落ち込みたくないので

陽が沈むのを撮りたかったのだが

 また大きな地震があったようですね。心配しています。

上半分の赤いところにアーチスト
たちの名前が。白抜きで
Music heals と綴ってあります
(音楽はこころを癒す)
 こちらロンドンをはじめ、イギリスでも日本人や日本の団体が地震関連のチャリティをやっているのが鈴なりなのですが、イギリス人のアーチストたちがコンサートやって、その収益を日本の赤十字に寄付するという。Songs for Japan. 先週コンサートやったみたいなのね。今はその CD が売り出されております。
 イギリス政府がミネラル水を100トン(ってどのくらい?ペットボトル20万本分だって!!)空輸したとか、フランス政府は防災服ならぬ、防放射能服?とホウ酸100トンやて。


クロッカス
 イギリスは何でもチャリティはおちゃのこさいさい、のお家芸だから。
 アフガニスタンの洪水やら、貧困やら、今度は日本の地震見舞いと。えらいなあと思います。わたしには何もできないけど、会社とメイドンヘッドでほんのちょっと寄付だけしました。芸能人のようにお金で済むことなら言ってくれぃ、って言ってみたいもんだけど。たいしたことできなくて悲しいもんです。航空会社のマイルとかで寄付することもできるらしい。あるメーカーのポイント集めてたけど、それでもできるらしい。やってみよう。今度。

 でも、何かしたい、という気持ちがあれば、いい、とだれかさんもエッセイに書いてたのでそれを読んで感激していました。いろんなひとのブログや記事も読んで、会ったこともない、ニューヨーク在住のオペラ好きのいち日本人が遠い祖国のひとが被災した、ということにショックを受け、地震でずっとオペラなんて観る気がしなかったのが、チケットを買ってたから、行く気はしなかったが、喜劇だから行こうと思って、やはり行って楽しかった、行ってよかった、と。なんか、わかる、その気持ち。遠くから見守ってると思うだけで、なんか、こころがあったかくなりました。正直に言うと、今週末メットオペラの中継映画館にまた行くのですが、その題目のあらすじを探していて見つけたのです。この在ニューヨークのひとと同じ舞台を映画館の中継で見るわけです。同じ気持ちになるかなあ。彼女のブログも載せたいけど、またコピペすると文句言われるのでやめときます。


映画館 Gate Cinema
 そういえば、3月の19日にもメットオペラ中継見に行ったとき、地震直後だったけど、何も言わないのかしら、と思ってたら、そのときの司会役、アメリカ人ソプラノのルネ・フレミングだったんですが、彼女がしっかり、「日本のオペラファンのみなさん、地震のニュースを聞いてお悔やみ申します」と(かなり意訳だが)言ってました。 この HD 中継は日本でもやっているはず。
 
 遠くにいるからこそ、よけい、気になるのですね。こういっちゃ悪いけど、中国の地震やアフガニスタン、ニュージーランドで地震があっても、そこまで、気にはならないです。
 落ち込んでばかりいても仕方ないので、わたしのできることをします。
 楽しい、なごむ(っつぅか~笑える?)、「ブログ」をどんどこ、作ります。
 関西大震災とは違う、というけれど、津波こそなかったけど、被災したのは同じ。あのゆれを、怖さを、体験したのです。死ぬと一瞬でも思ったのはまだ2回しかない。ロンドン・テロのときと、大震災のとき。けがをしなくてよかった、命があってよかった、家も大丈夫だった、んだけど、気持ちは同じと思うのです。きれいごとではすまないし、がんばってくださいね、というのもおこがましいのですが、遠くにあって、思っているだけでお許しを。

 最近、FCO (日本の外務省の海外安全インフォみたいな業務をやっているイギリスの政府機関)の渡航情報も、日本への渡航は今までの「不要不急の渡航は避けるよう」から「行ってもいい」のフツーに戻りました。食料や放射能については日本の政府の情報に従うよう、とのことです。


飛行機から写した大阪上空
  日本の空に関する国土省の説明冒頭を読んで涙でたし。これはコピペしていいだろう。正しい日本語では「引用」と言うのでしょうけどね。

 現在、日本は、去る3月11日に発生したマグニチュード9.0の地震、それに続く大規模な津波、さらに津波による原子力発電所の事故など、未曾有の規模の災害に立ち向かっています。この過程において、これまでに国内外から示された多大なる善意に心から感謝申し上げます。

© Mizuho Kubo , All rights reserved..April, 2011

コメント

  1. 政府も、地震津波の被災の問題と、原発事故による派生被災の問題は分けて考えた方が良い、と言うようになりました。現在被害被災の範囲が決まっていない問題で、多くの潜在的な被害者がありうる問題ですから、それはそれで順当と思います。消費社会資本主義というのか、関東以北産というだけで、食料品が市場でそもそもせりにかけることを拒否されたりしていますが、他方では、大丈夫な福島の野菜を食べましょうセールというのもあり。このへんが、昔の「こわい、きたない」風評被害とは違うところでしょうかね。市場関係者に消費をコントロールされることを消費者が拒否しはじめるのなら、それはとても良いことだろうと思います。

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