混み合っている気はしません。並んでいるお客さんも人数を見計らって順番に入れているようです。日本人らしき人やアジア系が多いかな。子供連れもいます。場所柄、並んでいなければ、シティの会社員などがお昼に来るのでしょうね。

片付けるのもセルフにすれば節約できるのにね、と話してました。スタッフがそこここに暇そうに突っ立っていて、あの人たちは何なんだろうと思っていたら、終わった人のお盆を下げていくのでした。
1時間くらいで、店を出ましたが、まだ並んでいる人の列はありました。

さて、いつまで続くかな、ですね。ロンドンは最近の和食ブームで、レストランやラーメン屋が増えていますが、和食の店も、コロナの影響で変わったり、つぶれたり、また新しくできたり、が続いています。




帰りのウォータールーの駅で見た
ユニオンジャックのミニ
ここは日本でも安いのですが、ロンドンにしては破格の安さ。若者層を狙っているのでしょうけど、安く、美味しいものを提供し続けてほしいです。













スタンプ6つ集めたら1個無料らしいですが、30日という制限があるので地方のわたしにはちょっと通える立場ではありませんが。
イータリーでつまみとワイン
うどんの後、近くのEataly イータリーに行きました。7月初めに来たので2回目ですが、ここも5月にできて、イタリアの食材、ワインなどを売っている大きなマーケットです。中にレストランやカフェもあり、楽しいです。
コーヒーとお菓子をいただいて、食材を買い、ワインとつまみで堪能しました。
ロンドンにいながら、うどん→イタリア、の旅が続きそうです。



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