556 マッシモ再び オペラ・トスカ
2月26日月曜日から、それも雪になる前の寒い日だったのですが、勤務後、ロンドンへ。5年ぶりにロイヤルオペラハウスにでるマッシモくんのためです。
マッシモはご贔屓のテノールで、ドイツを基点に活動しているので、なかなか生で見れません。
前の記事は 2013年のこちらをどうぞ「ロイヤルオペラハウス・マッシモ月間」
アンジェラとも2014年にウィーンの国立オペラ座で共演。
「ウィーン国立オペラ座のライブ中継」でどうぞ。
アンジェラのドレスは白 |
演目はプッチーニの「トスカ」
今年は3キャストで、歌姫アンジェラ・ゲオルギューも2回だけご出演。
彼女の日程は1月の終わりで観に行きました。相手役はジョゼフ・カレージャでした。その時のスカルピア役はジェラルド・フィンリーだったんだけど、いい人すぎて悪役に見えない。。。
当初売り出し時はマッシモくんは2回だけご出演、で2月の26日と3月3日のマチネ。
5年前は4回でて、4回全部行ったんだけど。
今回は月曜日だが頑張って行くぞ、と買い、3月は土曜日で最終日のマチネだからまた出待ちができるかな、と友人二人も誘い、購入。
すっごい楽しみにしていたんですよ。
そしたら1月の終わりに突然キャストチェンジ!
3月3日は他の人になり、彼は2月22日になったのです。木曜日で、すでにチケットは満席。毎週金曜日にチケットのリターンがあるよ、と聞いて、チェックするも195ポンドのチケットしか残ってませんでした。いくらマッシモでもちょっと無理!
だいたい、マッシモ・ジョルダーノのサイトのスケジュールを見ると、2月26日と3月3日がロイヤルオペラハウス(ロンドン)で、その間の3月2日とすぐ後の4日にドイツ(と思ったけどストラスブールだからフランスだ)の公演が入っているのよね。行ったり来たりするんかと思ってたら。やっぱり。
東京では<カルメン>のホセ役。
3月 |
去年は東京に行ってるんですよー。知らなかった。5年前に出待ちで会った時は日本語で
「お疲れ様〜」と言ってくれたんですが。
指揮者も2キャストで、1月は違う人だったけど、2月、3月は往年のテノール歌手で最近はバリトンに転向、今や、指揮者、プラシド・ドミンゴ。
マッシモくん、髭を生やし、ちょっと太ったかな?
26日は声もよく出て、またいい声になってましたわ。
5年前は2つのアリア、4回とも全く拍手もらえなかったのに(うまかったのにぃ)この日はカヴァラドッシはじめのアリア<妙なる調和 Recondita armonia >で、拍手!
3幕目の<星は光ぬ E lucevan le stelle > は音楽の切れ目がないから拍手入れようがないけどね。
左がマッシモくん |
真ん中、指揮者ドミンゴ |
なんか喋ってます |
こっちは3月3日のキャスト。
テノール以外は同じ。
指揮者プラシド・ドミンゴ |
トスカの2幕目以降のドレスはアンジェラは白でした。他のソプラノは皆差をつけてこのグレイ、らしい。グレイの方が模様がよくわかるんだけどね。
トスカの2幕目のアリア<歌に生き、愛に生きVissi d'arte vissi d'amore> セラフィン嬢は26日、泣き崩れて膝ついたまま歌いだしたの。普通は後ろのでっかい彫刻に向かって歌うと(アンジェラ歌姫の時はそうだった)思って、あれ?振り付け変わったのか、と思った。
3月のマチネではトスカ、立ち姿から歌い出しましたが、最期また崩れましたで。
ある友人は同じ舞台何度見ても同じやん、っていうけど、いや、違う。
その時でやはり人間やから、同じには絶対ならない。オーケストラとの合わせ方も違うこともあるし。これが生のライブ公演のいいところでしょうねえ。
マッシモくん、一度しか観れませんでしたが、今回は3人のテノール、2人のソプラノとバリトンを比較させていただきました。
またロンドンに来てほしいわ。待ってます。
© Mizuho Kubo , All rights reserved.....February, 2018
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