190 クリスマスランチのためのウォーキング

フットパスの標識
「歩く会」のウォーキングは月いちのベースですが、わたしはたまにしか参加しない怠け者です。ひとつには、けっこうほかのイベントと重なること(土・日はオペラが入っていることが多い)、東の方の集合だと、日曜日の朝、西から早くでるのがおっくう。しかし今年は毎年12月の行事、クリスマスウォークのリーダーを仰せつかったので、地元の利を生かし、メイドンヘッドからマーロゥへ。腹ごなしに歩くのにちょうどいい距離ということもあり、また、以前から行きたかったマーロウ Marlow のミシュラン・レストラン The Hand and Flowers を終点にランチを企画しました。

霜が降りてる

このあたりはかわいい村が多く、ぐるっとテムズを眺めながら歩くこともできるのですが、冬は日が短いため、3時間が限度。メイドンヘッドを基点に、さあ、どうやってマーロウまで行くか。いろんな方法はあり、道路を歩くのはいやなので、フットパスを辿っていきたいのですが、なにせ、方向音痴のわたしですので。下見は3回半、しました。地元なので、計画した行程を同じ時間かけて歩き、帰りは電車で戻ってくると。途中までもしくは途中からバスに乗るということもできるのですが、なにせ、田舎のバス。一時間に一本しかないし、日曜日は運行がありません。なので、最後の下見の半、ってのは途中の確認したいところまでいって、帰ってきたので、往復で3時間。

さて、当日は寒い日で、8時45分に駅集合。フィールドのフットパスまで行くのに住宅地を40分くらいまず歩くのですが、雨も降り出しました。おまけにアスファルトの歩道はところどころ凍っていて、つるつるしています。普通のスニーカーのひとはこわそうでした。
やっと、フットパスの入り口に入り、芝生になりますが、前日の雨で、下はぬかるみ。このあたりは犬の散歩にくるひとが多いのですが、今朝は状況を知ってるからなのか、だれも歩いていません。
ミスルトー(宿木)
「ロビンフッドの休憩所」とあるナショナルトラストの看板を見て、ロッジから、また別のフットパスに入ると、先週はなにごともなかった道に、大きな木が倒れていて、道がふさがれています。横手のブッシュを出てまた入り直すということを2回しました。風でなぎたおされたのか、幹が腐っていたからなのか、わからないですが。



Stubbing Farm

Hurley へは左

BCA のりっぱな建物

乗馬しています


なんとか、Stubbing 農場まででたら、次は バークシャー農科大学 BCA です。りっぱな建物に、広い敷地。敷地以内にフットパスまで通っています。High Wood を上りきると眼下にハーリーHurley の村が見下ろせます。
ハーリー村を望む









ハーリーはハイストリートが一本あるだけの、小さな村ですが、テムズ沿いで、水門 Lock  もあります。






木の橋が多い

水門

この橋がこわかったっす。つるつるで

テンプル橋







向かいの住宅は全部プライベート

ビシャム・アビー

右上はビシャムのオール・セイント教会

プライベートの中之島、テンプル Temple 島を見て、向かいにビシャム Bisham のアビーを望むとあと少しでマーロゥですが、ここですでに12時5分前。ランチの予約は12時からですが、ここから、まだ20分はかかる。
水門にかかる、木の橋が凍っていたり、テムズパスがどろどろの水たまり化していて歩きにくいことこの上なかったというので、時間がかかってしまいました。
なんとか、レストランにたどり着き、無事ランチを堪能できました。

こちら左はマーロゥのオール・セイント教会

絵になる景色

The Hand and Flowers
ランチは3コースのクリスマスランチが25ポンド。アラカルトも取れます。

時期が時期だけに、せまい店内はひとで賑わっていました。テーブルセッティングもかわいくクリスマスらしいつくりで、でてきた、お皿のひとつは和の食器。別注の木の器も趣があり、凝ってます。

メニュー>
Terrine of Duck a l'Orange with Plum Chutney
Whole Roast Poussin with Honey Roast Parsnip and Bread Sauce
Christmas Cake Trifle

前菜のダックのテリーヌ
右がプラムのチャツネ

お皿は和食器

メインのプサン(若鶏)
ブレッドソースがまた美味しかった

トライフル
これも微妙ないいお味
アラカルトで取ったひとの Sea Bream(鯛)
歩いているときから、メンバーの中からおなかすいたコールが相次ぎ、さぞ、ランチはおいしい、と思いきや、満足このうえなかったです。
実はこの日撮ったのはランチの写真のみ。宿木(やどりぎ)以外の写真は下見のときのです。

Shelley Cottage
ここで執筆されました

ランチのあと、おまけで、レストランのある同じWest Street に「フランケンシュタイン」の作者、メアリー・シェリーが執筆のとき住んでいた家 Shelley Cottage を見て帰りました。個人宅なので、中にはお邪魔できませんが、プラークが(ブルーではないが)出ています。
みなで駅まで戻り、そこから電車で帰路に。ロンドン組はメイドンヘッドで乗り換えて解散でした。おつかれさま。


歩いたのは、土曜日、12月17日でした。

© Mizuho Kubo , All rights reserved.., December 2011



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