350 夏はガーデン、クリブデンでランチ


クリブデンは17世紀の貴族の館でオリジナルは1666年のものだそうですが、結局、火災で1795年と 1849年に2度までも焼け落ちたため現在の屋敷は19世紀(チャールズ・パリーが1851年にデザインして建築)にパラディアン様式(また出たぜ)として復活。2代目バッキンガム公 (Duke だから公爵だわね)もからんでおります。



1920 年代には Astor 家の夏の離宮として、活躍。チャールズ・チャプリン、第二次大戦中のヒーロー首相、ウィンストン・チャーチルなど、有名な俳優、名士、政治家などがこの屋敷を訪れています。 スキャンダラスな逸話もあったそうですが、いまや昔。

1984年にホテルになり、現在に至っておりますが、ナショナルトラストの敷地でもあります。このホテルは一泊450ポンドですぜー。

歴史はともかく、ナショナルトラストのおかげで、一般人でも拝見できる昨今です。かねてから庭園だけでも拝みたいと思っていたところ、レストランのオファーを見っけました。

3コースのランチで、グラスシャンペン付き!£35 というオファーがあったのでそれに行って参りました。お館の中は拝見しておりませんが。食だけのレポートということでご勘弁くださいませ。

早めに着いたので、庭園をしばし散策

金時計です


南に面した庭園

レストランです



 お突き出し
ハモスと薄いパン

Taittinger のシャンペンでございます。
シャンペンなのにテイスティングまでしたよ。
No とは言えんじゃろう。
んちゃ、美味。バブルの速度も良好!

前菜
サーモンのリエット
細かく切ってあるだけなんですけど。

前菜
アスパラガス
旬ですけど。

メイン
ギニアフォール Guinea fowl
ほろほろ鳥です


メイン
さかな。
エイひれ。
Skate Wing

メインは両方とも、ちと味が濃かったっす。

デザートで
カスタード・タルト

アーモンドとラズベリのパンナコッタ

デザートは2つともおお◎。
フレンチとはいえ、イギリスで生きるためにはプディング(デザート)が良くないとだめなのねえ。

コーヒーはいつもマキアートなんです

プチフール
甘いのよ、これが


















ナショナルトラストなので、レストランでランチを取っても別途入園料を加算されるのですが、せっかくやし食事のあと腹ごなしに広大な庭園を散歩できます。


フランス式庭園?
右の方がテムズ川のはず






イチジク!




fox crabとか言うらしいんだけど


ピンクが綺麗

石楠花?



スパの前にも庭が





れんげやねえ











昔のひとは優雅やってんねえ

しばし、俗世間を忘れ、昔の貴族の雰囲気にひたれたひとときでした。

© Mizuho Kubo , All rights reserved…June, 2014

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