533 テムズを歩く 8月20日 観光編 エィヴリーとレイコック
Lacock Abbey |
前の記事「532 テムズを歩く 8月19日」に続きまして。
さて翌日は付近にリーダーの車で観光に行きました。
8時に朝食。朝食はコンチネンタルで、ホットなイングリッシュブレックファーストは6ポンド追加で頼めたけど、夕食がすごかったので、わたしはコンチでおっけー。クロワッサンは温めてくれてたし、置いてあっためちゃ分厚いハム(ガモンかな)がめちゃ美味しかったです。ヨーグルトもなぜか同じイギリスと思えない美味しさ。異国に来たように美味しかった。田舎ってすごいわ。
リーダーはまず、また補歩をする一人をニューブリッジまで送って行き後の3人で町を引き続き散策。
3人でかしましく、昨夜見かけた4つ塔のある不思議な教会に行くことにしました。
聖サンプソン教会
Sampson って、聖人の名前だけど、意味は湧き出る、だって。テムズの最初の町、だもんねえ。なりホロ。
塔が4つあるんです |
St Sampson's Church |
素敵なコテージが隣に |
一人が不思議なものを発見!
小さな縄ばしごはどこへ行くのであろう?
Welcome Gnome とあったの。Gnome (ノームと読むらしい)ってなんだろうと調べたら<地の精>だって。小人の妖精みたいなんかな。
ハイストリートに戻りまして、また散策。
この町には、うさぎがいっぱいいるのだぞ。
ヘア探し |
ウィンドウのでかうさぎ |
これはクリックレードの町を表してるなあ、と思ったら、観光局の建物の前でした。
昨日見た時計塔がお腹に |
ひまわりが素敵 |
町の地図 |
ゴミ箱にも町の紋章が |
リーダーが帰って来たので、出発。
休む間もなくクリックデールから車で30分ほどの、石の古墳のあるエィヴリー Avebury というところへ3人降ろして、補歩の一人がタドポール Tadpole へ終着するのを見計らって、お迎えに行き、ここで合流するという手はず。リーダーさま、両日フル始動です。
高速の途中で丘の壁面に描かれている白い馬を見ることができるということで、見た!
車窓からなので画像がクリアでなく、見にくいですが、右手真ん中の緑の中の白いの、わかるかなあ。。
エィヴリーにはストーンヘンジがあるのです。ストーンヘンジといえば、普通はソールズベリ近くのアレを皆さん、考えるでしょうけど、ここにもあるのですよ。
昔は埋まっていたのを発掘したらしく。
かなりの規模で、石のサークルの中にまたサークルがあるという。この辺り、かなりの範囲で石が点在しています。
11時半ごろ到着し、石を見ながら散歩の感じ?
レッドライオンパブ |
ナショナルトラストの管理する納屋(バーン)もあって、カフェやショップもあります。石の案内をもらおうと思ったけど、毎時発のガイドツアーは所要1時間で一人3ポンドということで。結果自分たちで回ることにしました。
こういう大小の石が点在しているのです。男と女を表しているとか?
ウィルトシャーはパワースポットが点在しここもその一つ。パワーもらえたかな?
The Barn |
5種類のコウモリがいるという大きなバーン。
穀物などを貯蔵してた納屋ですね。
チケット売り場になっています。
道路を挟んで向かいにも広がっています。
真ん中の石、親子で登ってるの。 ヒンシュクやで。 |
こちらは不思議な格好をしたが 癒しの?石にずっと座ってます |
パ・ノ・ラ・マ |
朝を軽くしたわたしはお腹が空いてきて、パブは一つしかここらにないし、混んだら嫌なので、早めにお昼しようよ、と二人を巻き込みます。すでに広いパブもいっぱい気味で、食物のオーダーしても出てくるのは1時間待ち、と言われます。リーダーと一人を待つし、ここはしっかり居座ろう。窓とバーに近いテーブルがちょうど空いてラッキー。陣取り待ちますがバーの列は増えるばかり。
でもまあ、30分ほどで出てきました。注文に遅れた一人はちょっと待ったけど。
シーバスとホタテのリゾット |
海鮮フライ・ミックススペシャル |
途中でテーブル移動。
上から |
入った時は別の人が食べていたのですが、空いたので移動!食べてる間も見にくる人がいます。
17世紀に市民戦争で兵役を終えた夫が妻に知らせず帰ってきて、妻が浮気している現場を発見!間男を射殺し、妻も殺してこの井戸に投げ込んだんですって!その幽霊が出るらしい。
特等席だよ。
いくら指定席料金払ったの?って聞く人が。
骨つきリブロースト |
レイコックに行く前に、近くのシルバリーヒル、という古墳?を見に行きました。
ここは登れないのですが動物の骨などが発見されたという。
ここは駐車場があって、この古墳を見る写真スポットだそう。
向かいの丘には登っている人もいましたが、わたしたちは時間もないし先に行くことにしました。
そのあとレイコック Lacock の村に。ここには有名なアビー(僧院)があるのです。何で有名かというと、ハリポタの映画のロケに使われ、アビーの内部がホグワーツ魔法学校の内部として撮影されたんです。
映画好きな人はすぐわかるかな?ハリポタファンのメンバーの一人は、思ったより小さいと言ってました。写し方がうまいのね。
院内地図 |
レイコック・アビーの歴史。
ナショナルトラストのサイトから、抜粋。
元々修道院として、12世紀にソールズベリ伯爵夫人エラ Ela, Countess of Salisbury が創立。
ハリーが走ってきそうな回廊。
1533 年に自分の勝手な理由でローマ・カソリック教会と断絶したヘンリー8世により、支配下の教会は全部閉鎖されこの歴史あるアビーもそうでした。
1540年、William Sharington が購入、住居として改築。1400年代に作られた石のクロイスター(回廊)は壊さず残してくれたので現在、わたくし達も見ることができます。ハリポタの映画でも使えましたね。
回廊からの眺め |
1574年9月にはヘンリー8世の娘、エリザベス1世もここを訪れ、宿泊した、とか。
その後、ウィリアムの姪が夫と相続し、のちの子孫、Talbot 家の所有となります。
19世紀、写真のネガを発明した、フォックス・タルボットWilliam Henry Fox Talbotがここに住んでいました。
彼は生後5ヶ月で父からここを相続したものの、財政危機で、貸していたと。アビーには1827 年に移り、亡くなる1877年まで住んでいます。アビーは今、ナショナルトラストの管理のもと、 1833 年にここでネガを発明したミューゼアムになっています。彼は奇しくも、アビーを創設したエラの子孫でもあるそうです。
台所 |
古いアイロンが |
昔の家事インディケータ 何が不足とか表にしてある |
ネズミがいるの!
どこにネズミが隠されているかな?見つけてみよう!
の子供向けアクティビティ。
娘の部屋。
レトロなタイプライターがカチャカチャと音を立ててました。
イタリア製の石の椅子 |
彼の書斎 |
広い居間にはピアノ、ハープなどの調度品が。
ヴェネチア製シャンデリア |
塩コショウ入れ、こんなん欲し! |
1836年に科学者たちを集めて開催した晩餐のテーブル。
天井にある紋章 |
椅子が素敵 |
見学が終わる頃には雨になってしまいましたが、村の中の、ある家を探しに!
映画ではハリー幼少期のパパママの家として撮影された「個人のお宅」なんです。
アビー隣接だった納屋 Barn |
戻ってきたら閉まりかけてました |
村のパブ またもレッドライオン |
村の地図 |
ハリポタ・フリークのブログの写真を頼りにウロウロするが、似たような家が多くて、よく分からない。通りで自家製のジャムを売ってたおじさんに聞いたたら教えてくれた。
ごめんね。おじさん。何も買わんで。
そういうところで売ってたら観光客に絶対聞かれるでしょ。それを餌に売り上げてるのかもしれんけど。
可愛い村並みなんです。 |
どこも絵になる。撮影にぴったし |
不思議な生垣・お城? |
軒先でのラベンダ売り お代はドアのポストスロットに入れてだって。 |
ベーカリー(パン屋さん) |
その家は教会の奥の、さらに奥まった通りのどんつきでした。生垣が高くて全貌は見えないけど、同じように探しにきてる親子連れもいました。皆、やっぱ探すんや。わたしたちが写真を撮った後にも別の観光客が待ってました。
これです。 |
ハリポタロケ地を探す、日本の代理店のロンドンからの日帰りツアーもあるらしく。
パブを兼ねたお宿 |
村は本当に、そのままで、映画のセットになるような、可愛い風情です。むかぁし来たはずなのだが、隣接の納屋は覚えてたんだけど、アビーに立ち寄ったかどうかは覚えてない。おそらく入ってないかも。ハリポタの前だったのかもね?
この見学した翌日から9月16日までは映画撮影のためは入れないんですって。よかった。行っておいて。
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© Mizuho Kubo , All rights reserved.....August, 2017
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