ちゃちゃ入れオペラあらすじ
いきなり、ちゃちゃいれするのがわたしかなあ。 オペラのあらすじには、納得のいかない、っつうか、なんでやねん?という展開がまま、あって、それが面白いといえばおもしろいのですが、いつも、はらはら、どきどき、ちょっと、それ~ってないんちゃう?が多いのです。特に悲劇。オペラは男女の恋の物語なんだけど(主に三角関係・きゃ)、悲劇だからハッピーエンドにはならなくて、それがはがゆいっつううか。ハッピーエンドになったらオペラにならないんだろうけどね。衣装やステージはいくらでも演出で変えることができますが曲と言葉(歌詞)は変えられないのでねえ。 なので、ついついちゃちゃいれしてしまうことになります。 正統派あらすじをつくろうと思ったんだけど、やっぱり、今の時代にあう、わかってもらえるには、ちゃちゃいれるしかないか、なあ。それがオペラ、かも。でも、納得いかない、ことが多いのです。といいながら、それも楽しんではいるのですが。 アンジェラ・ゲオルギュー 納得いかない、その1 たとえば「椿姫」と邦訳されるヴェルディの「ラ・トラヴィアータ」イタリア語の意味は「道を踏み外した女」という日本語の題からは想像できないような衝撃的な意味なのであります。 パリの貴族を相手にしている高級娼婦である、ヴィオレッタが恋されたのが、若造のアルフレッド。百戦錬磨の彼女も真摯な彼の情熱に負け、一緒に暮らすことになります。ソプラノとテノールが恋し。ここで、アルフレッドのお父さん、登場。バリトンが邪魔をするっていうオペラの定番。自分の娘(アルフレッドの妹かな)が結婚するのに兄が高級娼婦とつきあっているなんてことがわかると世間体が悪いってんで、別れてくれと言いに行く。ヴィオレッタは泣く泣く、自分の余命も少ないことに気がついているので、それを受け入れ、アルフレッドを愛していないふりをする。かわいそうなのは何も知らないぼんぼんのアルフレッド。裏切られたと思って恋人をなじる。ついに、ヴィオレッタは持病の結核?をこじらせ瀕死の白鳥。 すべてがわかり、駆けつけたときには彼女は死んでしまう。 おとうさん、反対しておいて、お前がそういうから死んでもたんや。って言いたいわ。 お前が反対していなかったら二人とも苦しむことはなかったんやでぇ。 二人がハッピーに、まあ、ヴィオレッタはいずれ死ぬのでしたでしょう